ウェイクで行く車中泊の旅

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四国をぐるっと車中泊でめぐる旅日記~4日目【愛媛・佐田岬、道後温泉編】

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四国をめぐる車中泊旅も中盤をむかえました。

 

四国最南端の足摺岬を前日に訪れ、次に向かうのは四国最西端の佐田岬です。そこから海岸線をドライブし、撮影スポットとして人気の下灘駅を訪れます。その後、松山城を散策し、道後温泉でのんびり車中泊です。まだまだ元気ですが、少し疲れが出てきたのも事実。後半の車中泊旅に備え、道後温泉でゆったり疲れを癒します!

さて、どんな冒険が待っているのか。。

 

 

 

道の駅「津島やすらぎの里」を出発

「よく寝たなぁ…」

前日の長距離ドライブ&散策の疲れもあり、一度も起きることなく朝を迎えました。早朝6時に目覚め、道の駅内をいつものようにお散歩。愛媛のマスコットキャラ「みきゃん」ちゃんの自販機でコーヒーを買って、ベンチで朝の清々しいひと時を満喫しました。かわいくて朝から癒されました。

 

愛媛のマスコットキャラ「みきゃん」ちゃんの自販機

 

「さて、そろそろ旅に出発しますか」

まず向かうのは四国最西端の佐田岬です。道の駅すぐ近くの松山自動車道・津島高田ICから佐田岬方面を目指します。一部無料区間もあり、節約車中泊旅にはありがたいです。途中、間違えて降りてしまい、再度乗るのに迷っちゃった・・・。

 

道の駅「津島やすらぎの里」

 

 

四国最西端・佐田岬へ

自動車道を降り、佐田岬を目指し半島をひたすら西に向かいます。途中に道の駅「伊方きらら館」で少し休憩。すぐ隣に四国電力発電所があり、道の駅から展示施設に行けるみたいです。営業時間前だったので、帰りに寄ることにしました。

 

佐田岬灯台駐車場

 

道の駅からさらに西へ向かう。途中にメロディロードと呼ばれる、タイヤの走行音が音楽に聞こえる道路があります。

「みぃかんのはぁなが~さぁいているぅ~」

みかんの花咲く丘が聞こえてきました!音楽に合わせて車の速度を調整。音楽にほっこりしつつ、さらにしばらく走り、目的地・佐田岬に到着しました。

 

佐田岬灯台公園 入口

 

駐車所から見える海の景色は最高!ここを見るだけでも十分満足な気分になりましたが、目的地は佐田岬灯台。駐車場横の入り口から灯台を目指します。

 

灯台までのみちのり

 

灯台までは約1.8kmほどあり、途中の雑木林を抜けつつ向かいます。虫よけスプレーを忘れずに。めちゃくちゃ蚊に刺されました。かゆー。。雑木林を抜け、いったん見晴らしの良い場所に出ます。灯台まで、あともうちょっと。

 

見晴らしの良い場所に出た

 

夏の日差しに照らされながら、てくてく歩いて行き、灯台まであともうちょっと。おっ!これは・・・。目の前に階段が現れる。アラフィフ限界近し。でも絶景を求めて頑張って登る。ぜぇぜぇ・・・。

 

佐田岬灯台まであともうちょっと

 

階段を登りきった。さて、どんな景色が待っているかなぁ。。。

 

四国最西端・佐田岬

 

おお!海が広がってる!(そのまま)

ここは四国最西端で、九州がすぐ目の前です。暑かったけど晴天に恵まれたので、青い空と海は最高の景色でした。ここまでの道のりでたまった疲れも回復です。いつかは九州も車中泊でめぐるぞ!

 

「さて、そろそろ戻ろうか・・・おや?あれは?」

灯台前の広場の横に、海に向かって降りていく階段があります。しかも、展望台や洞穴?みたいな楽しそうな場所が見えるじゃないですか。まだまだ冒険は続きます。

 

灯台前の広場から海に降りるルート

 

遠くから眺める佐田岬灯台の姿も良いですね。周囲の景色と溶け込んだ灯台の姿も惚れ惚れします。

 

佐田岬に佇む灯台の姿

 

展望台までやってきました。

なにやら面白げなオブジェがあり、灯台との面白い写真が撮れました。灯台がオブジェの先端に収まり、合体したような感じです。映画やゲームなら、ここで秘密の扉が開いたりするんですが…。。「ゴゴゴゴゴォ・・・」何やら扉が開いたような音が・・・(冗談です!)

 

展望台にあるオブジェと灯台が合体!

 

すぐ近くに秘密の洞穴が!

大量のフナムシに行く手を阻まれつつ、秘密の洞穴に到着。きっとこの先にお宝があるはず!恐る恐る洞穴の中を進んでいく。

 

洞窟式砲台跡 入口

 

展望台と砲台跡に向かう分かれ道

 

内部はひんやりしており、夏でもかなり涼しいです。暑くてバテた体力も回復していきます。先に進んでいくと、分かれ道にたどり着き、選択を迫られます。お宝は左側にあるはず。迷わず左へ向かうことにしました。

 

砲台跡

 

砲台跡に到着しました!

ここは戦時中に、瀬戸内海への敵艦の侵入を防ぐために築かれた、洞窟式砲台跡になります。当時を今に伝えるべく、レプリカが展示され、今でも瀬戸内海を守っています。

立派なお宝遺産に出会えて、佐田岬灯台の冒険は無事クリア。楽しかった!

 

絶品!卵ダレのさしみ丼をいただく!

佐田岬灯台をめぐり、時間もちょうど昼時。朝から歩き回りお腹もペコペコ。海を見てると海鮮のお腹になっちゃうんですよね。地図アプリでお店を探すと、ここから近い場所に海鮮系の食事処を発見!行ってみることにしました。

 

まりーな亭

 

訪れたのは海鮮系の食事処「まりーな亭」さんです。

さしみやいくら、ちりめん、じゃこ、エビフライなどの海鮮や、からあげ、とんかつなども楽しめます。お昼の開店後すぐの来店ということもあり、お客さんは一組ほど。テーブルに案内され、メニューを眺めて悩む。どれにしようかなぁ。卵ダレのさしみ丼、気になる。よし、これに決めた!「さしみ丼、それとじゃこ天をお願いします。」料理が来るまでのんびり待つことに。店内の雰囲気、落ち着くなぁ~。

 

店内の雰囲気

 

「さしみ丼とじゃこ天、お待たせしました」

 

さしみ丼(税込1,100円)とじゃこ天2種(税込350円)

 

おお!これはうまそうだ!空腹にはたまらない食の絶景だ!

ボリュームたっぷりのさしみに、卵ダレが付いている。魚の煮つけにあら汁まで付いている。さっそく、卵ダレをよくかき混ぜ、さしみ丼にかける・・・おっと!その前にワサビをまんべんなく広げるんだった。そのあと、いっきにタレをぶっかける。

 

卵ダレかけさしみ丼の完成!

 

いただきます!

まんべんなく卵ダレがからんだ刺身とご飯をいただく。こ、これは、うーーまい!!!

さしみは新鮮でプリップリ。甘めで旨味が詰まったタレと、まろやかな卵をまとったさしみのバランスは絶妙ですね。さかな本来のうまさが引き立ち、どんどん食べ続けられる。もう箸じゃ追いつかない、スプーン必須です。ツーンと鼻を抜けるワサビも心地よい。気付いたら完食。うますぎた。。。

まだまだ楽しみはある!魚の旨味たっぷりのあら汁、煮つけは、これがメインと言っても良いほどのうまさ。そして追加したじゃこ天もモチモチ、香ばしい香りで、口の中は海のかおりでいっぱい。・・・ふぅ・・・ごちそうさまでした。

 

道の駅「伊方きらら館」に立ち寄る

四国最西端をコンプリート!

佐田岬を後にし、途中の道の駅「伊方きらら館」に立ち寄ることにしました。館内に入ると、流石!みかん王国・愛媛、見渡す限りみかんです。みかんやジュース、グッズ、床の色まで!?オレンジづくしです。

 

道の駅「伊方きらら館」

 

館内には海中をプロジェクタの映像で表現したスペースがあります。壁一面に自由に泳ぐ魚の群れが写し出され、まるで海中に居るような気分になります。時々、サメが現れて驚かされたりもします。ガブっとやられないように。癒された。。

 

海中を泳ぐ魚の群れをプロジェクターで表現

 

道の駅の隣には、四国電力発電所の展示施設「伊方ビジターズセンター」があります。原子力発電の仕組みなどを、パネルや展示物で知って学ぶことができます。佐田岬を走っていると、風車の景色に良く出会います。

 

伊方ビジターズハウス

 

風力発電も佐田岬の特徴的な景色

 

海岸線をドライブ。撮影スポット「下灘駅」

道の駅を後にし、海岸線沿いに目指すは道後温泉。

海を眺めながらの爽快なドライブが楽しめます。天気の良い日は、車窓に広がる青い海と空が、まるで南国に来たかのような気分にさせてくれます。海沿いの道の駅「ふたみ」によって、しばし海を眺めてぼぉーっと休憩することに。

 

海沿いの道の駅に立ち寄りちょっと休憩。

 

海沿いにはJR予讃線が並走し、撮影スポットとして超人気の駅があります。駅のホームの向こう側に海の景色が広がり、まるで海に浮かんだ駅に見えるということで、テレビなどでも話題になっています。小さな駅ですが、多くの観光客で賑わっていました。

 

下灘駅

 

下灘駅はインスタ映えスポットとして有名になる前から知ってました。というのも、男はつらいよの19話の舞台でも登場していたからです。男はつらいよの冒頭の寅さんが夢から覚めるシーンで登場したのが下灘駅です。当時から綺麗な場所だなぁと思っていました。自分は大の寅さんファンなので、この場所に来られて良かったです。

 

まるで海の上にホームがあるような美しい景色が広がる

 

松山城へ行く

今日一日ずっと冒険してきましたが、とうとうラスボスです。

愛媛県の県庁所在地、松山市内にある松山城を目指します。松山市内に入ると、全国的にも珍しい路面電車が走っています。走り慣れていないとちょっと怖いかも。黄色の矢印信号を久々に見たような。なんとか松山城に到着し、二の丸から天守閣を目指すことにしました。

 

二の丸から天守閣を目指す

 

ここへきて、またしても階段地獄が!しかも石段のバラバラの間隔が、足腰にずっしりくるなぁ・・・。さすが、ラスボスです。がんばって登っていくと石垣が見えてきました。野面積ではないので、比較的新しい時代の石垣ですね。

 

天守閣まであと少し

 

天守閣の近くまでたどり着きました。後は城内を進んでいくだけです。もし自分が城攻め側だったら、城の壁の穴から鉄砲で打たれてるんだろうなぁ。当時に想いを馳せると、ちょっと怖い気持ちになっちゃいます。現代で良かった。

 

天守閣

 

無事に天守閣に到着です。

中に入ることができ、最上階から松山市内を一望することができます。築城当時はどんな景色が広がっていたのかなぁ。二の丸から石段を登りへとへとでしたが、天守からの景色に癒されました。天守を吹き抜ける心地よい風にあたり、疲れも吹っ飛びました。

 

天守閣から松山市内を一望

 

道後温泉で旅の疲れをリセット

松山城を後にし、最終目的の道後温泉に到着。

道後温泉本館を望む高台に駐車場があり、ここを拠点に温泉、商店街などをめぐり、また、そのままここで車中泊します。車を停めて散策の準備。入浴道具を持って、いざ、道後温泉街をめぐるぞ。

 

道後温泉本館(駐車場より)

 

駐車場を出発し、本館前にある休憩所「道後振鷲亭」に立ち寄ることに。道後温泉といえば坊ちゃんの舞台として有名ですね。その作者の夏目漱石が道後温泉を楽しんでいるパネルがあります。隣は正岡子規かなぁ。気持ちよさそう。

 

道後振鷲亭

 

そろそろ温泉を楽しみますか。

道後温泉本館は改修工事中で、利用できる施設は限られるものの、温泉入浴は可能です。人数制限されていましたが、運よく空いていて、ゆったり入浴できました。歴史ある道後温泉、体の芯までポカポカ温まりました。気持ちよかった。

 

道後温泉本館(夜の雰囲気)

 

道後温泉には本館以外に別館もあります。日本太古をイメージしたような雰囲気の「飛鳥乃湯」があり、夜は提灯や建物の灯りで、幻想的な雰囲気が楽しめます。インスタ映えしそうな感じですね。朝早くから営業しているため、明日の朝風呂で訪れたいと思います。

 

別館・飛鳥乃湯

 

郷土料理「かどや」で地元グルメを堪能

温泉を楽しんだ後は、ゆっくり夕食タイム。

さて、どこにしようかなぁ。温泉街をぶらぶら歩き、郷土料理「かどや」さんに決めました。地元鯛めしが自慢のお店とのこと。カウンタに座り、まずはノンアルコールビールで乾杯!おつまみに、カツオのお造りと宇和島じゃこ天七輪焼きを注文しました。

 

かつおのお造り、じゃこ天七輪焼き、シメに伊予さつま汁

 

カツオの刺身はねっとりした食感で、それでいてさっぱりした風味です。七輪で焼いたじゃこ天は香ばしく、こちらもうまい。ノンアルビールが進んじゃいます。

シメは伊予さつま汁を注文。麦味噌の冷たい汁に、ほぐした鯛の身とみかんの皮で風味を加え、ご飯にかけていっきにかきこむ。ほどよい酸味と味噌の甘みがくせになる絶品です。ううーーまいーー!!最高のご馳走で大満足です。ごちそうさまでした。

 

道後温泉のすぐ近くで車中泊

道後温泉街で温泉に食事、そして散策した後、駐車場にもどり車中泊の準備を開始。今日は道後温泉近くのここで車中泊します。時間的に駐車場には自分以外は誰もいなさそう。それでは、おやすみなさい・・・。

 

道後温泉近くの駐車場で車中泊

 

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さいごに

4日目の車中泊旅、冒険が無事に終わりました。

 

四国最西端の佐田岬、青い海と空に映える灯台、そして遺跡・砲台跡などをめぐり、絶品卵ダレかけさしみ丼を堪能しました。海沿いを爽快ドライブ、有名スポットの下灘駅に立ち寄り、松山城から道後温泉と、充実した一日を過ごすことができました。

 

本日も大冒険の一日、無事クリア!

 

5日目は瀬戸内海に浮かぶ島々、しまなみ海道をめぐります。どんな絶景が待っているのかなぁ。次回へ続く・・・。

 

4日目の車中泊旅の行程