初心者ながら冬の車中泊の準備を整えた愛車ウェイクですが、本格的な冬の車中泊に向け、練習がてら道の駅での車中泊を敢行しました。
嫁さんからは「寒くて死にそうなったら戻ってきなぁ~」と言われ、正直な所、大丈夫か不安なところもあります。もし本当に危険を感じたら、夜中でも起きて移動しようかと思います。
今回も観光地をいくつかまわり、日帰り温泉を楽しんだのち、道の駅で車中泊という計画です。
無事に冬の車中泊を乗り越えられたか!?
今回のルート
今回の行程ですが、
三重県いなべ市の市役所に新しくできた施設「にぎわいの森」、そのあと北上し、垂井町を観光し、池田町の道の駅「池田温泉」に併設された温泉でのんびりし、道の駅で車中泊です。
にぎわいの森 <三重県・いなべ市>
いなべ市の新庁舎が今年の3月に完成し、5月にはその隣に「にぎわいの森」がオープンしました。まだ出来立てほやほやの施設です。
市役所の敷地内に自然を感じられる森があり、いくつかのお店があります。 地域の食材を使ったグルメなどを楽しむことができます。魔法のパン屋さんはパンを買い求めるお客さんで行列が出来ていました。
イベント「にぎわいの森×カートラベル」
週末は「カートラベル」さんとのイベントということで、キャンピングカーの展示や各種イベントが開催されていました。今回は特別に抽選で10台、敷地内で車中泊ができるということで、応募しようか悩んでいたイベントです。
実は先日の名古屋キャンピングカーフェアーで宣伝で来られていた、いなべ市の方にイベントを紹介され、その場で申し込めばチャンスがあったのですが、、、。今回はここではなく、別の場所に車中泊します。
ハイエースベースのキャンピングカーが3台展示されていました。三重県で車中泊ハイエースを手掛けるショップ「ダイレクトカーズ」さんのハイエースを体験することができました。室内の広さと豪華さがうらやましいです。
その先に進むと、ポツンと見慣れた車が、、、これは我が愛車と同じウェイクじゃないですか。車内を覗くとフラットにしたシートに寝袋が置いてあり、車中泊をアピールしていました。
キャンピングカーの展示のほかに、子供が喜びそうなキャンドルづくりやクイズラリーが開催されていました。とりあえず一通りイベントを見終わったので、にぎわいの森を散策することにしました。
にぎわいの森を散策
森といっても端から端まで10分もあれば散歩できるぐらいの広さです。森の中にはお店やテントなどが設置されていました。実際に宿泊できるわけではありませんが、これからキャンプしてみたいという方には、雰囲気が体験できてよいかと思います。
グルメを堪能
にぎわいの森の中には、地元の食材を活かしたグルメが堪能できる店がいくつかあります。その中で美味しいと評判のホットドッグが楽しめる、食肉加工屋FUCHITEIさんで、おすすめの期間限定「秋ドッグ」をいただきました。
元々、名古屋でフレンチレストランをやっていたそうですが、そちらをたたんでここにお店をオープンしたそうです。
自慢の秋ドッグ(ホットドッグ)ですが、肉汁あふれるソーセージをこんがり焼いたパンで挟み、クルミと薄切りのチーズとソースで味わい深く、贅沢な味わいのホットドッグです。素材の味がしっかりしているため、ケチャップなどは不要で、そのままで十分です。高級な肉料理を味わったかのような錯覚すら感じます。
トッピングがない普通のホットドッグでも十分おいしいかと思います。期間限定の秋ドッグですが、ぜひおすすめしたい一品です。
もうひとつグルメでおすすめなのが、魔法のパン屋さんの「たまごサンド」です。たっぷりのタマゴ、ハム、レタスが挟んであり、ボリューム満点の食べ応えです。これで260円はリーズナブル!
店内にイートインスペースはありませんが、園内のベンチに座って、たまごサンドを楽しみながら休憩するのも楽しいです。
竹中半兵衛の地元「岐阜県・垂井町」へ
にぎわいの森を出発し、次は車中泊の目的地、道の駅「池田温泉」に向かうことにしました。まだ時間があったので、途中の岐阜県、垂井町に立ち寄ることにしました。
垂井町は戦国時代に活躍した武将「竹中半兵衛(重治)」の地元です。誰?と思う方もいるかと思いますが、戦国時代に美濃の斎藤家、その後は豊臣家に仕えていた武将です。中国地方遠征などでも大活躍した武将で、シミュレーションゲーム「信長の野望」にも登場しており、その能力の高さはファンなら知っている所かと思います。
垂井町には竹中氏陣屋跡として、石垣、水堀があり、半兵衛の像もあります。竹中家は江戸時代は旗本だったそうです。竹中氏と垂井町の歴史については、陣屋跡の近くの「菁莪記念館」で知ることができます。
記念館に隣接した公民館に、国歌にもでてくる「さざれ石」が置いてありました。岐阜県と滋賀県境の伊吹山が主要産地とのことです。
天空の茶畑 <岐阜県・揖斐川町>
垂井町から北上し、山間を走り細い道を上がっていくと、岐阜のマチュピチュ「天空の茶畑」という絶景スポットがあります。
山道を車でどんどん上がっていくと、茶畑が広がる場所に到着します。お茶の店頭販売をしているお店に駐車場があり、ここに車を停めます。茶畑の農家の方かと思いますが、親切に誘導してくれます。駐車場は無料です。
車を降りると優しそうなお父さんから、絶景ポイントまでの手作り感満載の地図を貰えます。絶景ポイントは2箇所あり、一番近い場所まで片道30分もあれば到着します。茶畑を見ながら山道に入り、足元に注意しながら登っていきます。傾斜がきつい所もあり、滑って転ばないように注意が必要です。
日頃の運動不足もあり、かなり息があがってしまい、途中、若い方に心配されてしまいましたが、何とか無事に絶景ポイントB地点まで辿り着きました。
岐阜のマチュピチュ「天空の茶畑」です!
目の前に広がる山々と、眼下の壮大な茶畑は、ここまで登ってきた疲れが一瞬で吹っ飛ぶぐらいの圧巻の景色です。ちょうど太陽が沈みかけで、夕日に照らされる茶畑は本当に美しかったです。天気の良い午前中にくると、もっと青々とした茶畑が見られたかもしれません。
道の駅「池田温泉」 <岐阜県・池田町>
季節が冬ということもあり、夕方5時ぐらいにはあたりが暗くなったため、今回の車中泊の目的地、道の駅「池田温泉」に向かうことにしました。
道の駅には日帰り温泉が楽しめる「池田温泉」があり、本館と新館の2つに分かれています。どちらにしようか悩んだので地元の人に尋ねたところ、源泉は同じで食事を楽しむなら新館がおすすめ!ということで、新館に行ってみることにしました。
施設は道の駅から道路を挟んで向かい側にあります。施設内の駐車場はほぼ満車のため、道の駅に駐車して行くとよいかと思います。中に入ると地元の方を中心に、多くのお客さんで賑わっていました。
室内風呂と露天風呂があり、泉質は「アルカリ性単純温泉」です。無色透明のお湯で、今までの温泉で経験したことがないぐらい、ぬるぬる感が凄かったです。池田温泉は全国的にも珍しい「純重曹泉」で、肌を滑らかにする美肌効果も期待できるとのことです。
入浴後は肌がしっとりした感じがあり、からだもポカポカ温まり、温泉を十分に満足することができました。
<出典:池田温泉HP>
食事処「郷土料理 たち川」
新館内には今年の10月25日にオープンしたばかりの食事処があります。家族でゆっくり食事が出来るテーブルと、一人用のカウンタ席があります。メニューは豊富で、地元の高校とコラボした味噌カツ定食などがあります。
何にしようか悩んだ結果、岐阜県の郷土料理でもある「けいちゃん定食(税別1,200円)」を頼んでみました。けいちゃんとは、鶏肉を味噌や醤油に漬け込み、キャベツなどの野菜と炒めた料理です。味噌とキャベツの甘味、少しピリ辛の味付けの鶏肉により、ご飯が何杯も進んでしまいます。ご飯やビールのおともに、けいちゃんは最高です!
ごちそうさまでした!
初めての冬の車中泊
温泉で体ポカポカ、お腹も満足したので、道の駅で車中泊することにしました。道の駅では夜になるとイルミネーションが灯され、池田町のマスコット「ちゃちゃまる」が迎えてくれました。ちゃちゃまるは池田山に住むうさぎの妖精です!
道の駅は4つのエリアがあり、トラックと乗用車で分かれています。当日はトラックが2台ほど停車し、夜中もエンジンかけっぱなしでしたが、距離があるので、それほど気にならないレベルでした。
今回もいつものように駐車スペースの端っこで車中泊しました。
車外はかなり冷え込んでいましたが、冬の車中泊に向け、ポータブル電源と電気毛布を準備しており、夜の7時ぐらいから電気毛布を付け車内で過ごしたところ、思いのほか寒くなく快適でした。電気毛布を70%の設定でも寝袋はポカポカ暖かく、寒くて眠れないことはなかったです。
大容量のポータブル電源のおかげで朝まで電気毛布が切れることなく、快適に睡眠することができました。外気温は2,3℃ぐらいかと思いますが、電気毛布と寝袋だけで問題なく過ごすことができました。
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まとめ
にぎわいの森、天空の茶畑などを観光し、道の駅「池田温泉」にて初めての冬の車中泊を体験してみました。
電気毛布だけで大丈夫か?とはじめは不安でしたが、大容量ポータブル電源のおかげで、エンジンをかけることなく、一晩快適に車内で過ごすことができました。
本格的な冬の寒さはこれからですが、重ね着や電気毛布などを活用し、しっかり防寒対策を行うことで、これからも冬の車中泊を満喫していきたいと思います。