車中泊でテレビを楽しむために導入したポータブルテレビですが、今までイレクタパイプで作ったオリジナルのテレビアームを使用していました。完成度には満足していましたが、もう少しシンプルに設置できないか、常日頃から悩んでいました。
テレビアームはそこそこスペースが要るし、角度を変える機構を付けると複雑になる。テレビ画面を破損させないためには、保護カバー取り付けなどの工夫が必要で少し面倒です。
ウェイクの車内でしばらく悩み、ふと天井を見上げたところ、
「おお!この手があった!」
シンプルに設置できるアイデアが閃きました!
テレビを天井に吊り下げる
以前に収納スペースアップのため、天井にメッシュパネルで棚を作りました。メッシュパネルの良い点は、お手頃価格で軽量で気軽にDIYできることですが、パネルにフックなどで物をぶら下げることができます。
普段から小物入れなどをぶら下げて便利に使用していますが、同じようにテレビも吊り下げればよいことに気づいてしまいました。しかも使わないときは画面をパネル側に向けて固定しておけば、不意の画面破損も防ぐことができます。
「なぜ、この方法に気づかなかった?」
早速、テレビを吊り下げてみることにしました。
使用する部材
ポータブルテレビ
ポータブルテレビは吊り下げ用のフックなどが付いているタイプをお勧めします。今回はネットでも1万円ちょっとぐらいで購入できるテレビを使用しました。地デジもワンセグ対応しており、HDMI入力、USBメモリからの録画、再生にも対応しています。
コードチューブ・べんりベルト
いずれも100均(ダイソー)で購入できます。コードチューブは複数の配線を綺麗にまとめ、配線を保護するために使用します。べんりベルトはテレビを使わない時にパネルに固定するためのものです。
べんりベルトですが使い勝手は良いものの、材質がゴムのため、車の振動でテレビが若干揺れます。気になる場合は、ゴムではない固定ベルトを利用すると良いでしょう。
コードチューブ取り付け
今回使用したコードチューブは専用のクリップを使用することで、誰でも簡単にチューブ内にコードを収納することができます。
電源やHDMI、アンテナケーブルをクリップで束ね、コードチューブの端に差し込み、配線をチューブ内に押し込んでいきます。慣れるとあっという間に綺麗にチューブ内にコードを収めることができます。
何本もあった配線が綺麗にチューブに収まり、見た目もシンプルで綺麗になりました。長さは1.5mで付属のケーブル類の長さとピッタリでした。チューブは途中で切ったり、延長することも可能です。
メッシュパネルに取り付け
メッシュパネルへのテレビの吊り下げは、付属していたテレビケースのマジックテープを利用しました。そのまま、パネルに巻き付けるだけです。
配線もコードチューブのおかげで目立たず設置することができました。アンテナはリアゲートから室外に這わせ、アンテナ土台の磁石で屋根に固定しています。
完成!
天井のメッシュパネルに、ただ取り付けただけですが、完成です!
パネルが碁盤の目になっているおかげで、テレビを見やすい位置に、色々な角度で取り付けることも可能です。
テレビを使用しないときは、跳ね上げてべんりベルトで固定すれば、すっきり片づけることができます。画面も剥き出しにならないので、不意の破損も防げます。カバーの厚みでモニター面とメッシュパネルが当たる心配もありません。
※走行中の振動でモニタ面とメッシュパネルが当たらないように、適度な隙間の確保やパネル面に保護材の貼り付けなど、十分な注意をお願いします。
まとめ
テレビをシンプルに見やすい位置に取り付けられないか、ということで、天井に設置したメッシュパネルに吊り下げる方法を紹介しました。
マジックテープで取り付けているだけなので、脱着も楽で好きな位置への移動、片付けも簡単です。そのまま畳んでおけば、画面保護の面でも安心です。
限られた軽自動車の空間で取付位置で試行錯誤をしてきましたが、しばらくは満足できそうです。
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