車中泊旅で必須アイテムといえば、ポータブル電源。
電源の無いところでも家電製品が使用でき、特に冬の車中泊では電気毛布が使えるなど、車内で快適に過ごすためにはなくてはならない存在です。車中泊以外でもキャンプなどのアウトドアで使っている方も多いかと思います。
便利なポータブル電源ですが、一つだけ悩みがあります。
減ってしまったバッテリーを車中泊の旅中にどうやって充電するか?
車で移動中であれば、シガーソケットなどから充電できますが、駐車中は充電できないため、いざ使おうとしたときに充電が足りない、ということはよくあります。冬の凍てつく夜にポータブル電源が空っぽ・・・想像しただけで怖いですね。
「いつでも、どこでも充電したい!」
そんな時に便利なのがソーラーパネルです。
太陽光で発電し、ポータブル電源に充電してくれる優れものです。
ソーラーパネルも色々ありますが、今回はお手頃で誰でもすぐに使えて、持ち運びに便利な「ポータブル・ソーラーパネル60W」をウェイクで使ってみたので紹介したいと思います。
ポータブル・ソーラーパネルって何?
ポータブル・ソーラーパネルとは、持ち運びしやすいように折り畳めるソーラーパネルのことです。
折り畳むことで大容量のパネルもコンパクトになるため、好きな場所に持ち出したり、収納するのに便利です。パネルのコントローラー部にUSB端子なども備える製品もあり、パネルから直接スマホなどの充電もできます。
アウトドアだけでなく、災害時の電源確保にも役立つため、緊急時に備えて持っておくと安心です。
購入したポータブル・ソーラーパネルについて
今回、購入した商品は、「ELECAENTA製 LSFC-60(60W)」です。
ネットショッピングでもたくさんの種類のソーラーパネルがあり、
- コンパクトサイズ
- 60W以上
- 値段がお手頃
- 所有するポータブル電源を充電できる
- USB端子がある
という条件から、この商品を選びました。
値段も一万円台とお手頃です。
コンパクトサイズ
ソーラーパネルは3面あり、折り畳むと1面分のコンパクトサイズになります。
充電コントロール部やケーブル、コネクタ類は収納バッグ内に収まり、持ち運びにも便利です。広げても横が1265mmのため、軽自動車のダッシュボード上に無理なく置くことが可能です(車種により要確認)。
注意:運転中はダッシュボード上に絶対に置かないでください。
使用していない時は折り畳んで、運転席シートの背面ポケットに入れておくこともできます。(リクライニングで挟んでうっかり壊さないように注意!)
コンパクトに収納できる点もうれしいポイントです。
所有するポータブル電源を充電できるか?
ソーラーパネルを購入する際に気になるのは、
「持っているポータブル電源に接続して充電できるの?」
ではないでしょうか。
まず端子形状については、交換プラグが10タイプ付属しており、ほとんどのポータブル電源と接続可能です。先端を脱着交換するだけでOKです。見慣れないアンダーソンコネクタや航空コネクタプラグも対応しています。
愛用しているsuaoki製のポータブル電源(S270とPS5B)も問題なく接続することができました。PS5Bはアンダーソンコネクタ(SOLAR)も使用できます。
次に気になるのが、使っても壊れないか、ということです。
各機器の仕様を確認し、電圧と電流がソーラーパネルの出力側とポータブル電源の入力側で合っていれば問題なしです。所有しているポータブル電源の仕様を確認した結果が下の表になります。
ポータブル電源PS5Bは仕様内で問題なく使えます。
一方のS270はソーラーパネル側が高く、S270の仕様をオーバーしています。このまま使ってよいか悩みますが、使えるか確証が得られない以上、充電中の故障、火災などのリスクを考え、使用は控えた方が無難です。
USB、TYPEC機器の充電が可能
スマホなどを充電できるUSB端子(Q3.0)とTypeC端子が付いています。
ソーラーパネルで発電中はインジケータが赤く点灯し、端子に接続した機器を充電してくれます。
ウェイクで使ってみる
実際に愛車ウェイクで使ってみたので紹介したいと思います。
車外にソーラーパネルを設置
車を太陽の方角に向け、パネルをフロントガラスの外側に置いて、発電量を確認してみました。
結果は44W!
なかなかの発電量です。このペースで発電すれば、ポータブル電源(400Wh)を日中の9時間程度でフル充電できそうです。
車内(ダッシュボード上)に設置
次は車内、ダッシュボード上に置いて発電量を確認してみます。
設置角度はパネルスタンドを立てて、太陽が一番当たる角度にしています。ウェイクの場合、運転席側の小物入れの蓋がスタンドのストッパーの役割をしてくれるため、パネルを安定して設置できます。
結果は、22W!
フロントガラス越しの影響か、発電量が半分まで下がってしまいました。
さらに太陽が雲に隠れると、数Wまで下がってしまいました。
曇りの日や太陽が雲に隠れる時間が続くと、思い通りの発電量が得られない可能性が高いです。ソーラーパネルが利用できるのは、晴れている日に限定されてしまうかもしれません。
まとめ
いつでも、どこでも充電できる、ポータブル・ソーラーパネルを紹介しました。
60Wでサイズもコンパクトですが、駐車中にコツコツと充電してくれます。充電切れの不安を和らげてくれる、という意味でもあると安心なアイテムかと思います。
また、どこにでも気軽に持ち出して電源が使えるので、車中泊だけでなく、キャンプなどのアウトドア、災害時の避難場所などでも活躍するかと思います。
あまり大きなサイズのソーラーパネルは邪魔
ちょっとずつでも充電してくれればOK
持ち運べてすぐに使える
今回紹介したポータブル・ソーラーパネル60Wはぴったりのアイテムです。
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