ウェイクで行く車中泊の旅

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四国をぐるっと車中泊でめぐる旅日記~3日目【高知・四国カルスト、四万十川、足摺岬編】

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四国をぐるっとめぐる車中泊旅。

3日目にまず向かうのは、天空の道と呼ばれるドライブコースが人気で、パノラマ絶景が広がる四国カルストです。その後、四万十川沿いに南下し、足摺岬を目指します。走行距離200km弱、標高1000m級から一気に降下するドライブ旅。今回もどんなワクワクが待っているのかな。

 

 

 

道の駅「布施ヶ坂」を出発

急遽予定変更で車中泊地となった道の駅「布施ヶ坂」。山の中ののどかな景色が広がる静かな道の駅で、車中泊もめちゃくちゃ快適でした。いつものように朝早く目覚めて車から飛び出すと、近くには茅葺屋根の東屋を発見!昨夜来た時にはぜんぜん気づきませんでした。古き良き日本の風景には心癒されますね。

 

道の駅「布施ヶ坂」

 

道路を挟んだ向かい側には展望台があり、そこから眺める山々の景色は、早朝の幻想的な雰囲気と相まって、美しいの一言です。車中泊の醍醐味は早朝の清々しい空気と癒される景色に出会えることですね。深呼吸も気持ちいい!今日も良い旅になりそうです。

 

道の駅近くの展望台から眺める山々の美しい景色

 

さて、そろそろ出発しようかなぁ…。と歩き始めて、ふと何かに気付いちゃいました。振り向くと、大きく口を開いた天狗がいるじゃないですか!も、もしや、これはすべり台・・・正解です。すべり台の先は下の方まで続いていて、滑ったら戻ってこれなさそうです。別世界に行っちゃいそうな、そんな雰囲気を醸し出しています。

 

展望台の横に大きな口を開けた天狗のすべり台が!

 

さて、そろそろ四国カルストに向かいましょうか。道の駅から30km、40分ほどの場所にあります。

 

絶景パノラマ風景が広がる四国カルスト

高知から愛媛にかけて、標高1000mから1500mの場所に、四国を代表する絶景スポットのひとつ、四国カルストがあります。青々とした草花が広がる台地に、石灰岩などの白い岩が転々とした風景が広がっています。日本の三大カルストのひとつにも数えられています。

 

四国カルストに向かう途中、辺り一面を霧に覆われる

 

徐々に標高が高くなり、辺り一面が霧に覆われ幻想的な雰囲気に。もしかすると雲の中かも。背丈の高い草木がなくなり、高山道路特有の景色になってきました。この先に絶景が待っている!ワクワク!

 

四国カルストを縦断する天空の道をドライブ

 

おお!霧が凄い・・・やはり、まだ霧の中だった。空は晴れているのに、霧のせいで遠くがほとんど見えない。しかし時々、霧が晴れて視界が良くなるタイミングもあり、太陽に照らされたカルスト台地特有の景色を一望できました。まるでアニメの世界のような、神秘的な雰囲気が広がっています。

 

自然の神秘を感じずにはいられない景色が広がる

 

あれ?なんかいるぞ。

よーく見てみると牛がいっぱいいるじゃないですか。なんと、牧場の牛が放牧され、のびのびとすごす姿を間近で見ることができます。のどかな風景で癒されるなぁ。

 

のんびりすごす牛たちと出会える!

 

カルスト台地の中を歩いて散策することもできます。普段見たことがない景色の中、360度パノラマの開放的な気分を味わえます。

しばらく霧が晴れるのを待ってみたものの、一向に視界が良くなる兆候は見られず。一瞬の晴れ間に見せる、美しいカルスト台地の景色をしっかり目に焼き付け、さて、そろそろ次の目的地に向かいましょうか。

 

美しい景色をありがとう!

 

一気に標高急降下!四万十川沿いに四国最南端を目指す!

四国カルストを後にし、山道をひたすら南下し、途中から四万十川に合流。そこから四万十川沿いを並走し、四国最南端の足摺岬を目指します。先ほどまでの別世界の景色が徐々に見慣れた山の風景に。運転で少し疲れてきたため、四万十川と合流した場所にある、道の駅「よって西土佐」で休憩することにしました。

 

道の駅「よって西土佐」

 

2階建ての綺麗な道の駅で、地元特産品の売店や、四万十牛のステーキ、ハンバーグが味わえる食事処があります。2Fには見晴らしデッキもあり、四万十川の風景を楽しめます。

少し小腹が空いたので、何か食べるものを。道の駅に併設した四万十川の天然鮎を扱う鮎市場さんで、鮎コロッケを買ってみました。四万十川のほとりの駐車場でパクリ!しっかり鮎の味がします。初めての味。うまかった!中身を紹介しようと思ったところ、ちゃんとした写真を撮り忘れちゃいました。。

 

四万十川ほとりの駐車場で鮎コロッケをいただく!

 

清流四万十川と勝間沈下橋を眺めてのんびりと

日本最後の清流と呼ばれる四万十川。

過去のNHK番組で最後の清流として紹介され、その呼び名が広く広まったようです。四万十川には沈下橋と呼ばれる、シンプルな構造の橋がいくつかあります。そのうちのひとつ、勝間沈下橋に立ち寄ってみました。

 

四万十川に架かる勝間沈下橋

 

駐車場に車を停め、歩いて5分ぐらいの所に沈下橋があります。四万十川に架かる全長171.4mの橋で、地元の方が日頃から利用する生活橋になっています。そのシンプルな橋のデザインは、川が増水した際に流されないようにするためです。増水時は川に沈むことから、沈下橋と呼ばれています。勝間沈下橋のように橋脚が3本あるのは珍しく、多少の増水ではびくともしなそうな、そんな安心感がありますね。

 

川が増水しても流されないようシンプルなデザイン

 

橋を歩いて渡ることもできる(地元の方以外の車両乗り入れNG)

 

橋の上は歩いて渡ることができます。橋の上から川を眺めたり、心地よい風を感じたり。なんか懐かしいなぁ・・・、そんな気持ちにさせてくれる、美しい景色が広がっています。清流四万十川と沈下橋を眺めながらしばし時を忘れてぼんやりと。何とも贅沢な気分です。

 

勝間沈下橋は映画・釣りバカ日誌14の舞台として登場

 

足摺岬で灯台にグルメ、足湯を満喫

四万十川・勝間沈下橋でのんびりしすぎちゃったかな。そろそろ最終目的地の四国最南端・足摺岬を目指します。四国カルストからスタートし、標高1,000mから一気に駆け下り、最南端・足摺岬にやってきました。

 

足摺岬灯台

 

足摺岬灯台は色々な角度から、その美しい姿を眺めることができます。公園入口から歩いて5分ぐらいの場所に、最初の絶景スポットがあります。岬の先端にある白い灯台が青い空と海に映えますね。

 

青い空と海に映える純白の足摺岬灯台

 

もうひとつの絶景スポットは、少し離れた場所にある東屋からの景色です。少し歩きますが、ぜひ訪れてほしい場所です。

 

もうひとつの絶景スポットまで行ってみよう

 

東屋からは、絶壁にそびえ立つ灯台の雄姿を眺めることができます。眼下に荒々しい海を見下ろし、崖の先端で船の航海の安全を守り続ける灯台。健気に任務を全うする姿に、感動すら覚えてしまいます。最近、灯台にハマっている自分がいます。。。

 

東屋から眺める灯台の雄姿

 

土佐清水市の名物、清水さば漬け定食を堪能

そういえば、今日は鮎コロッケしか食べてないなぁ。。お腹も本格的に減ってきた。ちょっと遅い昼食ですが、足摺岬から歩いてすぐ近くにある、レストラン喫茶・つばきさんへ行ってみることにしました。

 

レストラン喫茶・つばき

 

2Fが食事処になっていて、店内はどこか懐かしい感じの雰囲気があります。遅い時間の入店ということもあり、お客は自分だけのよう。足摺岬灯台と海が一望できる窓際のテーブルに座りました。

 

店内の雰囲気と窓から見える足摺岬灯台

 

早朝から色んな所をめぐったなぁ。お腹も減ったし、さて何を食べようかなぁ。んっ?清水さばの漁師漬け定食(税込1,480円)が気になる。ここ土佐清水はサバが名物なのか。よし頼んでみよう。

 

清水さばの漁師漬け定食(税込1,480円)

 

サバ漬け定食到着!サバとご飯が別になっていますが、ご飯の上にのせてサバ漬け丼にしても良いとのことです。まずは漬けさばをそのままパクリ。タレがしっかりしみ込んださばは身もプリプリで、生姜の風味でとても食べやすいです。次はご飯にのせてさば丼でいただく。こちらもうまーーいい!ごちそうさまでした。

 

万次郎足湯でほっこり

そういえば、足摺岬公園の入り口にも銅像があったなぁ。誰かなぁ・・・中浜万次郎、ジョン万次郎!有名人じゃないですか。なんと、ここ土佐清水市はジョン万次郎の生誕の地でした!

 

中浜万次郎像(足摺岬公園入口)

 

小さい時に船で遭難したところを外国の船に助けられアメリカに渡る。勉学に励み、日本に帰国後は日米の懸け橋として活躍した偉人ですね。ジョンとは助けられた時の船の名前で、帰国後は江戸幕府直参となり、地元の地名を取って中浜万次郎となったとのことです。

 

万次郎足湯

 

足摺岬から少し車を走らせると、万次郎足湯があります。窓からは白山洞門が見え、のんびり足湯を楽しめます。湯温も選べて気持ちよかったなぁ。足湯の名前もそうですが、地元の有名人ということで、道路沿いにはジョン万次郎を大河ドラマに!という幟をよく目にします。地元の方々に愛されているのがわかりますね。ドラマ化、応援してます!

 

足湯に浸かってのんびり

 

山出憩いの里温泉に立ち寄り、道の駅「津島やすらぎの里」を目指す

さて、そろそろ車中泊場所を探しますか。いつもお世話になっている車中泊アプリ「drivePマップ」でチェック。よし、ここに決めた。目的地は道の駅「津島やすらぎの里」、そして途中にある山出憩いの里温泉に立ち寄ります。

 

山出憩いの里温泉

 

足摺岬から今度は一転して北を目指す。山の中をしばらく走っていると、お城の姿が・・・。もしかしてここ?はい、ここでした。お屋敷という感じの建物で、とても雰囲気があります。こういう場所はいつ来てもワクワクしちゃうんです。温泉気持ちよかった。

 

休憩スペースの居心地があまりに良く、旅の疲れもあり、ちょっとウトウト。座布団に根がはって動けん。でも、そろそろ行かねば。がんばって立ち上がり、道の駅「津島やすらぎの里」に向け出発。到着すると辺りはすでに真っ暗で、手際よく車中泊の準備を済ます。1日お疲れさまでした。今日はたくさん走ってお疲れモード。おやすみなさい。。。

 

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さいごに

3日目の車中泊旅も無事に終わりました。

 

標高1,000m、四国カルストと天空の道を雲の中ドライブし、カルスト台地と山々の絶景を堪能。清流四万十川と沈下橋の景色に癒されリフレッシュ。海と空と足摺岬灯台の絶景、そしてグルメと足湯を満喫しました。一気に駆け下りてひた走るドライブ旅でしたが、見るものすべてに癒される良い旅ができました。

 

4日目は愛媛県に入ります!

佐田岬をめぐったのち、JR予讃線沿いにシーサイドドライブを楽しみ、温泉&車中泊の目的である道後温泉を目指します。途中、インスタ映えで有名な下灘駅にも立ち寄ります。次回へ続く・・・。

 

3日目の車中泊旅の行程