たくさんの思い出が詰まった車中泊の旅。
楽しいこともあれば、大変だった思い出もありました。
今回は車中泊旅を振り返り、
マジでピンチ!と思った体験談をいくつか紹介したいと思います。
駐車券紛失
最初に紹介するのは、駐車券紛失です。これ、かなり焦りました。
終日定額料金で何回も出入り自由の無人コインパーキングを利用した時のこと。パーキングを出ようと駐車券(フリーパス券)を探したところ、見つからない!あれ、、さっきまでドアのくぼみ部分に入れてあったのに。
「思い出すんだ!」
記憶をたどり車内大捜索するも見つからず。これは、やばい、駐車場から出られん。駐車券紛失したら料金どうなるんだろう。もしかしたら朝まで待たないといけないの。かなりのショックです。
勇気を出して料金所に設置してある24時間対応の電話で連絡してみることに。はじめての緊急電話でドキドキですね。
オペレータ「・・・・・です。どうされました?」
自分「すみません、、駐車券を失くしました。。」
オペレータ「駐車券の紛失ですね。」
自分「はい・・・」
オペレータ「何日ぐらい駐車されていましたか?」
自分「フリーパス券を利用していて、今日来て今日失くしました。最初に入出庫した時の領収書がありますが・・・」
オペレータ「フリーパスのご利用ですね。それではゲートを開けますのでお待ちください。」
自分「すみません。次は失くさないように気を付けます。」
オペレータ「ご利用ありがとうございました。」
(ウィーン・・ゲート開放!ブゥオーン 無事出庫)
あぁ~世の中には神様がいるんだ。。そう思えた瞬間です。オペレータの方が神様に思えました。もし終日定額の駐車場じゃなかったと思うとゾッとします。
その後、駐車場でウェイクを撮影した写真があったので見返してみたところ、何かが写っている!よーく見てみると駐車券らしきものが。ドアを開けた時に落としちゃったみたいです。
車周辺も探したけれど、強風で飛ばされてしまい、気付かなかったようです。
これからは駐車券を紛失しないように、室内の蓋付き小物入れスペースに入れるようにしました。駐車券の保管はしっかりと!
ピンチ度:4■■■■□
除湿剤液放出
夏の車中泊は暑くてジメジメして不快。ジメジメだけでもなんとかしようと設置した除湿剤ですが、これが大変なことになるなんて。
数百円で手に入る家庭用の除湿剤を車内でも使えないかと思い設置してみました。ケースの中に水がどんどん溜まるタイプですね。運転席シートの下の隙間に置いてみることにしました。
しばらく時間が経ち、何気なく後部座席の足元を見たところ、水浸しになっている!そして思い出す、除湿剤の存在を!満水になった除湿剤が倒れ、上面フィルムから水が漏れ出していました。すぐさま雑巾で拭き取るが、なんか水とは違うぞ。。ベタベタするし拭いても拭いても出てくる。。
そう!これ、水じゃなくて除湿剤の成分、塩化カルシウムが溶けた液体とのこと。海水中にも含まれている成分ですね。気にせず素手で拭いていたらえらいことになっちゃいました。「手が赤く腫れてめちゃくちゃ痒い~!」手洗いしてしばらく我慢したら直りましたが、思い出すだけで痒くなってくる。
これ以降はこのタイプの除湿剤を使うのをやめました。そもそも車内で液物を使うなんて厳禁ですね。しかも固定もせず、忘れてメンテもしないなんて。除湿剤を見る度にあの頃の手の痒みが思い起こされます。トラウマ。。。
ピンチ度:4■■■■□
樹液まみれ
朝起きると見るも無残なウェイクの姿がそこにありました。
夜遅い時間に道の駅に到着。辺りは真っ暗。どこで車中泊しようかなとウロウロしながら、いつものように駐車場の端っこに停めて、この日はすぐに就寝しました。。
ポツ、ポツポツ、ポツポツポツ、、ザー!!
夜中に雨が降り出し、明け方には雨が弱くなり、ポツ、ポツと、徐々にやんでくる感じでした。まだ朝早いので眠い。天井の屋根に打ちつける雨音がさらに眠りを誘う。。
「雨がやんで今日も良い1日のスタートだ!」
すっかり目が覚め、トイレに行こうと車を降りたとき、目を疑う光景が!!
「なんじゃ!車がまだら模様になってる!!」
屋根からボンネット、ガラスまで茶色いまだら模様がびっしりとウェイクを覆っていました。まるで牛さんみたい!、、なんて悠長なことは言ってられない。すぐに拭き取らないとシミになる。車内のありったけのウェットティッシュで1時間かけて拭き取りました。。
まだら模様の犯人はなんと、車の近くの樹木でした。雨が降った後にそこから樹液が垂れてきたようです。明け方の眠りを誘う雨音の正体はなんと樹液でした。まんまと騙されたぞ!
この出来事があってから、木のすぐ下には駐車しないようにしました。もう、まだら模様のウェイクは見たくない!
ピンチ度:3■■■□□
暗闇トイレ
アラフィフおじさんにもなると、夜中のトイレが近い。。
そのため車中泊場所はトイレがあり、夜中でも電気がつくような場所を探しています。道の駅などは快適で本当に助かっています。
でも、すべてが快適なトイレであるはずもなく。。
ある観光道路沿いの駐車場で車中泊した時のこと、いつものように夜にトイレに行きたくなり、車からしばらく歩いて公衆トイレに眠い目をこすりながら向かうことにしました。到着するなり我慢できずトイレに駆け込むと。。
「電気が点かない!!電気のスイッチがない!!。。(みつからない・・・)」
周囲に灯りが無く何も見えない暗闇世界が広がる。車の鍵しか持ってないので、手持ちの灯りもなし。もう我慢の限界・・・。暗がりに目が慣れてきて、どこに何があるかはなんとなく分かる。えーーい!!
限界突破して安心も束の間、どことなく湧き上がる恐怖心。暗闇のトイレには自分だけ。後ろを振り向いて、もし何かいたらどうしよう、、見えたりしないよね。早く時間よ過ぎてくれ。よし、撤退!うわぁーー!一目散に車に戻りました。
なぜ懐中電灯を持って行かなかったんだろう。車の中にいっぱいあるのに。しかも頭に装着するヘッドライトもあるのに。。
ピンチ度:3■■■□□
さいごに
車中泊旅でマジでピンチと思った体験談(前半)を紹介しました。
まだまだビビったことはたくさんありますので、続きは後編で紹介したいと思います。