日光東照宮や華厳の滝、中禅寺湖など多くの観光客で賑わう日光。
さらに北の奥日光方面へ進み、戦場ヶ原を越えた先に湯ノ湖があります。比較的小さな湖ですが、近くには湯元温泉の源泉があり、旅館やホテルが点在する観光スポットです。
今回は湯ノ湖近くの湯元駐車場で車中泊してみたので紹介したいと思います。
アクセス
東北道から日光宇都宮道路、いろは坂を上り、中禅寺湖、そして戦場ヶ原の先、奥日光に位置するのが湯ノ湖です。さらに進むと日光白根山があります。
どんなところなの?
周囲を山に囲まれ、美しい湖面が広がる自然豊かな静かな場所です。湯ノ湖で魚釣り、ハイキング、紅葉、スキーなど、1年を通じて楽しめます。静かな湖面に映る空と山のまるで鏡のような美しい景色に、時を忘れてしまうほどです。
湯ノ湖周辺には旅館やホテルが点在
湯ノ湖の北側には旅館やホテルが多く点在しています。観光バスも訪れ、小学生の林間学校や観光ツアーなど、多くの観光客が訪れています。湯元本通り周辺には広々した駐車場があり、24時間利用できます。
広々開放的な駐車場
駐車場は湯元本通り周辺にいくつかあります。いずれの駐車場も広々開放的です。周辺を木々が囲み、夏でも涼しく木漏れ日も心地よいです。
バスなどの大型車が駐車するのが北駐車場です。この日も小学生がバスから降りてきて、久々に元気な声を聞けて、元気をもらえました!40年以上前は自分もあんな感じだったんだろうなぁ。。
北駐車場内に24時間利用可能なトイレあり
敷地内にトイレは2か所あり、24時間利用できるトイレは北駐車場内にあります。夜でも人感センサでライトが点くので安心です。自販機はちょっと離れた観光案内所の近くにあります。その隣には派出所もあります。
足元ポカポカ!無料足湯「あんよのゆ」
旅館街の一角に無料で楽しめる足湯があります。
近くの源泉から引いた天然温泉で、白濁した良質な温泉を楽しめます。足元からポカポカ、気持ちいいですね。利用時間は9時~20時までです。利用時はタオル持参を忘れずに!
源泉をぶらり散策
足湯から歩いてすぐの北の端に湯ノ平湿原があります。
なんとここ、湯元温泉の源泉で、周辺の旅館やホテルにその温泉を供給しています。地面からは至る所で温泉が湧きだし湯気モクモク、温泉の香りが辺り一面漂っています。
日光湯元ビジターセンターでまったり
湯元本通り沿いにビジターセンターがあります。
開館時間中は自由に入ることができます。奥日光の自然、動物の剥製などの展示、遊びスポット紹介などのコーナーがあります。お土産も買えます。休憩スペースもあり、お弁当などを持ち込んでまったりのんびりできます。椅子に座ってコーヒータイム、お尻が椅子にくっついて立ち上がれん!のんびり~。。
車中泊してみた感想
駐車場に到着するとキャンピングカーが4台。それと車中泊の車が数台停まっていました。広い駐車エリアのなか、悩んで南駐車場で車中泊することにしました。北駐車場のトイレまで歩いて行ける距離なのが決め手です。
夜になると辺りは真っ暗です。外灯は少なく、写真の通り真っ暗です。旅館・ホテルの方が明るいですが、駐車場まで灯りは届かず。トイレに行くときは懐中電灯必須ですね。
北駐車場のトイレは24時間利用可能です。人感センサなので、入るまで真っ暗。ちょっと怖いです。。扉は鉄板の重量扉でゆっくり閉めないと、バッタン!と豪快な音がします。深夜早朝は注意を。
夏でも涼しい!静かで快適!
標高1,500mの場所にあるので、夜はかなり涼しいです。というかちょっと寒いぐらいでした。扇風機を停めて寝袋出そうかと思うぐらいです。夜中は物音ひとつせず、かなり静かで快適です。早朝になると湯ノ湖に向かう釣り人の車で賑わってきます。
日帰り入浴情報
良質な湯元温泉を楽しめる日帰り温泉施設は2か所あります。旅館やホテルでも日帰り温泉OKの所もありますが、今回は日帰り専用の2か所に寄ってみたので紹介したいと思います。
温泉寺
湯ノ平湿原・湯元温泉源泉内にあるお寺で、源泉から引いた天然かけ流しの温泉を楽しめるスポットです。境内に車を停め、インターホンを鳴らすと管理人さんが暖かく迎えてくれます。
貴重品ロッカーは無いため困ったら管理人さんにご相談を。湯舟がコンパクトなため入場制限があります。お寺の休憩所でのんびり待ちましょう。。順番が来たらいざ温泉へ!
薬師湯<出典:温泉寺>
温泉の香りと目の前にはエメラルドグリーンの白濁したお湯、そして湯舟の縁には湯の花が。。かけ湯してさっそく温泉へ!ちなみにシャンプーなどはありません。
ザバーン!いい湯加減!お湯の感触が優しく、肌がツルツルしているのが分かる。しかも体もポカポカよく温まる。風情ある板敷の室内、そして心地よい風が窓をすり抜けていく。あぁ~、いい湯だなぁ。思わず声に出てくる。最高の良質な温泉でした。
風呂上り後は休憩所で風にあたりながらのんびり休憩。少し温まりすぎた体を冷ますのに、ちょうどよい風が通り抜けていきます。あぁ~、眠くなってきた。。。
源泉ゆの香
もうひとつの日帰り温泉は、源泉に一番近い場所にある、源泉ゆの香です。
朝一番で向かったところあれ?まだ営業してない。少し待っても開かない。貫禄のある猫に迎えられ待っていると、営業開始の看板が。待ってました!
朝一番でお客さんは自分だけ。これは贅沢に温泉が楽しめるぞ。焦る気持ちを抑えていざ入浴!おっ!あ、、あっちーーー(熱い!)源泉かけ流しの温度そのまんま。。加水して何とか入浴できました。
露天風呂<出典:源泉ゆの香>
室内風呂は激熱だったので露天風呂を楽しむことに。あぁ~、最高~。温泉が湧き出ている湿原・源泉近くで空の下で贅沢に温泉独り占め。ここは秘湯だなぁ。本当に最高。いつまでも入っていたい温泉でした。。あ、、あっちーー!加水!!!
周辺の観光情報
湯ノ湖の南側には戦場ヶ原が広がり、東には男体山が望めます。また、岩周辺を流れる滝の姿が竜の頭に似ていることから、竜頭の滝と呼ばれる滝があります。
戦場ヶ原
広大な湿原が広がる場所です。
男体山と赤城山の神が争った戦場という神話が戦場ヶ原という名前の由来だそうです。本当に戦いがあったかと思わせるような、見渡す限り視界良好な景色が広がっています。
戦場ヶ原(三本松園地)の駐車場からは男体山が望めます。中禅寺湖からの男体山も美しいですが、ここからの景色も最高ですね。
竜頭の滝
滝壺に分かれて流れる2つの滝と、その間の岩がまるで竜の頭に見えることから、竜頭の滝(りゅうずのたき)と呼ばれています。夏でも涼しく感じられて、マイナスイオンをたっぷり浴びることが出来る、観光客に人気のスポットです。
アクセス
まとめ
日光湯ノ湖・湯元駐車場で車中泊を紹介しました。
美しい湖面広がる湯ノ湖と山々の景色、木漏れ日感じる木々に囲まれた駐車場、源泉湧き出るまさに秘湯と呼べる良質な温泉、心も体ものんびり癒されリフレッシュできました。
観光客で賑わう日光東照宮、華厳の滝をめぐった後、疲れた体を癒しに奥日光まで足を伸ばし、湯ノ湖・湯元温泉に訪れてみてはいかがでしょうか。温泉最高でした!