春から夏・秋にかけドライブには最適な季節になりました。毎年、この季節になると必ず訪れる場所があります。長野県の諏訪湖の近くの高原を走るビーナスラインです。高原道路特有の開放的な景色と青空のドライブは気分をリフレッシュさせてくれます。
今年はコロナ感染防止による外出自粛により、観光で訪れるのは厳しいため、過去の思い出振り返りとして紹介していきたいと思います。
※紹介する写真は2010年~2019年に撮影したものになります。
旅の行程
中央自動車道諏訪ICから、蓼科、美ヶ原高原までをドライブし、途中、そば処にも立ち寄ります。
※説明の都合上、ルートが前後しています。
ビーナスライン
ビーナスラインは、諏訪ICを降り茅野市街から蓼科、白樺湖、霧ヶ峰、美ヶ原高原を走る観光道路です。元々は有料道路で2002年に全線無料化されています。
茅野市街から徐々に高度を上げ、白樺湖を過ぎたあたりから、高原道路特有のパノラマの景色が広がります。視界が開け、高原の曲がりくねった道を心地よい風を受けながらドライブを楽しむことができます。
白樺湖
本格的な高原道路の玄関口ともいえるのが白樺湖です。遊園地やホテルなど、一帯は観光リゾート地になっています。池の平ホテルなどが有名ですね。
白樺湖の北側にはウッドデッキで整備された場所があります。コンビニ(ローソン)もあり、ちょっとした休憩スポットになっています。綺麗なトイレもあります。
白樺湖の東側の無料駐車場で休憩していると、湖からカルガモ親子がやってくることがあります。よくここで餌を貰っているのかな。人懐っこくてかわいいですね。
車山高原
冬の季節になるとスキー客で賑わう車山高原ですが、冬以外でも観光用としてリフトが営業しています。スカイライナーで中腹まで、さらにスカイパノラマで車山山頂まで行くことができます。
展望リフトは春から秋にかけてのみの営業です。リフト料金は山頂まで行く場合は、往復で1,700円(夏休み中は1,900円)になります。中腹から山頂を目指すルートもあるので、景色を楽しみながら運動がてら歩くのもアリです。
◆詳細は車山高原・夏山展望リフトのHPをご覧ください。
リフトは開放感があり、周りの美しい景色を眺めながら山頂を目指すことができます。山頂には車山神社と車山気象レーダーがあり、山頂からは全周パノラマの景色が広がっています。
車山高原のリフト乗り場(駐車場)と同じ敷地内にはお土産屋や食事処がいくつかあります。その中で高原バイキングを楽しめるお店があります。バイキングは夏の期間(7月中旬~8月末)のみの営業です。興味のある方は下記の記事をご覧ください。そばや高原野菜など、お腹一杯堪能できます。
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霧ヶ峰・富士見台
車山から少し走ったところに霧ヶ峰・富士見台という、絶景が楽しめる駐車&お土産屋の場所があります。その向かいの山の斜面には、7月中旬に満開を迎える、ニッコウキスゲの花が一面に咲き誇ります。
遊歩道が整備され、花に包まれながら散策することができます。夏でも高原は涼しく、美しい花と心地よい風で、いつまでもここに居たくなる気分にさせてくれます。開花期間が限られますが、必ず訪れたいスポットになっています。
霧ヶ峰
霧の駅と呼ばれ、広い駐車場、トイレ、お土産屋、食事処があります。近くにはグライダーを楽しむための滑走路があります。その周辺は散策を楽しむための遊歩道もあります。
霧の駅を道路の向かい側のすぐの所に乗馬体験できる場所があります。人懐っこい表情で写真撮影にもちゃんと応じてくれます。とはいうものの、近づきすぎて馬にいたずらされないようにお子様には注意してくださいね。
駐車場内には直売店や軽食が楽しめるお店があります。じゃがバターや鹿肉串などが楽しめます。その中で一番好きなのが、キノコ汁です。キノコの味が汁にしみわたり、たっぷりキノコを味わえます。
この場所は霧が立ち込め、すぐ近くも見えないぐらい一面真っ白になることがあり、経験したことがあります。幻想的な景色が楽しめるのもビーナスライン・霧ヶ峰の魅力のひとつです。
大展望台・三峰茶屋
霧ヶ峰から美ヶ原高原に向かう途中に、山々が一望できる絶景パノラマスポットがあります。売店と軽食が楽しめる売店から少し歩くと、全周山々が広がる眺望を堪能することができます。
人気のスポットで駐車場も狭く、混雑する可能性がありますが、ぜひ訪れたい絶景スポットのひとつです。
美ヶ原高原・道の駅
ビーナスラインの終点が美ヶ原高原です。道の駅にもなっており、800台駐車でき程の広大なスペースです。標高は2000mで、日本一標高の高い道の駅になっています。お土産屋や食事処もあります。
駐車場からの景色も素晴らしく、真夏でも涼しいぐらいで過ごしやすいのですが、車中泊は残念ながら禁止になっています。
◆駐車場利用時のお願い
冬期中は積雪の影響から周辺道路も含め通行止めになるので、出かける際は注意してください。
◆冬期通行止め情報
https://shimosuwaonsen.jp/info/venus/
美ヶ原高原美術館
道の駅の売店から歩道橋を渡った先に、美ヶ原高原美術館があります。広い敷地内に、芸術作品、オブジェが展示されています。入場料は大人1000円(高大:800円、小中:700円)になります。
美術のセンスがある方は楽しめるのかと思いますが、あまり興味がない人が行くとへぇ~で終わる可能性が高いです。敷地内をのんびり散歩してオブジェを見て楽しむ感じです。
◆詳細は美ヶ原高原美術館にHPをご覧ください。
そば処
長野といえば蕎麦!、ここビーナスライン周辺にも多くのそば処があります。その中から、「やまなみ」、「田村」の2店舗を紹介します。
石臼挽き純手打そば やまなみ
蓼科湖畔にお蕎麦屋さん「やまなみ」があります。そばだけのせいろで920円、天ぷら付きの天せいろで1650円になります。蕎麦屋の玉子焼きも人気があるようです。手打そばは喉ごしがよく、噛むたびにそばの風味が口いっぱいに広がります。1枚で足りない場合は、追加(550円)可能です。
そば 田村
同じく蓼科エリアにあるお蕎麦屋さん「田村」です。
お蕎麦単品すべてにセット(+200円)が選択でき、キノコ飯と漬物が付いてきます。そばの量は中盛、大盛(+400円)も選べます。
ここは普通でもそばが多いですが、風味と食感は少し物足りなさを感じるかもしれません。喉ごしがよく美味しいのですが。天ぷらは山菜をふんだんに使い、お腹にがっつりくる感じです。とにかくお腹一杯そばを食べたい!という方は満足するかと思います。
食事場所は店内とテラスがあり、天気の良い日はテラスがおすすめです。屋根もあり涼しく快適にすごせるかと思います。ただし、自然が豊かということで、虫も多いので苦手な方は店内がよいかと思います。
リゾート&スパ「テラス蓼科」
蓼科湖の近くに、宿泊施設、リゾート&スパ「テラス蓼科」があります。メゾネットタイプの客室、八ヶ岳を一望できる露天風呂、ドッグラン、テニスコート、近くにはゴルフ場など、高原リゾートを堪能できる施設です。
以前に訪れた際の記事もありますので、興味があればご覧ください。
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◆施設情報(公式HP)
まとめ
諏訪湖周辺の高原を走るビーナスラインの観光スポットやそば処などを紹介しました。
春から夏にかけては高原植物が咲き、また、真夏でも涼しく快適で観光するのには良い季節になりました。高原を抜けるドライブは開放的で、至る所に絶景スポットがたくさんあります。
絶景パノラマ風景と高原の心地よい風を感じるドライブ。
ぜひ、ビーナスラインに訪れてみてはいかがでしょうか。