トヨタ車(レクサス車)向けの「車中泊避難ヘルプBOOK」。
トヨタ自動車が発行しているガイドブックで、天災などのいざという時に、愛車を避難場所として活用するためのお役立ち情報が満載です。少しでも車内で快適にすごせるよう、車種毎のシートアレンジ方法が紹介されています。
運よく愛車ウェイクで避難できれば、車中泊仕様のため安心です。しかし、普段の通勤や買い物で使っている別の車で避難となると不安があります。いざという時のため、別の愛車でも車中泊避難に備え、シートアレンジに挑戦してみました。
どんなガイドブックなの?
災害時にやむを得ず車中泊避難をする際に、色々と役に立つ情報が載ったガイドブックです。車中泊時に役立つアイテム、車種ごとのシートアレンジ方法などが紹介されています。2022年1月にトヨタ自動車から発行されています。
入手方法について
某所で偶然にも入手しました。トヨタ関連の施設などで入手できるかと思います。ホームページでも公開されています。(pdfファイル)
シートアレンジにチャレンジ!
今回シートアレンジを試してみるのは、普段の通勤や買い物で使用している5人乗りのセダンです。お世辞にも広いとは言えず、この車で車中泊は想定していませんでした。しかし、実際に試してみると意外!車中泊避難できそうな感じです。
運転席を倒してみる
運転席を前いっぱいまでスライドし、リクライニングを倒してみると、後部座席とはフラットにならず、シートが倒れただけ。体が起きた状態での車中泊は辛そうなので、このパターンは却下です。
後部座席のトランクスルーを活用
ガイドブックにも載っている、後部座席からのリアトランクスルーを使うと良さそうです。後部座席の背もたれのレバーを引いて座席を倒します。
トランクスルーのおかげで、かなり広いスペースができました。試しにウェイクでも大活躍の車中泊敷布団を敷いてみると、長さがぴったり。これだけですぐにでも車中泊できそう!
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段差や隙間を埋める工夫が必要
実際に寝てみると、どうしても後部座席とトランクとの間の段差が気になります。腰から太もものあたりを直撃してこれじゃ寝られない。。頭の部分にも隙間を埋めるアイテムが必要です。
ここは厚手の布団や段ボールなどで段差を解消するしかないです。ガイドブックではエアーマットで埋めるとあり、最近はコンパクトにくるくる巻にして収納できるアイテムもあるので、車に置いておくと良いかもしれないです。
横になってみた感想
天井が低いセダンなので、乗り込むのが大変。よっこらしょと中に入り込み、横になってみると、想像以上に寝られるのにびっくり!210cmの敷布団がちょうどぴったりの長さなので、足も十分に伸ばせて寝られます。
段差さえ解消できれば、ほぼフラット化でき、避難時の車中泊でもしばらくは過ごせそうです。敷布団を2つ使えば、夫婦二人でも大丈夫です。Zzz・・・しまった!ちょっと寝ちゃいました。。
エコノミー症候群に注意!
車中泊旅で大活躍のウェイクでも十分に気を付けているのが、エコノミー症候群です。普段の就寝環境とは異なる車内という限られた空間の場合、エコノミー症候群を発症する恐れがあります。
ガイドブックではエコノミー症候群についても、しっかり注意点と対策が紹介されています。本ブログでも過去に記事にしていますので、あわせてご覧ください。
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まとめ
「車中泊避難ヘルプBOOK」を頼りに愛車のセダンでシートアレンジしてみました。
後部座席を倒しトランクスルーを活用すると、思った以上のスペースが確保でき、段差をしっかり埋めれば、まっすぐな姿勢で横になることができました。空気を入れると膨らむ隙間を埋めるクッションをホームセンターなどで探して車に常備しておこうと思います。
いつ何時、愛車で車中泊避難することになるか分からない。
いざという時に慌てないためにも、「トヨタ・車中泊避難ヘルプBOOK」を参考に、事前に愛車での防災準備をおすすめします。