長野県のほぼ中央に位置する諏訪湖。
冬は湖面の氷の亀裂がせり立つ御神渡り神事や、夏は湖上花火大会などが有名です。ビーナスラインを経由して霧ヶ峰や美ヶ原高原へのアクセスも良好で、多くの観光客で賑わう人気のスポットです。
涼しさを求めて霧ヶ峰高原への車中泊旅の途中、諏訪湖に立ち寄り、ぶらりと散策してみたので紹介したいと思います。
散策ルート
諏訪湖観光でも人気のスポット、遊覧船や間欠泉、高島城のある湖の東側をぶらり散策してみました。
駐車場
湖畔にいくつか駐車場があり、無料で利用できます。休日にもなると午前中にはほぼ満車になるため、早い時間に訪れるのがベストです。間欠泉近くには、利用者用の駐車場(約60台程度)があり、こちらもおすすめです。
諏訪湖遊覧船・諏訪湖観光汽船
諏訪湖をぐるっと一周する遊覧船で、優雅な湖の姿や周辺の山々を眺め、歴史や観光情報を聴きながら楽しめるツアーです。
観光船は2隻、白鳥の姿がかわいらしい「すわん」。2019年に完成した新しい観光船「スワコスターマイン号」です。朝一番9:30出航の最新船で諏訪湖クルージングを満喫しました。
船内は広くてきれい!
まだ完成して間もないということもあり、船内はとてもきれいでおしゃれです。
1階の船内はベンチが並べられ、広くて開放的です。座席に一人ずつゆったり座るのも良いですが、自分のように船内を移動しまくるタイプはこのタイプがいい感じです。座って落ち着いていられない性格なので…。
2階は開放感抜群のオープンデッキ
船の2階に上がると、真夏の日差しが眩しい、開放感抜群のオープンデッキになります。二人用のテーブル・チェアと、奥には屋根付きでゆったり座れるスペースがあります。人気があるため、乗船開始後、すぐに埋まってしまいます。
諏訪湖の風を感じながらの25分間の周遊
遊覧船は諏訪湖を25分かけて1周します。
オープンデッキに出ると、諏訪湖の爽快な風を感じながら、美しい山々や諏訪湖周辺の街の景色を楽しむことができます。
訪れたのが夏ということで、とにかく日差しが凄かったです。
日焼け対策をしていないので、おもいっきり腕と首を日焼けしちゃいました。夏快晴時のオープンデッキはちょっときついかも…。
諏訪湖には、武田信玄の水中墓伝説があるとのこと。
湖底を調査した際に、武田家の家紋と同じ菱形の何かを発見。その後のさらなる調査で、結局は何も見つからなかったようです。お宝が眠っているかも!?と思うだけでも、ロマンがあっていいですね!
あっという間の25分間でした。
諏訪湖に何度も来ているのに、観光船に乗るのはこれがはじめて。諏訪湖をのんびり周遊し、心地よい風と景色が楽しめる。もっと早く体験しておけばよかったと思うほど、開放的でリラックスした気分が味わえるクルージングでした。
施設情報
出発スケジュール:9:30~15:30を1時間おきに運航
料金:大人 920円 / 子供 460円(3歳~小学6年生)
お得クーポン:有り
公式HP:諏訪湖観光汽船公式サイト
諏訪湖ぐるっとサイクル
諏訪湖をぐるっとまわるのに約16kmあります。
湖畔には多くのスポットがあり、歩いてめぐるのは大変。そこで便利なのが、レンタサイクルです。1時間数百円や1日1回500円(岡谷駅前レンタサイクルなど)など、自転車の種類により料金体系も豊富です。
今回は散策で諏訪湖東側めぐりということで、次回訪れた際は利用してみたいと思います。諏訪湖の風を切って走ってみたいです。
足湯に間欠泉
遊覧船乗り場から北に少し歩いたところに足湯と間欠泉があります。
どちらの施設も無料で利用できます。
いつまでも入っていられるポカポカ足湯
湖畔の公園内にある、足湯スポットです。
横長のスペースに、間隔をとって入浴しても、20人ぐらいは楽しめる広さがあります。温泉は無色透明で、においもほとんどなく、足からポカポカよく温まる温泉です。しばらく入っていると、足首の上までピンクに染まります。あ~、気持ちいいなぁ~。
足湯を利用する際は、タオル等の持参を忘れずに!
もし忘れても、すぐ隣の間欠泉センターでオリジナルタオルが売っています。手ぶらで気軽に足湯が楽しめる、ありがたいスポットです。
必見!迫力の間欠泉
足湯のすぐ隣に、諏訪湖間欠泉センターがあります。
決まった時間になると、建物2階の高さに達するほどの、勢いよく吹き上がる迫力の間欠泉を楽しむことができます。離れた場所でも湯気としぶきで、温泉に入った気分かも?
以前は自然の噴出で今よりもっと高かったそうです。いつしか勢いがなくなり、今はコンプレッサーで人工的に噴出しているとのことです。昔の姿を再現して今でもその雄姿を楽しめる、貴重な体験ができました。
施設情報
◆足湯
利用可能日:年中無休
利用時間:9:00~18:30(4月~11月)
9:00~17:30(12月~3月)
料金:無料
その他:タオルは隣の間欠泉センターで購入可(1枚200円)
◆諏訪湖間欠泉センター
利用時間:9:00~18:00(4月~9月)
9:00~17:00(10月~3月)
噴出時間:9時~17時で1時間半おき(4月~9月のみ)
入場料:無料
その他:2階にドラマ・映画撮影記念展示あり
タケヤ味噌会館
間欠泉センターのすぐ向かいに、タケヤ味噌の工場があります。その敷地内に、タケヤ味噌会館があります。味噌作りに関する展示物や、味噌が出来るまでの工程を知ることができます。
みそとバニラのベストマッチ!絶品ソフトクリーム
ここでしか買えない商品、グッズなどもあり、特におすすめなのが、「ごまみそソフトクリーム」です。まろやかな味噌のほのかな風味が感じられ、バニラアイスとの相性もばっちり。美味しくいただきました。
施設情報
開館日:年中無休
※年末年始など休業するときもあり
開館時間:9:30~16:30
料金:無料
高島城
間欠泉センターから南に2㎞ほど、徒歩25分ぐらいの場所に、立派な天守閣を構える高島城があります。
戦国末期に築城され、江戸時代になってからは、諏訪氏が270年間もの間、居城としこの地を治めていました。明治の廃藩置県で城郭が撤去され、その後、昭和45年に天守閣が復興され現在に至ります。
諏訪湖市街を一望できる絶景スポット
城内は貴重な展示物や資料から、諏訪の歴史を知ることができます。
最上階は展望台室になっており、360度、諏訪市街を一望することができます。諏訪湖も眺めることができます。写真は公園と諏訪市街方向の景色です。諏訪の景色を楽しみながら、天守閣を吹き抜ける心地よい風を感じ、のんびりすごすことができました。
施設情報
開館時間:9:00~17:30(10月~3月は16:30)
休館日:12/26~12/31、11月第2木曜
入場料:大人310円 / 小人150円
ラーメンまるなか
散策してお腹もペコペコ。
湖畔公園周辺を歩いていると、なにやら魅力的な看板が!
もやし野菜山盛りのガッツリラーメン!しかも、麺と野菜が大盛り(普通の2倍量)までは無料!太麺で味噌こってり。。。どストライクです!気づいたら、店に吸い込まれていました。。
うっ!うますぎる!!
ラーメンのメニューが豊富で、太麺の醤油、味噌のまるなかラーメンをはじめ、シンプルな醤油、鯛塩ラーメンもあります。太麺濃厚つけ麵、ご当地信州味噌ラーメンも気になります。
ここは迷わず!「まるなか味噌チャーシュー麺」を注文。
量は店員さんとも相談し、中盛りを選択しました。
期待の中、まもなくラーメン到着。どんぶりの縁取りに厚切りのチャーシュー!山盛りのもやし野菜!食べ応え満点のストレート太麺!そして、背油こってり濃厚スープ。にんにくをすり潰して好きなだけスープに投入!
久々のがっつり系ラーメン!
味噌の甘みと背油の甘みが太麺によく絡んで、うまーい!の一言。野菜からの甘みも染み出し、塩辛さはあまり感じない、ちょうどよい濃厚な旨味スープでした。鼻を抜けるにんにくの香りが食欲を増してくれます。
そして感動の厚切りチャーシュー。肉厚なのに箸でほろほろ、スープとの相性もばっちり。食べ応え満点ですが、ペロッと食べられる。気が付くと、スープ一滴残さず完食していました。うーまい!!!大盛りにしておけばと、後悔するほどうまかった!
また食べに行きたくなっちゃいましたぁ~~!。。
まとめ
諏訪湖の東側の観光スポット、遊覧船や足湯、間欠泉、高島城をぶらり散策でめぐってみました。
諏訪湖を周遊する遊覧船は、真夏の暑い日差しの中でも、諏訪湖を吹き抜ける風を感じながら、爽快なクルージングを楽しむことができました。迫力の間欠泉の噴出、そして足湯でのんびり休憩。みそのアイスにがっつりラーメンでお腹も満足。日頃のストレスも忘れる楽しい散策旅でした。
さて、そろそろ霧ヶ峰に向かいますか。
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