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【追憶の愛車DIY~ダイハツ・コペン】リアスピーカー増設して4スピーカー化する

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今から15年以上前に所有していた、愛車ダイハツ・コペン。

初代が2002年に発売され、前年の東京モーターショーでの一目惚れをきっかけに、衝動買いした愛車です。所有する楽しさだけでなく、DIYでの車いじりの楽しさを教えてくれた車です。

 

当時、愛車のDIY内容を自作ホームページで紹介しており、そのデータを久々にみて懐かしい気持ちに。。たくさんのDIYの中には、今でも参考になりそうなものもあり、少しでも現コペンユーザーに参考になればと、記事にアップすることにしました。

 

今回は、座席後ろにリアスピーカーを増設し、4スピーカ化する方法を紹介したいと思います。

※記事内容は当時のまま掲載しました。

 現在は手に入らないパーツもあるかと思います。予めご了承ください。

 

 

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4スピーカー化とは?

初代コペンは、スピーカーが左右のドアの2か所のみです。

後席ドアやピラー部などにさらに2つ、合計4つのスピーカーが標準という車も多い中、コペンは2シーターということもあり、リアにスピーカーがありません。

 

2つでも十分!という意見もありますが、カーオーディオには標準でリア分の音声信号も出ているので使わないのはもったいない。ということで、新たにリア用のスピーカーを追加して、4スピーカー化することが、当時、コペンオーナー内では密かなブームになっていました。

 

リアスピーカー取付方法

座席背面にリアスピーカーを追加する方法を紹介します。

 

使用するスピーカー等のパーツ

今回使用するスピーカーは、carrozzeria製 TS-E1670 です。

埋め込み型のスピーカーで、 専用のスピーカーグリルも付属して、1万円弱の金額です。 グリルについては、スピーカーキットによっては付いていなかったりしますので、購入時に注意が必要です。


スピーカー以外に、スペーサーとして使用するAODEA(エーモン)製 インナーバッフル(ホンダ車用)を準備します。 これは、後でも説明しますが、スピーカー取り付け部の奥行きに余裕がない為、必要になってきます。

 

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リアスピーカーを取り付ける場所

スピーカーを取り付ける場所ですが、シート裏の樹脂パネル部分です。 スピーカー取付けの加工等が必要なため、このパネルを取り外します。

 

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パネルを外していく

まず、サイドステップのパネルを外します。
写真の矢印4箇所でクリップでとまっています。 ここで注意する点として、写真の右端矢印のクリップですが、 取り外す時、そのまま力任せに引っ張ると、クリップが車両ボデー内部に 落ちてしまい、取り出し不可能になります。 (見事に落としてしまいました…。)

 

そこで、パネルを外す時は、出きる限り、写真左側から順番に内装外し用工具を使って外していき、 右端のクリップの時は、クリップ勘合部を確認しながら外すことをお勧めします。

 

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次に、ロールバー回りのパネルを外します。
ロールバーとパネルの間に付いている輪になっているゴムを持ち上げます。 次に、写真右下矢印側から、順次パネルを持ち上げていき、矢印4箇所のクリップを外していきます。

 

外すときのコツとしては、写真右下の方に内装外し用工具(テコの形をしたプラスティックのへら)を入れパネルを持ち上げ、 後は持ち上がった隙間に手(指)を入れて、ゆっくり力を入れていけば、バキバキと外れていきます。


写真の状態にパネルが持ち上がれば、目的のパネル(スピーカーを取りつけるパネル)を外すことが可能となります。

 

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最後に、スピーカーを取り付けるパネルを外します。
車両とは、クリップ7点(右端2個は、鉄板を挟むようなクリップ、その他の5個は穴に差し込む通常のクリップ)でとまっています。 まず、右端の2個のクリップを外すのですが、これはパネルを手前に引っ張ればすぐに外れます。 次に、パネルを上側から順次力をゆっくり入れて外していけば、バキバキとパネルが外れます。

 

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スピーカーの位置を決めてパネルに穴あけ

スピーカーの取り付け位置を決める為、パネルを外した車両側にスピーカーを置き、最適位置を探します。

 

しかし、シートベルトアッシー、およびロールバー等で、十分な奥行きを持つ場所がなかなかなく、唯一、写真の場所が 一番、奥行きが大きい部分です。 但し、インナーバッフル(スペーサー)で奥行きを稼がないとたいていのスピーカーは取りつけられない奥行きです。 その為、インナーバッフルは必需品となってきます。

 

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取り付け位置が決まったらパネルを穴あけ加工します。
穴あけ位置決め方法ですが、右上の写真のように、パネル裏面、中央クリップに ちょうど縦方向中心がくるようにし、型紙(スピーカーキットに付属)でマーキング、丸にパネルを切り取ります。 その後、スピーカー固定ボルト穴4点をあけ、インナーバッフル、スピーカー、グリルをボルトでパネルに共締めして完成です。

 

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配線のため、パネルやオーディオを外す

リアスピーカー線をオーディオまで引っ張ってくる為、コンソールボックス類を外します。

まず初めに、シフト回りのパネルをはずします。 外し方ですが、写真のように上側のクリップを外し、上方向にスライドすれば外れます。 このパネルを外す前に、シフトノブを外すことを忘れないで下さい。(純正ノブでしたら、左に回せば外れます)

 

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次に、センターコンソールボックスを外します。
上側ネジ3点、側面ネジ両側4点の、合計7点でとまっていますので、このネジを外します。 側面ネジは、シートを前一杯にスライドさせると現れます。

 

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オーディオ回りのパネルですが、写真のようにグローブボックスを開け、隙間に手を入れ、パネルのクリップを後ろから押してあげると、 クリップが外れ、パネルが簡単に外れます。

 

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パネルを外したら、次にオーディオ本体を外します。

写真矢印に示すネジを外すとオーディオを取り出すことが出来ます。 後は、必要な配線処理を行い、今まで外したパネルを元に戻せば完成です。

 

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4スピーカー化の完成!

全てのパネルを元に戻した、取り付け完成後の写真です。

 

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 スピーカーと車両側のシートベルトアッシー、ロールバー等との干渉もなく 問題ありません。 走行中のきしみ音や干渉音もありません。
ご覧の通り、あたかも純正に見え、また、4スピーカー化に伴い、 カーサウンド環境もバッチリです!
すばらしいです!

 

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まとめ

コペンのリアスピーカー追加による、4スピーカー化について紹介しました。

 

リアスピーカー追加により、運転席周辺に音が広がり、その変化に驚いた記憶があります。すべてのスピーカーまでの距離が近いコペンの車内は、まるでライブ会場のような、そんな楽しいプライベート空間でした。

 

また、コペンみたいなオープンカーに乗ってみたいなぁ~。。

 

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