ウェイクで行く車中泊の旅

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丹後半島を伊根から天橋立へ~ぶらり散策・車中泊の旅

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京都北部に位置する丹後半島。

日本海側・若狭湾に面し、海の京都と呼ばれる風情ある舟屋が建ち並ぶ「伊根の舟屋群」、日本三景のひとつ「天橋立」など、有名な観光スポットがあります。

 

今回は伊根の舟屋群、天橋立を車中泊でめぐりつつ、ぶらり散策してみたので紹介したいと思います。

 

 

旅の行程

道の駅・舟屋の里伊根で車中泊し、翌朝から舟屋群を散策。その後、丹後半島を北に車を走らせ、浦嶋神社、経ヶ岬灯台をめぐります。宇川温泉・よし野の里でのんびり温泉を楽しみ、いっきに天橋立まで移動し散策。最後に道の駅・スプリングスひよしで車中泊という1日弾丸行程です。

 

 

道の駅・スプリングスひよしに立ち寄る

映画やドラマの舞台としてよく登場する、舟屋群で有名な海の京都とよばれる伊根のまち。どんなところなのか散策してみたくなり、車中泊旅で向かうことにしました。京都縦貫道路を北に向かい、目指すは道の駅・舟屋の里伊根。

 

道の駅に向かう途中で近くの日帰り温泉でも入ろうと思っていたところ、なんと、どこも定休日で休みということが判明。急遽、途中の園部ICで降り、道の駅・スプリングスひよしに立ち寄ることにしました。

 

道の駅・スプリングスひよし

 

敷地内には広大な芝生公園、日吉ダム、キャンプ場、日帰り温泉施設があります。翌日の車中泊場所の予定なので、下見も兼ねて散策してみました。

 

芝生広場とその先には日吉ダム

 

建物入口で目を惹いたのが、バイクが飛び出した顔はめパネル。バイクツーリングで訪れた方が、愛車と一緒に写真を撮るなど人気のスポットでした。

 

湯っくり走ろう、交通安全顔はめパネル

 

敷地内にある日帰り温泉・スプリングスひよしで温泉を満喫し、のんびりしているうちにあたりも真っ暗に。本日の車中泊場所、伊根に向けて出発することにしました。

 

のんびりしていたら日も暮れて、、そろそろ出発!

 

道の駅・舟屋の里伊根に到着

道の駅に到着したのが夜22時ごろ。敷地内はほぼ真っ暗で、車中泊らしき車は5台程度でした。観光案内板のすぐ横の端っこに駐車し、今夜はここで車中泊です。車移動で疲れていたこともあり、すぐに爆睡。夜は静かで快適でした。

 

道の駅・舟屋の伊根に到着し車中泊

 

漁港近くでの車中泊の朝は早いです。早朝より漁より帰ってきた漁船のエンジン音などで、朝早くに目が覚めちゃいました。そんな時は早めに活動開始!日も昇ってきたので、今から舟屋群の散策スタートです。

 

早朝の道の駅・舟屋の里伊根の様子

 

伊根の舟屋群を散策

道の駅から漁港、海側に降りられる階段があり、場所的にちょうど舟屋群のまん中あたりに位置しています。少し歩くと、観光案内所や伊根浦公園があります。そこから、数百軒も建ち並んだ舟屋を眺めることができます。

 

伊根浦公園

 

舟屋群の端から端までは往復で10kmほどになります。観光船があったり、道路には舟屋をイメージしたマンホールがあったりと色々と楽しみながら、古き良き舟屋群の風情を感じつつ、散策を満喫できました。

 

観光船

 

舟屋は今でも地元の生活の場であり、近くでの写真撮影は控えました。ぜひ、現地に行ってみて、自分の目でみて雰囲気を感じてみてくださいね。

 

舟屋群がデザインされたマンホール

 

伊根は映画やドラマの舞台でも有名です。最近では孤独のグルメで登場しましたね。古くは、映画・男はつらいよの29作目、寅次郎あじさいの恋のヒロインの実家として登場し、初心(うぶ)な寅さん全開のなんとも切ないストーリーでした。今から40年前の映画ですが、その当時の景色や雰囲気は現在も何となく残っており、懐かしい気持ちで散策を満喫できました。

 

伊根舟屋群の案内マップ。寅さんの撮影スポットあり。

小高い丘の上に道の駅・舟屋の里伊根

漁港のまち・伊根

 

舟屋の散策を終え、道の駅に戻ってきました。散策でお腹もペコペコ。道の駅内にはいくつか食事処があり、海鮮中心のグルメが味わえます。どこにしようか悩んだ結果、油屋さんの海鮮丼を頂くことに。また開店まであと1時間、散策で疲れた体を休めるべく、しばしベンチで休憩です。

 

食事処・油屋

 

開店と同時に、1番目に入店。他にもぞくぞくとお客さんが入ってきます。カウンタに座り、お目当ての海鮮丼を注文。プリプリの新鮮な魚介たっぷりの海鮮丼を堪能しました。うまーいい!!散策での疲れがぶっ飛びました!

 

食事処・油屋の海鮮丼

 

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丹後半島、北を目指す

季節も徐々に夏に向かい、気温も上昇、涼しい午前中の散策とはいえ、汗でびっしょりになっちゃいました。次の目的地、天橋立に行く前に、ひとっ風呂浴びよう!ということで、丹後半島の北にある、宇川温泉・よし野の里を目指すことにしました。

 

途中、浦島太郎の昔話の起源といわれる、浦嶋神社(宇良神社)に立ち寄ることに。神社参道には浦島太郎と乙姫のオブジェがあり、資料館などもあるようです。拝殿で車中泊旅の安全をお祈りしました。

 

浦島太郎、乙姫のオブジェ

浦嶋神社(宇良神社) 拝殿

 

丹後半島沿いのドライブは気持ち良いですね。天気にも恵まれ、青空と透き通るような美しい海を背景に、ドライブを楽しめました。景色の良い場所を見つけては駐車エリアに車を停めて、ぼんやりと海を眺めて過ごしました。

 

 

時々、珍しいかたちのオブジェも現れたりします。すかさず愛車を停めて、写真をパチリ。

 

 

しばらく走ると、経ヶ岬灯台に到着します。駐車場から灯台まで歩いて行きます。登り階段が続くので、400mでもなかなかハードでした。

 

経ヶ岬灯台まで登り階段が続く

 

ぜぇぜぇ、息も絶え絶えでやっと灯台に到着。青空、海、そして純白の灯台!いつみても、この組み合わせは最強ですね。しばらく灯台の近くの日陰で休憩。灯台周辺からの眺めも最高でした。

 

経ヶ岬灯台

灯台周辺の景色。見晴らしが最高!

 

灯台を後にし、目的地の宇川温泉・よし野の里に到着。歩き続けて疲れた足腰を温泉で癒し、しばらく休憩所でのんびり。ここからしばらく動きたくない。そんな想いを断ち切り、天橋立に向かうことにしました。

 

宇川温泉・よし野の里

 

天橋立を歩いて制覇する!

車をしばらく走らせ、天橋立の北側の駐車場に到着。区画線もなく、砂利の未舗装の駐車場ですが、無料で停められるのでありがたいです。ここから天橋立を歩いて渡っていきます。

 

天橋立、北側の観光駐車場

 

天橋立は南側がメインで、観光船やボートが各種コースで巡回しています。貸自転車もあり、天橋立内を自転車で爽快に走ることができます。散策が好きなので、今回はのんびり歩いてみることにしました。

 

天橋立海上観光コース

天橋立・北側入り口

 

天橋立は約3.6kmに渡る砂嘴(さし)と呼ばれる、砂が海に堆積した細い地形で構成されており、数千本の松並木と両側に海を眺めながら散策できる、全国的にも有名な観光スポットです。潮の香りを感じ、木漏れ日の中でのんびり散策を楽しめます。

 

松並木

 

天橋立の途中には神社があります。その近くに湧き出る水は、名水百選にも選ばれているそうです。ここでも車中泊旅の無事をお祈りしました。

 

天橋立神社

日本名水百選にも選ばれた磯清水

 

無事に天橋立の南側に到着しました。橋を渡った先には智恩寺と参道とお店が建ち並ぶエリアがあります。お寺さんにお参りし、橋の上から景色を眺めながら、しばらくのんびりと休憩。

 

大天橋

智恩寺 山門

参道

 

さて、そろそろ戻りますか。来た道をまた戻ることに。時刻は夕方になり日は落ちてきているものの、まだまだ気温が高く、汗でびしょびしょに。ということで、本日2回目の日帰り入浴です。天橋立の近くにあるクアハウス岩滝に立ち寄り、休憩所でしばらくのんびりしてから、本日の車中泊場所、道の駅・スプリングスひよしに向かうことにしました。

 

道の駅・スプリングスひよしに到着、そして車中泊

車をしばらく走らせ、夜22時ごろに道の駅・スプリングスひよしに到着。車中泊の準備が終わり、寝る前にスマートウォッチを見ると、なんと!1日で3万歩以上、約26kmも歩いたようです。そのせいもあってか、横になったら速攻で爆睡でした。

 

道の駅・スプリングスひよしに到着

 

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さいごに

舟屋の伊根、天橋立をめぐる、車中泊旅をお届けしました。

 

海の京都と呼ばれるだけあって、風情ある舟屋の景色が満喫できました。男はつらいよの大ファンなので、映画で見た場所に来られたというだけでワクワクし、より散策が楽しめました。道の駅の海鮮丼も美味しかった!

 

天橋立の松並木と左右を海に囲まれた景色は、まるで海のまん中を歩いているような不思議な気分になりました。かなり歩きましたが、木陰の中での散策なので心地よかったです。

 

丹後半島・北部の海岸線沿いのドライブは爽快でした。温泉もトロトロで、露天風呂も開放的、休憩スペースでのんびりでき、いつまでも居たくなる温泉でした。青い空と海、白い灯台の景色もきれいだったなぁ。

 

1日弾丸行程でしたが、車中泊旅のおかげで、朝から夕方まで無理なくめぐることができました。道の駅で朝を迎え、そろそろ出発の時刻。次は大阪に向かうぞ!