秋も一層深まり、木々が赤色に色づき、紅葉の見頃の季節になりました。全国各所にもみじで有名な場所がありますが、愛知県の「香嵐渓」もそのひとつです。多くのツアーが組まれるほど人気の観光スポットで、紅葉の時期になると多くの人で大変賑わいます。
今年も「もみじまつり」が開催され、ちょうど見頃を迎えた香嵐渓に訪れ、赤く染まった紅葉を堪能してきました。また、古き町並みの風情が残る「足助町」もぶらり散策してきました。
アクセス方法
関東方面からの場合は、東名から東海環状に行き、「豊田松平IC」、もしくは「鞍ヶ池PAスマートIC」から県道→国道153号線で香嵐渓に向かいます。関西方面からの場合は、東名「名古屋IC」から猿投グリーンロード終点「力石IC」→国道153号になります。下道から香嵐渓までは10キロ強になります。
もみじまつりの時期は道が大変込み合います。 数キロに渡り渋滞が続きます。渋滞で困るのはトイレで、見つけたら早めに済ますことをおすすめします。山道ですが、仮設トイレが置いてある場所もあります。
ちょうど見頃を迎えた週末はかなりの渋滞が予想されるため、朝早くに到着するように出発しました。7時半頃の様子ですが、まだ駐車場が空いていることもあり、流れはスムーズで、30分ぐらいで渋滞を抜け到着しました。
香嵐渓に一番近い駐車場は「宮町駐車場」ですが、既に満車のため、臨時駐車場の中学校のグランドに案内されました(1日500円)。この駐車場も午前中で満車になります。
この時期への香嵐渓はとにかく早い時間に行くことをおすすめします。駐車場も管理人がいなくても後払いで駐車でき、 園内は常時開いているので、人が少ないうちに香嵐渓のもみじを堪能できます。お店も8時ぐらいにはほぼやっています。
香嵐渓もみじまつり
朝8時ですが既に園内は多くの観光客で賑わっていました。国道153号線の橋の上から見える、香嵐渓の飯盛山、巴川にかかる待月橋(赤い橋)は絶好の写真撮影スポットです。遠くの方に霞がかかり、幻想的な雰囲気を楽しめました。朝は空気も澄んでいて、気持ちがいいです。
赤色が映える待月橋と紅葉とのコラボは最高ですね。すでに橋の上には多くの観光客がいます。この場所からの赤色に染まった飯盛山は撮影スポットになっており、撮影で足を止めるため大混雑します。
飯盛山を彩る紅葉です。ちょうど見ごろですね。今日は天気にも恵まれ、雲一つない青空が広がりました。
園内を先まで進むと「三州足助屋敷」があり、茅葺屋根の家屋が立ち並び、昔ながらの暮らしを再現し、体験できるスペースになっています。有料エリアになりますが、昔にタイムスリップしたような感覚が味わえます。
大きな銀杏の木があり、黄色く染まった葉も美しいですね。眺めているだけで、心が安らぎます。
園内に地面一面に苔が生えている場所があります。苔の緑が大変美しく、新緑の季節は辺りの木々含め、全体が緑で覆われ大変美しい場所です。緑の苔に降り注いだ赤く染まったもみじもいいですね。
グルメを堪能
園内にはグルメスポットもあり、観光客の目だけでなく、お腹も満たしてくれます。香嵐渓では刀削麺が有名ですが、他にもいろいろと美味しいものがあります。
園内を歩いていると、唐揚げのお店を発見。からあげが山積みされたサンプル?があり、朝食を食べていなかったため、お腹がぐぅ~。これはおいしそう!
1本400円で大きな唐揚げが4本、串にささっています。甘酢ダレやマヨネーズ、ネギなどをトッピングできますが、特製ダレがしみ込んだ唐揚げはそのままで十分おいしかったです。脂がじゅわぁ~としみだし、ジューシーでした。食べ応えもバッチリです。
フランクフルトは百年草ZiZi工房にて頑固おやじが、一つ一つこだわって手造りしたものを炭火でじっくり焼いており絶品です。肉汁が溢れジューシーな味わいで、この日も店の前に行列が出来ていました。チーズ入りを食べましたが、肉汁とチーズが飛び出すので食べるときにご注意を。訪れた際はぜひ、ご賞味あれ。
香嵐渓の宮町駐車場から待月橋に向かう途中には、お土産屋、お食事処が立ち並んでいます。イベントの時期は露天もあり、大変な賑わいです。五平餅やみたらしだんご、アユご飯、串焼きなど、おいしそうな香りに引き付けられます。
イベントショー「猿まわし」
待月橋を渡って少し歩いた先に、イベント広場があります。イベント広場の周りには先ほどのグルメで紹介したお店もあります。
イベント広場の舞台では、「猿まわし」ショーが開催されていました。芸達者なお猿さんが色々な芸を披露していました。2人(1匹?)の掛け合いも面白かったです。
自分の背丈以上の竹馬を器用に乗りこなす姿がかわいかったです。見ているお客さんも終始ニコニコです。お猿さんの吐く白い息に、がんばっている姿がみえて、がんばれ!と応援しちゃいました。
ライトアップ
香嵐渓ではもみじまつり期間中は毎日、夕方から夜9時までライトアップを実施しています。香嵐渓の赤、黄色に染まった木々の葉がライトアップされると、まるで山全体が黄金に輝いでいるようです。
今回は昼過ぎに香嵐渓を離れてしまったため、以前に撮り貯めした、ライトアップされた香嵐渓の様子を紹介します。かなり古いですが、2004年と2013年頃の写真です。
足助町をぶらり散策
国道153号線を挟んで香嵐渓の向かいに足助町の町並みが広がっています。
香嵐渓で紅葉を楽しんだ後、足助町もぶらり散策してみました。
町の景観を損なわないように、建物もどこか懐かしい造りになっています。路地を少し入ると、昔にタイムスリップした感覚になります。のんびり歩いて町の雰囲気や景色を楽しみました。
散策して気づいたのですが、マンホールにも香嵐渓の待月橋のデザインが織り込まれていました。気になる方はチェックしてみてください。
足助交流館で武将の格好をしたおもしろい方を発見しました。交流館でイベントがあるのか、他にも面白い恰好をし方がいました。気軽に写真撮影にも応じてくれました。背中の幟旗に観光客への愛が感じられます。
まとめ
秋が深まり、ちょうど紅葉の見頃を迎えた「香嵐渓」を紹介しました。見渡す限りの紅葉が大変すばらしく、紅葉で有名なのもうなずけます。今日はライトアップまで滞在できませんでしたが、ぜひ、夜の香嵐渓は見るべきです。
紅葉だけでなく、イベント、グルメ、足助町の散策など、のんびり過ごしていれば、日没まではあっという間です。一日、楽しむことができます。
秋の香嵐渓は全国から多くの方が訪れるため、大変混雑します。特に、交通渋滞はすさまじく、到着する前にライトダウンはあまりに悲しいです。
朝早くに到着するように出かけ、1日、香嵐渓&足助町を楽しむ!ことをお勧めします。
香嵐渓もみじまつり、
深まる秋を感じることができる旅でした!また来ます!