2018年7月に我が家にやってきた愛車ウェイク。
快適な車旅を目指して、ノーマルからコツコツと車中泊環境を作ってきました。プロが作るような軽キャンピングカーには遠く及びませんが、自分なりに快適な車中泊仕様のウェイクができたと思っています。
- 汎用品を使って手軽に作る
- いつでもノーマルに戻せる
- 多少雑でも自分さえ満足すればOK
をモットーにしているため、
「誰でも簡単に作れる(マネできる)」
ということが、ウェイクで目指した車中泊仕様です。
そこで今回は、
- これから車中泊旅をはじめたい
- 車中泊仕様の車内ってどんな感じか知りたい
という方に少しでも参考になるよう、ウェイクの車中泊仕様について紹介していきたいと思います。
「あわせて読みたい」に、本ブログで紹介した詳細記事のリンクがありますので、そちらも読んでいただけると嬉しいです。
- 快適な睡眠環境づくり
- 収納スペース不足は工夫で解決
- 電源を確保しよう
- 照明で車内も気分も明るく
- 車中泊を楽しくしてくれるアイテム
- 暑さ・寒さ対策はしっかりと
- 車中泊仕様にどのくらいの費用がかかったか
- まとめ
快適な睡眠環境づくり
車中泊の旅の醍醐味は、車で寝るという非日常気分を味わいながら、観光地を巡ることかと思います。時間に縛られず、自分のペースで旅を楽しめるのも魅力のひとつですね。そんな車中泊旅で大切なのは、疲れを貯めない快適な睡眠環境をつくることです。
シートのフラット化
ウェイクは前席の背もたれを倒すことで、後席座面とフラット化が可能です。しかし、後席背もたれはそのままではフラット化できず、自己責任になりますが、改造することで完全フラット化ができます。
フラット化できたとしても、気になるのがシートの段差です。寝ていると段差で姿勢が定まらず、腰や肩に負担となる可能性があります。その問題を解決してくれるのが段差マット。汎用品ですが、ウェイクにはぴったりです。
敷布団とシュラフ、電気毛布でぐっすり快眠
寝具はトラックなど車中泊向けの敷布団、そしてシュラフです。座席シート面のクッション性と敷布団のみで、横になったときのゴツゴツ感は問題ないレベルになります。冬の車中泊は寒いので、電気毛布は必需品です。ある程度寒くても、快適にすごせます。
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外からの視線をシャットアウト
車内を見えなくするのも、車中泊では必要です。
いろいろな種類の車種別専用のサンシェードがあり、吸盤で簡単に取り付けられるのが主流です。リアガラスなど熱線の段差で外れやすい場所は、補助板で対策しています(不要になった補助板を剥がすときに少し心配ですが…)。隙間からの光も気になるので、クッション材で完全固定しています。シェードはつけっぱなしで割り切っています。
フロントガラスと前席側ガラスは、過去に就寝中に吸盤が外れるというハプニングがあったため、窓枠にはめ込むだけのシェードを使用しています。コンパクトに収納でき、また取付も簡単、遮光もばっちりで、お気に入りのシェードです。
カーテンでもっと快適車内を
普段でも出来る限り車内の生活感?が見えないように、カーテンを取り付けています。純正品がないため、園芸用品のトレリスと汎用のカーテンで自作しています。全部で2,000円ぐらいで安く作れます。
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収納スペース不足は工夫で解決
ウェイクはご存じの通り、軽自動車です。スーパーハイトワゴンですが、やはり軽自動車。収納スペースには限りがあります。快適にすごすスペースを確保しつつ、荷物もたくさん積む。工夫とアイデアさえあれば、軽自動車でも十分な収納スペースが確保できます。
室内高を活かして棚を組む
ウェイクの荷室高は、1,140mmもあります。
このスペースを最大限に活用するために、導入したのが押入れラックです。ホームセンターで1台、2,000円ぐらいで購入できます。
押入れラックのおすすめポイントは、
- 荷室幅に合わせて設置可能(横幅調整あり)
- 高さも自由自在に調整可能
です。積みたい荷物の高さに合わせて調整でき、荷室スペースを効率的に使用できます。車体としっかり固定し、耐荷重に注意しながら積めば、荷崩れもありません。
ラックの上段に置いてあるのは、蓋付きのケースです。
落下防止や見せたくないものを収納するのに使用しています。走行中に蓋が開かないように、100均のクリップで固定しています。
天井スペースも有効活用
天井スペースも無駄にしません。
グリップバーとメッシュパネルをおけば、立派な天井棚、収納スペースが完成します。頻繁に取り出して使うものを置くのに便利です。メッシュパネルなので、色々なものを吊り下げるのにも役立ちます。
小物収納に便利なケースを吊り下げ
車内で置き場に困るのが、車の鍵などの小物かと思います。
洗面用具収納ケースというものがあり、天井棚に吊り下げて使用するのに大変便利です。小物整理だけでなく、車の鍵、スマホなど、どこに行ったか分からなくなることを防げます。
使えるウェイク荷室下スペース
ウェイクには荷室下に、90Lの収納スペースがあります。
折り畳みイス、シート、バケツ、工具など、たっぷり収納できます。ミカン箱サイズぐらいなら、余裕で収まります。さすが!ドデカク使おうウェイク!アウトドア好きには嬉しい機能が満載です!
載らない荷物は載せちゃえ!?
たくさんの収納スペースを確保しましたが、それでも載らない荷物を積む方法があります。
ルーフバッグというアイテムで、屋根に荷物が載せられる優れものです。コンパクトに収納できるため、車に常備しておき、いさという時の強い味方になってくれます。
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電源を確保しよう
車中泊で停車中は、エンジンを切るのは鉄則、厳守ルールです。
その際に困るのが、電化製品を使う為の電源確保です。室内灯、スマホの充電、テレビ、電気毛布など、電気がないと快適な車中泊はできません。困りごとを解決してくれるのが、ポータブル電源です。
大容量電源があると安心
車内で長い時間をすごすとなると、それなりに電源容量の大きい電源が必要になります。電気毛布を使うとなるとなおさらです。
「どれくらいあればいいの?」
初心者の方の悩みどころですが、経験からいうと、自分のようなお気軽レベルの車中泊であれば、400Whぐらいのもので十分です。メインで使用しているPS5Bが、400Whになります。
電気毛布も一晩は安心して使用できます。
それでも心配なら、サブでもう一台持っておくと良いです。自分は小型の電源を持っていて、好きな場所に持ち出して使用しています。ケーブル類はばらけないように、化粧ポーチに収納しています。
すきま時間に充電する
連日の車中泊になると、少なくなったバッテリの充電が必要になります。
充電は移動中に実施しています。時間はかかりますが、確実に充電できます。シガーソケットやインバータによるAC電源から充電しています。充電以外にもACコンセントがあると便利なので、導入しておくことをおすすめします。
駐車中も充電!ソーラーパネルを活用
駐車中はソーラーパネルで充電できます。
観光地に着いて駐車中に充電しておけば、手間もかからず充電積み増しできます。弱点は晴天でないとほとんど(というかまったく)充電できないことです。
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照明で車内も気分も明るく
車中泊では車内で夜長をすごすことになります。
パソコンでブログを書いたり、本を読んだり、次の目的地の情報を収集したり。その際に必要なのが照明です。最近ではLEDタイプが主流で、明るさも十分でお手頃に手に入ります。
広範囲を照らすならバータイプ、スポット的ならランタンがおすすめです。車内の3か所に設置し、メインはバータイプ、光が届かない場所はランタン等で補っています。
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車中泊を楽しくしてくれるアイテム
車内ですごす時間が長いと、暇との戦いのときもあります。
その時にあると嬉しいのが、テレビや音楽、ネットなどです。周囲への音漏れに注意しつつ楽しんでいます。ネットは道の駅では無料Wifiが使えますが、無い時も考慮し、ポケットWifiを持ち歩いています。使った分だけお支払いというサービスもあるので、しっかり活用していきたいですね。
テーブルを置いてのんびりと
車内でパソコンしたり、食事をするときに、あると便利なのがテーブルやクーラーボックスです。
ウェイクの助手席は前方に倒すと、背もたれがテーブルになります。折り畳みテーブルやクーラーボックスと組み合わせれば、快適なのんびり食事&作業スペースが完成します。
バックドアタープで気軽にキャンプ気分
使う場所がキャンプ場や、許可された場所などに限定されますが、純正品で用意されているバックドアタープを使えば、車外でのんびりすごすことができます。お弁当などを広げて、開放的な気分での食事は、それだけで美味しさ倍増ですね。
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暑さ・寒さ対策はしっかりと
車中泊の大敵は、暑さと寒さです。
寒さ対策としては、電気毛布の活用、重ね着などあります。
もうひとつは暑さ対策です。ポータブル扇風機が手軽に手に入るので、活用するとよいです。また、車中泊場所として、比較的涼しい標高の高い地域を選ぶのも有効です。
暑さも寒さも無理をせず、ダメだと思ったら、車中泊を中断することも必要です。車中泊で体を壊したら、楽しい旅が台無しになるだけでなく、普段の生活にも影響してしまいます。
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車中泊仕様にどのくらいの費用がかかったか
コツコツと仕上げてきた愛車ウェイクの車中泊仕様。
いったいどのくらいお金がかかったか、気になる所です。記憶をたどって、ざっくりした金額を出してみると、、
189,100円 でした。
振り返って計算してみましたが、どうでしょうか?
今まで50日以上は車中泊旅していますので、元は取れているかと思います。そもそも、元を取ろう!という考えは野暮ですね。車中泊という非日常のくるま旅を楽しむのに、これだけの金額で済んだのも、コツコツ仕上げてきたおかげかと思います。
まとめ
ウェイクでコツコツ仕上げてきた車中泊仕様をまとめて紹介しました。
車自体のパッケージングの良さもあり、寝る、のんびりすごす、荷物を積むスペースなど、軽自動車とは思えない快適性があります。普通車やバンタイプ、キャンピングカーの快適性には及びませんが、秘密基地としてのワクワクが詰まった良き相棒ができたと思っています。
まだまだ、これからもウェイクの車中泊仕様は進化していきます。ブログでその様子を紹介していきますので、これからもご期待ください。
本記事が、車中泊に興味がある初心者の方をはじめ、くるま旅、車中泊ファンの皆さんに、少しでもお役に立てばうれしいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。