奈良県最南端で日本一の広さを誇る「十津川村」。
山深い自然豊かな村で、十津川に架かる迫力満点の谷瀬の吊橋、3県にまたがる国特別名勝の大渓谷・瀞峡など絶景スポットがたくさんあります。また、神様に呼ばれないと行くことができないという、超パワースポット・玉置神社も有名です。
今回は十津川村が誇る天然かけ流し温泉で旅の疲れを癒しつつ、道の駅「十津川郷」で車中泊してみたので、紹介したいと思います。
アクセス
村を南北に流れる十津川と並走する国道168号線沿いに、道の駅「十津川郷」があります。隣には村役場、警察庁舎もあり、村の中心部に位置しています。周辺にはお店がほとんどなく、事前の車中泊のための食材等調達は必須です。
施設情報
駐車台数が20台程度と、小さな道の駅です。
お土産やカップ麺などのちょっとした食料を購入できる売店や、ツルツル喉ごしの良いお蕎麦屋があります。駅内には足湯もあり、いつでも気軽に楽しめます。道の駅からは清流・十津川の景色を一望できます。
基本情報
駐車場:普通車 18台/大型車 2台/身障者用 2台
トイレ:24時間利用可能
自販機:飲料
EV充電スタンド:あり
売店:9時~17時
蕎麦処・行仙:11時~15時
足湯:終日かけ流し
喫煙所:あり
無料Wifi:あり(駐車場内では受信できず)
最寄りコンビニ:無し
道の駅から眺める十津川の絶景
駐車場エリアから駅沿いに流れる十津川の絶景を楽しむことができます。温泉地へ向かう赤い橋も望めます。
道の駅から少し歩いて行くと、川の近くまで行くことができます。橋の向こう側には滝が流れており、ちょこっと散策がてら見に行くのもおすすめです。ただし、河川敷は立ち入り禁止で降りられず、一番近いところで写真を撮りました。
源泉かけ流し温泉が楽しめる足湯
この地に湧き出している温泉地温泉かけ流しの足湯が堪能できます。
泉質は単純硫黄泉で、いかにも温泉に来たなぁ~と思うほど、良い香りが漂っています。泉温60℃が冷まされつつ、ちょうどよい温度にて、しっかり足元から体が温まります。寒い日には嬉しいですね。
お土産だけでなくカップ麺も・・・
売店では十津川村の素材を活かしたお菓子や加工品など、素朴でおいしそうな商品がたくさん並べられています。また、カップ麺なども売っており、村のコンビニみたいな感じでした。
雰囲気はどんな感じ?
夜22時ごろの道の駅の様子です。
まず、スマホカメラの限界を感じるぐらいの真っ暗さです。
敷地内には外灯が一切なく、国道の外灯で少し明るいぐらいです。驚くほどの真っ暗さです。逆に車中泊時の車内もまっくらになるので、普段より熟睡間違いなしかと思います。
駐車場のすぐ隣の建物内のトイレ入口は明るく、夜中でも常に点灯しているので安心です。トイレ内に人が入ってくると自動点灯するタイプです。自販機周辺は安定の明るさですね。。足湯のところは暗いですが、なんと!夜中もかけ流しでした。。入ろうか悩んじゃいましたが、暗すぎて・・・。
夜になるとすぐそばの国道は、ほとんどというか、まったく車が走っていない状態です。夜中に道の駅に立ち寄る車もほとんどなく、一度も目覚めることなく朝を迎えました。ここに来る前に立ち寄った日帰り温泉でポカポカ、疲れも癒され、何とも言えない心地よい車中泊ができました!
朝6時頃の道の駅の様子です。
車中泊の車は自分も含めて6台で、前日の夜から同じ顔触れです。朝になるとちらほらと道の駅に立ち寄る車も増えてきます。
国道の電光掲示板に表示された温度計をみると、なんと!氷点下2℃!!
外で寒さに耐えていると、なんとも魅力的な湯気が・・・。おっ!かけ流し足湯!今なら外も明るいし、怪しまれないし、入るなら今だ!靴下を脱ぎ捨て、足湯へゴー!「あ~いい湯だな。。」足元から体が温まってくる。もう出られん。
まだまだ寒い2月。山間部での氷点下はごく普通のことで、この時期での車中泊には防寒対策が必須になります。今回も、電気毛布と掛け布団を持参しての車中泊だったため、ぬくぬく快適にすごすことができました。
道の駅グルメ
道の駅で楽しめるお蕎麦屋さんと、串こんにゃく屋さんを紹介します。
蕎麦処・行仙
建物の2階に、蕎麦処・行仙さんがあります。
店内から十津川の景色を眺めながら、美味しいおそばを堪能できます。
ざるそばやかけそば、おろし、なめこなど、いろいろなお蕎麦が楽しめます。うどんもあります。卵かけ定食もあり、卵かけご飯が絶品とのこと。今回はざるそば(税込800円)を頼んでみました。
冷水でしっかりしめられ冷えたお蕎麦は喉ごしがよく、弾力のあるそばは噛むほどにそばの風味が口いっぱいに広がり、大変美味しいおそばでした。濃いめのつゆとの相性も良く、一瞬で食べ終わっちゃいました。蕎麦湯をいただき、のんびりお蕎麦の余韻を楽しみました。ごちそうさまでした!うーーまい!!!
元祖・串こんにゃく
足湯の隣、ふれあい朝市のスペースで、串こんにゃくを味わえます。
5時間じっくり煮込んだ串こんにゃくには味がしっかりしみ込み、そのままでも美味しいですが、ゆず味をいただくことにしました。これは間違いなくうまいやつ!
出汁の旨味とゆずのさわやかさの相性がよく、何本でもいけるうまさです!ホクホク温かいこんにゃくが、冬の冷えた旅人の体を優しく温めてくれます。
入浴情報
十津川村は温泉地としても有名で、魅力的な源泉かけ流しの温泉が、村内にたくさんあります。道の駅周辺は「温泉地温泉」と呼ばれる場所で、車で5分ぐらいの場所に2つの日帰り温泉があります。今回は、「温泉地温泉・滝の湯」に行ってみました。
ここの日帰り温泉の魅力は、滝を見ながら露天風呂を楽しめることです。
「これは絶景風呂が楽しめるぞ!」とワクワクしていましたが、なんと、訪れた日は露天風呂には入れないとのこと。残念ですが室内風呂のみを堪能させていただきました。楽しみは次回に取っておきます。
露天風呂・滝の湯<出典:なら旅ネット(奈良県観光公式サイト)>
泉質は単純硫黄泉で、泉温は60℃になります。贅沢にも源泉かけ流しで温泉入浴できます。無色透明でほど良いヌルトロ感のある温泉です。温泉は少し熱めですが、体の芯までよく温まり、車に戻ってからもしばらくポカポカでした。硫黄の香りにも癒され、しばらくこの地で湯治したいなぁと思わせる良質な温泉でした。
入浴後、管理人さんより、かわいいステッカーをいただきました。相棒のうぇいくまとツーショットです。癒されるなぁ~。。
施設情報
営業時間:8:30~20:00
定休日:木曜日
入浴料:大人 800円/子供 400円
電話番号:0746-62-0400
公式HP:十津川温泉郷 | 十津川村観光サイト
周辺の観光情報
十津川村の観光名所として、以前に訪れたことがある、
- 谷瀬のつり橋
- 瀞峡
- 玉置神社
を紹介したいと思います。
谷瀬の吊り橋
十津川にかかる全長約300m、高さ54mの吊り橋です。渡ることができ、まるで空中散歩している感覚です。周囲の山々と青空、眼下に広がる十津川。息をのむほどのパノラマ絶景が待っています。スリリング満点です!
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瀞峡~瀞ホテルのハヤシライス
断崖に囲まれた大渓谷で、奈良・三重・和歌山の3県にまたがった場所にあります。エメラルドグリーンの川をジェット船でめぐることもできます。
その瀞峡にある瀞ホテルの名物といえばハヤシライス。ぜひ一度訪れてみてください。(3年以上前なので要事前確認)
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玉置神社
神様に呼ばれないとたどり着くことが出来ないことで有名な、超パワースポットが玉置神社です。途中、雪道に阻まれ、自分は行けないのでは?と思いながらも、何とか到着。ぜひ訪れたいパワースポットです。
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まとめ
道の駅「十津川郷」で車中泊を紹介しました。
自然豊かな山々、十津川に囲まれた、のどかな道の駅でのんびりすごすことができました。道の駅の足湯や近くの日帰り温泉で、源泉かけ流しの良質の温泉を堪能し、体の芯までポカポカ、旅の疲れも吹っ飛んじゃいました。夜も静かで快適な道の駅でした。
お蕎麦も串こんにゃくも素朴で絶品!風光明媚な観光名所や、パワースポット、天然温泉もたくさんあり、「また、遊びに来たい!」と思うお気に入りの場所になりました。
日頃の疲れを癒しに、十津川村へ訪れてみることをおすすめします。心も体もポカポカ温まりますよ。