ウェイクで行く車中泊の旅

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道の駅「豊根グリーンポート宮嶋」で車中泊~山奥の秘境を求めて <愛知県・豊根村>

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愛知県の北東に位置する「豊根村」

愛知県内で一番人口が少ない自治体で、山々の自然に囲まれたのどかな地域です。県内最高峰の茶臼山があり、「愛知のてっぺん」の村と呼ばれています。長野(南信州)、静岡(遠州)との県境の村でもあります。

 

自然豊かな豊根村といえば、茶臼山の芝桜が有名ですが、山深くに足を運ぶと、そこには秘境とも呼べる観光スポットが沢山あります。

 

今回は平成27年にリニューアルした道の駅「豊根グリーンポート宮嶋」で車中泊し、周辺の観光スポットを巡ってみたので紹介したいと思います。

 

 

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アクセス

新東名高速「浜松いなさ北IC」より三遠南信自動車道(無料)で鳳来峡ICで降り、国道151号線を約35km北上すると道の駅に到着します。

 

説明の都合上、鳳来峡ICをスタートに各スポットを巡った場合の最短ルートを地図で紹介しています。途中、山間部の細い道が続くので車の運転には十分注意してください。また、野生のシカやウサギにも注意です。

 

 

施設情報

国道151号線沿いにあり、駐車台数は約40台で比較的小さめの道の駅です。駅内には特産品の売店、地元の食材を使ったレストラン、屋上デッキなどがあり、奥三河観光での拠点、休憩場所として便利な道の駅です。

 

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施設マップ

 

駐車場:普通車 37台/大型 2台

情報コーナー:9:00~17:00

トイレ:24時間利用可

自販機:飲料(ダイドー、コカ・コーラ)

Wifi:有り(無料)

売店:特産品売店

レストラン:山のレストラン「ふるさと」

営業時間:9:00~17:00

定休日:水曜日(祝祭日時は翌日)

充電スタンド:有り

電話:0536-87-2009

HPhttp://www.toyonemura-kanko.jp/greenport/index.html

 

情報コーナー(休憩スペース)

入り口を入ったところが情報コーナー(休憩スペース)になります。大きなテーブル、椅子に腰かけて旅の疲れを癒すには最適です。観光情報を入手したり、購入したものを食べたりと活用できます。

営業時間が終わると施錠されるため、夜中、早朝は利用できません。

 

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情報コーナー(休憩スペース)

 

屋上デッキ

簡易郵便局の横の外階段から屋上デッキに上がることができます。広いオープンスペースにベンチが並べられ、奥三河の山々の景色を眺めながら休憩することができます。24時間開放されています。

 

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屋上デッキ

 

特産品売店

地元の新鮮野菜や特産品などがあり、お土産などの購入に最適です。すぐ隣には五平餅、フランクフルトなどの売店もあります。購入して休憩スペースや屋上デッキなどで楽しむことができます。

 

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特産品売店

 

山のレストラン「ふるさと」

情報コーナーの奥に地元食材を活かした料理が堪能できるレストランがあります。地元のお母さん方が手作りで丁寧に作る料理は、どれも美味しいこと間違いなしです。種類が多く、どれにしようか悩んでしまいますね。

 

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山のレストラン「ふるさと」メニュー

 

席は屋内と屋外の2か所あります。おすすめは、屋外のテラス席です。テーブルからは緑豊かな山々を眺め、心地よい風に吹かれ、近くの川のせせらぎを聞きながらの食事は最高です。

 

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席(室内)

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テラス席

 

道の駅ダムカレー

豊根村にある「新豊根ダム」をモチーフにしたダムカレーです。スパイシーなグリーンカレーですが、大人でも辛い!と思うぐらいの辛さです。辛いのが苦手な方は甘口に変更した方がよいでしょう。

 

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道の駅ダムカレー(税込850円)

 

のちほど紹介しますが、新豊根ダム周辺はみどり湖と呼ばれ、その色をイメージしたグリーンカレーになっています。ナスとウィンナーはゲート(門)でしょうか。普通に食べたので気づかなかったですが、もしかしてご飯に刺さったしいたけをどかして、ウィンナー外したらダム放流できたのかなぁ。空腹に負けてしまい、遊ぶことを忘れてしまいました。スプーンもスコップの形でいい雰囲気出してます(売店で購入できます)。

 

JAF会員の方会員証を提示することで、無料でソフトクリームがいただけます。甘すぎずさっぱりした味わいで、カレーの後には最高でした。JAF会員の方は提示をお忘れなく。

 

 

雰囲気はどんな感じ?

山奥の小さな道の駅ですが休日にもなると、ツーリングのバイクや観光地に向かう車でひっきりなしに出入りがあり、人気の高さがうかがえます。

 

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土曜日の道の駅の昼頃の様子

 

夜8時ごろになると昼間の人気とは反対に数台が停まっているぐらいです。自分の他にキャンピングカー1台ぐらいでした。夜になると交通量がほとんどなく、静かで快適にすごすことができました。

 

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夜8時ごろの様子

 

朝になっても昨晩と変わらず数台程度で、入ってくる車も少なく本当に静かでした。販売機でコーヒーを買い、屋上テラスで明るくなりつつ山の景色を眺め、静寂な朝の心地よいひと時をひとり贅沢に堪能することができました。

 

 

おすすめの駐車場所

小さな道の駅のため、どこに停めてもさほど変わりませんが、道の駅の建物前がお勧めかと思います。そこそこ明るさもあり、トイレや自販機からも近いです。しかし、トイレを利用する車の出入りの音が気になるかもしれません。

 

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道の駅 建物前のスペース

 

次にお勧めなのが充電スタンド、外灯近くの場所です。先ほどの夜8時ごろの様子の写真の場所です。外灯があかるく、安心して駐車できるかと思います。今回はこの場所に停めましたが、車の出入りなども気にならず快適に車中泊できました。

 

入浴情報

道の駅から約7kmの所の、兎鹿嶋温泉(とがしまおんせん)「湯~らんどパルとよね」があり、日帰り温泉を楽しむことができます。また、ちょっと遠いですが、約25km離れた山の中に、秘湯「湯の島温泉」があります。

 

兎鹿嶋温泉「湯~らんどパルとよね」

山里に湧く2つの源泉が一週間毎に入れ替わり楽しめる日帰り温泉施設です。温泉の他にレストラン、お土産屋、カラオケ、屋外の東屋でバーベキューを楽しむこともできます。

 

◆施設情報

営業時間:温泉/10:00~21:00

     レストラン/11:00~20:00(土日祝~21:00)

休館日:木曜日(祝日の場合は翌日)

料金:大人 600円/子供 300円

    ※JAF割引 大人500円

電話:0536-85-1180

HP湯~らんどパルとよね(公式)

 

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湯~らんどパルとよね


お風呂は室内、露天があり、サウナ、打たせ湯もあります。泉質はナトリウム・炭酸水素塩温泉で、無色透明のお湯になります。お湯はかなりトロっとろで、ぬるすべでお肌つるつる、体の芯まで温まります。床が滑りやすく、ミドリ安全の靴もびっくり、それぐらいぬるぬる感が凄いです。美人の湯として人気があるのもうなずけます。

 

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露天風呂 <出典:湯~らんどパルとよねHP

 

お風呂の後はレストラン「かたくり」で、山里のふるさとの味を楽しむことができます。奥三河といえばやっぱり五平餅!味噌とごま醤油の五平餅ととろろそば、天ぷらがセットになった「五平餅定食(税込1,500円)」を頂きました。

 

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五平餅定食(税込1,500円)

 

すり潰したご飯の表面に甘辛い味噌を塗って焼いた素朴な料理ですが、こんがり焼けた味噌の香ばしい風味が食欲をそそります。とろろそばもてんぷらも美味しくいただきました。ごちそうさまです!

 

秘境の秘湯「湯の島温泉」

道の駅からさらに山深いところに、秘湯とも呼べる「湯の島温泉」があります。山々に囲まれた富山地区にポツンと温泉があります。

 

◆施設情報

営業時間:13:00~19:00(土日祝日のみ)

休館日:平日

料金:大人 440円/小学生 330円(小学生未満無料)

電話:0536-89-2062

HP湯の島温泉 - 元日本一のミニ村 とみやま

 

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湯の島温泉

 

お風呂は室内と露天の2種類あります。シャワーや備え付けのシャンプー、タオル販売もしており、手ぶら入浴も可能です。自販機や休憩所もあるので、風呂上りにのんびりまったりすごすことができます。

 

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室内風呂 <出典:湯の島温泉HP

 

泉質はナトリウム、炭酸水素塩・塩化物泉で、透明度は低く黄土色のようないかにも山奥の秘湯!といった色をしています。お湯は意外にもサラッとしていますが、湯舟には湯の花が舞い、心地よい温泉気分を堪能させてくれます。

 

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露天風呂 <出典:湯の島温泉HP

 

湯の島温泉の隣には、森遊館という施設があり、体育館やプール、展示室、休憩室など、地域住民の交流センターがあります。自由に中に入れますので、お風呂上がりの休憩で利用するのもありです。

 

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森遊館 交流ホール(休憩所)

 

周辺観光

道の駅からアクセスできる周辺観光施設を紹介します。

 

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豊根村観光マップ

 

新豊根ダム

豊根村のほぼ中央にあるのが新豊根ダムです。1972年に竣工され、洪水調節、水力発電として利用されています。

 

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新豊根ダム

 

ダム湖は「みどり湖」と呼ばれ、周辺には公園や遊歩道、神社などがあります。山々の景色の影響もあり湖面は緑色をしており、豊根名物「ダムカレー」のグリーンカレーとぴったりのイメージです。

 

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みどり湖周辺の遊歩道

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御池神社

 

佐久間ダム

豊根村の東端、静岡(浜松市)との県境に、佐久間ダムがあります。1956年に竣工され、日本でも屈指の巨大ダム(高さ150m)のひとつです。佐久間ダムは日本の土木史において「金字塔」と称えられ、その後のダム建設の基盤となり、日本の技術力を世界に示す契機になったダムとのことです。

 

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佐久間ダム

 

秘境駅「大嵐駅」

大嵐駅(おおぞれえき)は、JR東海飯田線の無人駅のひとつです。愛知と静岡の県境の静岡(浜松市)側の駅ですが、すぐ目の前の佐久間湖の橋を渡った豊根村富山地区の生活の駅として利用されています。

 

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秘境駅「大嵐駅」

 

周囲を山に囲まれ、目の前は佐久間湖、無人駅のホームがポツンとあるだけです。田舎ののどかな風景に囲まれ、人も少ない秘境駅ですが、駅舎は東京駅を模した立派な建物です。中は休憩所「みんなの休む処」になっており、スタンプや来訪ノートなどがあります。

電車も1時間に1本あるかぐらいで、周りの風景と相まって、まさに秘境駅です。

 

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駅舎「みんなが休む処」

 

茶臼山

豊根村の北西部には、愛知県内で一番高い場所、茶臼山があります。冬はスキーで人気のスポットですが、春は芝桜を楽しむことができます。山の上で夏も涼しく避暑で訪れてもよいかと思います。高原道路はドライブやツーリングで大人気スポットです。

 

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まとめ

愛知県北東部、静岡と長野の県境に位置する豊根村の道の駅「豊根グリーンポート宮嶋」と周辺観光施設について紹介しました。

 

リニューアルした新しい道の駅で、トイレなどの施設も快適、レストランの食事も美味しく、テラスで自然を感じながらの食事は最高です。夜も静かで車中泊も過ごしやすい環境かと思います。道の駅から山道を走れば、秘境ともいえる、温泉、駅、ダムなど、自然豊かな観光スポットがあります。

 

豊根村の秘境巡りの拠点として、観光地へ向かう中継地点として、道の駅「豊根グリーンポート宮嶋」を利用してみてはいかがでしょうか。