最近は家に居る時間が多いこともあり、昔の写真などを漁っている時間が増えました。学生の頃は、中古で買った車をバイト代でコツコツいじって楽しんでおり、当時の写真を見る度に、楽しかったなぁ~と一人、懐かしんでおります。
今回は車いじりに夢中になっていた、2,30年前の自動車パーツを当時の思い出を振り返りながら紹介したいと思います。
「こんなパーツあったね!」
しばし、アラフィフさんの回顧録にお付き合いください。
※記事の中の用語は世間一般的な呼び名ではないかもしれませんがご容赦ください。
カーオーディオ系
中古で買ったはじめての車はなんと、カーオーディオがカセットテープでした。好きな歌手のCDも聴けん!すぐさま、バイト代で中古の社外カーオーディオに交換しました。その時はあまりの嬉しさに、意味もなくよく車を走らせていました。
2DIN グラフィコ付きCDオーディオ
はじめに紹介するのがこちら、グラフィックイコライザー付きのCDオーディオです。2DINとは車のオーディオサイズの統一規格で、当時の車はほとんどこの規格に合ったサイズになっていました。そのため、ほとんどの社外品が取付でき、とても自由度が高かったです。
グラフィコ(グラフィックイコライザー)とは、低音から高音までの音の大きさをグラフみたいに表示したものです。好きなように、音に強弱が付けられます。しかも、音楽に合わせてグラフが動くため、特に夜のドライブは最高でした!
ソースはCDとMD(付いていたか記憶なく。。)1枚掛けのため、CDが終わるたびに交換するのが面倒でした。そのため、CDチェンジャーなる、箱にCDが10枚ぐらい入って勝手にCDを変えてくれるものがありました。ジュークボックスですね。
でも、この箱、トランクに設置していたので、全部聞き終わると車を降りて、入れ替える手間があります。今のSDカードの大容量からは考えられないですね。
当時はユーロビート聴いてノリノリドライブでした。もちろん、音質はドンシャリで! (ドンシャリとは中音を絞り、やたらと低音と高音を強調した音質です)
リアトレイスピーカー
絶滅危惧種というか、絶滅種の登場です。
セダンやクーペなどの後部座席裏のトレイ上に置くスピーカーです。昔はリアスピーカーが標準で付いていない車があり、後付けでこのリアトレイスピーカーを付けている方が多くいました。
有名なブランドの場合、ロゴが光ったりするため、後部座席からの見た目がナウく人気がありました。お金がない自分は貰いもので我慢でした。取付後の4chサウンド、後ろから音がするのに感動したものです。
ツイータースピーカー
ツイータースピーカーは高音を補強するスピーカーで、今ではドアのミラー付根やダッシュボードに埋め込まれていたりします。昔の車にはそんなの付いてないので後付けです。
このスピーカー、両面テープで簡単に付くのですが、よく外れて落ちて困ったものです。あるあるですね!
ウーハースピーカー
これはもう趣味の世界です。
低音を補強するためのスピーカーで、リアシートをつぶして、どでかいウーハースピーカーを鎮座させていました。
これを鳴らすためにはアンプが必要で、トランクに取り付けていました。電源はバッチョクで、バッテリーに直接配線していました。
この仕様にしてからは、よく、首都高大黒PAに行っていました。土曜日の夜は色々な車が集まり、そりゃもう、凄かったです。
怖そうな車に駐車場内で道をふさがれ、朝まで車の中で過ごしたのは苦い思い出です。実は、これが初の車中泊だったりします。
カーナビ
カーナビといえばカロッツェリア!
カーナビが出始めた頃で、とにかく高かった記憶があります。バイト頑張りました!
当時の地図データはCDロムで、地域によってCDを入れ替える必要がありました。しかし関東版でも詳細ではありませんが、全国の地図は記録されていました。今では当たり前の軌跡機能や再ルート設定なんてありません!いったんルートから外れると二度と案内してくれません。ツンデレ好きな方にはたまらない仕様です。
走り系
ここからは走り系のパーツです。気合の入った走り屋さんではなかったので、パーツはしょぼいですが、どれも懐かしさ満点です。
エアクリーナー
別名、毒キノコです。
アクセル踏むたびに、しゅごー、しゅごーと音がしてその気にさせてくれます。
弾丸マフラー
マフラーは排気ガスが出てくる部分で、最近の車はバンパーに隠れて見えてることは稀ですが、当時はとにかくこのマフラーを強調することがかっこよかったんです。
円柱ストレート、アルミ鏡面がさいこー!
あまりの煩さにサイレンサーを取り付けていました。
イリジウムプラグ
エンジンの点火プラグです。当時はケーブル?と一緒に交換していました。燃費とパワーが向上するという謳い文句だったような気がします。
燃調コントローラ
マフラーやエアクリを交換すると燃調が狂ってパワーが落ちたり、黒煙がでたりすることがあります。そのため、この燃調コントローラで調整します。
回転数ごとにつまみがあり、燃料の濃さを変更できます。調整にはノウハウがあると思いますが、自分は適当チューニングです。走ってみて、運転しやすいようにいじってました。たしか、回転数に合わせてつまみの色が変わった気がします。夜の車内を彩るアイテムとしても活躍しました。
ターボメーター
エンジンの過給機の空気量を測るメーターです。過給が多いと数字が上がっていき、なんだかパワーが出てるという錯覚がします。ターボやスッチャー(スーパーチャージャー)が付いた車で、走り好きの人の多くが装着しているアイテムでした。
ターボタイマー
絶滅危惧種の再登場です。
ターボタイマーと呼ばれる装置で、キーをOFFしてもしばらくエンジンがアイドリングし、設定時間でエンジンが切れます。むかしのターボはすぐにエンジンを切っちゃイカン!という理由で取り付けている人が多かったアイテムです。
アフターアイドリング、今のターボ車ではあまり見かけない作法ですね。
ちなみに鋭い方は、背景のメーターで何か気づいたはずです!そもそも、ターボタイマー要らないんじゃないかって!
車高調
車高調(シャコチョ)とは、車高調整式サスペンションの略称です。専用の工具を使って、バネの縮量を変えることで、車高を変えることができます。減衰力も変更できます。
とにかく見た目重視でシャコタンでしたね。
最低地上高90mmは守っていましたが、段差ではバンパー擦りまくりで、傾斜は斜め侵入は当たり前、場合によっては車体が沈み込む前に、行ったれー!で勢いよく行き過ぎてパンパーを何度か割ったものです。
今でも段差や傾斜では無意識に斜め気味に侵入しちゃいます。ウェイクならそのまま行っても大丈夫と分かっているんですが、、。
蒼白い明るいバルブ
昔の車のヘッドライトはLED、HID、キセノンランプでなく、普通のハロゲンランプで、今と比べてかなり暗かったです。そこで登場したのが、明るいバルブ!別名、よく切れるバルブです。
色が蒼白く、当時高価だったHIDランプに近い色であったため、よく交換している車がいました。でも、すぐに切れちゃうんですよね。
おまじない系
効くか分からないけど、当時話題になっていたパーツです。今でもやっている人はいるのだろうか?
アーシング
アーシングとはエンジンルーム内のパーツ筐体をアースに落とすことで、燃費やパワーが改善するといったアイテムです。太いケーブルが数本入っており、バッテリのマイナス端子に接続します。
取付後の体感はあまりよく分からずでした。
トルマリンシート
これは究極のおまじない(自作)パーツではないでしょうか。
100円ショップで売ってる肩こり用トルマリンパッチを銅テープに巻いて、吸気系のパイプに取り付けるというもの。空気がトルマリンの効果で整流され、燃焼効率がよくなる、そんな感じだったかと思います。
その効果は!?・・・体感できず。。
自分の肩に貼った方がよほど効果がありそうです。この話を嫁さんにしたら、お願いだから騙されないでね!と言われました。???
最強アイテム「オプションステッカー!!!」
当時の走り屋のバイブル的雑誌というほど人気があった「オプション」。
月刊誌でOPTION2もありました。自分も毎月買って、隅から隅まで読んでいました。改造に関する情報や、走り屋投稿コーナー、チーム募集、ゴマメ写真コーナーなどありました。今でもあるのかぁ?
そのオプションで配布されていたステッカーがこれ!
当時のデジカメの解像度が悪く、しかも拡大したので余計みにくいですが、正真正銘のオプション2ステッカーです。
これを貼っていると走り屋と仲良くなれるという噂がありました。当時、オプションサインというのがあって覚えたような気がします。一度もそのような事に遭遇したことは無いですが。。こういうことに夢中になっていたんですね。若い時の恥ずかしい思い出です。
まとめ
2,30年前の懐かしい自動車パーツをいくつか紹介してみました。
当時はとにかく趣味が車でバイト代の多くは車にかけていました。そういう若者が多かったと思います。車離れが進んだと言われて久しいですが、今は気軽にいじれる車が中古含め少なくなったというのが、車好きの自分としては本当に悲しいです。そういう自分も今は軽自動車ウェイク乗りです。
ウェイクで山道を走っていると時々、シルビア、180SX、シビックが来ると、良いなぁ~って思います。おじさんでも、まだまだヒール&ツゥーできるぞ!
今回の懐かしの思い出の自動車パーツを読んで頂き、
「こんなのあったねぇ~懐かしい」と思っていただけたら嬉しいです。
長文で最後まで回顧録にお付き合いいただきありがとうございました。