以前と比べて、低価格で入手しやすくなったプロジェクタ。
投影された大画面で、写真や動画、ゲームを楽しんでいる方も多いかと思います。最近では小型で持ち運び便利なプロジェクタもよく見かけるようになりました。値段も1万円前後とお手頃なものが多くなりました。
今回は、手のひらサイズの超小型、値段も5千円程度の、低価格・小型プロジェクタを試してみたので紹介します。
どんなプロジェクタ?
サイズは手のひらに載るぐらのサイズです。栄養ドリンクの瓶と並べると、その小ささがよく分かるかと思います。重さもテレビのリモコンと同じぐらいで、とても軽いです。
プロジェクタの上面には、操作用のボタンがあります。リモコンでも操作可能です。下面にはスタンド用の取付ネジがあります。そのまま置いても、スタンドで立てたりぶら下げたり、場所に合わせて自由に設置可能です。


つなげられる機器(入力インターフェース)
繋げられる機器は以下になります。
- HDMI端子
- USB
- microSD
- AV(RCA端子・コンポジットケーブル)
DVDプレーヤー、ゲーム機、USBメモリ、microSD内の写真、動画をプロジェクタの大画面で楽しむことができます。


ピント合わせのみで台形補正機能なし
レンズ横にピント合わせのつまみがあります。回すとレンズ部が前後に動いて、ピント調整が可能です。台形補正は出来ないので、設置する際は投影する部分と本体レンズ面を平行にする必要があります。


投影サイズと反転機能
投影サイズについて、2m離れた場所から投影したところ、画面の幅が約125cm、高さが95cmほどでした。対角が157cmなので、ざっくり60インチぐらいになります。投影サイズの仕様が24~60インチになります。
どこかにぶら下げて設置したい場合、本体が逆さになっても大丈夫です。画面の反転機能があり、90度単位で変更できます。
スピーカー内蔵
本体にスピーカーが内蔵されており、映像と音をプロジェクタだけで楽しめます。イヤホン端子もあります。残念ながらbluetooth機能はないため、外部スピーカーを使用する場合は、イヤホン端子による有配線となります。
使ってみた感想
使ってみた感想は、用途を限ればそこそこ使えそうという感じです。あまり期待しすぎると、ショックを受けるかもしれません。。
明るさは十分!
暗い部屋で見る限りは、明るさは十分です。多少灯りが入ってきても、見えなくなるようなことはありません。
小さな字幕などは読めないかも
本体自体の解像度が、320×240ピクセルのため、小さな文字はほとんど読めません。サイズにもよりますが、字幕もなんとなく雰囲気で読む感じですね。おそらく、RPGゲームだとストレス溜まりまくりかも。。SLG・信長の野望なんかは絶望的。。レースゲームなら大丈夫かと思います。
排気ファンの音は少し気になる
使用中は常にファンが駆動しています。音はそこそこあります。プロジェクタに慣れている方なら、こんなもんでしょうと気にならないレベルです。本体が結構熱くなるため、排気ファンを塞がないように要注意です。
USB端子から電源はほぼ取れず
USB端子から電源を取ろうとすると、消費電流にもよりますが、ほぼ、本体が落ちます。試しにiPhoneミラーリング機器の電源をUSB端子から取ろうとしましたが、数秒でプツーンと本体電源が落ちてしまいました。接続しただけで本体電源が入らない場面もありました。
おもちゃ感覚で使うには楽しい!
解像度が低いため、使用感はおもちゃ感覚です。
これ1台でプロジェクタを本格的に楽しむことは、本機にとって荷が重すぎるかと思います。本機の特徴は、気軽に持ち運べて、いつでもどこでも映像を楽しめることだと思います。例えば、寝室で寝ながら天井に写して楽しむ、キャンプや車中泊に持ち出して、アウトドアで楽しむ。子供と一緒に気軽に楽しむなど。
用途を限れば、低価格で超小型の本機でも十分満足できるかと思います。
まとめ
手のひらサイズで、低価格・小型コンパクトなプロジェクタを紹介しました。
あまり過度な期待を込めず、用途を限って、持ち運び便利という利点を活かせば、十分使えるプロジェクタかと思います。低価格で入手しやすいのも魅力のひとつです。
そんなに機能や映像にこだわりがなく、とにかく気軽に買えて持ち運べる小型プロジェクタを探している方は、ぜひ、チェックしてみてください。