ウェイクで行く車中泊の旅

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四国をぐるっと車中泊でめぐる旅日記~7日目前半【香川・金刀比羅宮編】

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いつまでも続くといいなぁと思っていた四国をめぐる車中泊旅。

とうとう7日目を迎えてしまいました。明日の午前中には帰路に就かなければならず、たっぷり遊べるのも残すところ1日になってしまいました。ほんと、休みは早く過ぎ去るなぁ。。

 

7日目は四国に来たら絶対来ようと思っていた、「こんぴらさん」の愛称でも有名な、金刀比羅宮の心臓破りの石段にチャレンジします。そして人生初!?本場讃岐のセルフうどんに挑みます。そして四国旅の締めくくりに瀬戸大橋公園へ向かいます。

 

 

 

萩の湯を出発

湯YOUパークのサービスを利用し、萩の湯さんで車中泊。

いつものように早朝に目が覚めました。前日にのんびり萩の湯で過ごしたこともあり、旅の後半にも関わらず、疲れもかなり癒されました。本日はこんぴらさんめぐり。700段越えの石段制覇に向け、体調は万全です。

 

湯YOUパーク・萩の湯で車中泊

 

早朝の誰もいない敷地内で、ソファーに座って缶コーヒータイム。早朝の清々しい空気感と静寂が何とも心地よい。自分だけの癒され贅沢時間です。さて、そろそろ、こんぴらさんへ出発です。

 

早朝で誰もいないので顔はめパネル利用も恥ずかしくない!?

 

こんぴらさんめぐり

こんぴらさんの愛称で親しまれる金刀比羅宮。

萩の湯から約20km、車で30分ほどの場所にあります。金刀比羅宮周辺には駐車場がいくつかあり、参道入口に近い「タイムズ琴平こんぴら前」に駐車しました。とても広い駐車スペースで、休日でも最大800円は安いですね。

 

こんぴらさん参道近くのタイムズ・琴平こんぴら前に駐車

 

こんぴら表参道をてくてく散策。早朝なので観光客もまばらです。のんびりゆっくり散策できます。もう少しすると賑わうんだろうなぁ。金刀比羅宮へ向かう階段の登り口に、無料で利用できる杖が置いてあります。アラフィフだけどまだまだ元気!杖を借りずに上ることにしました。(あ~借りておけばよかった・・・心の声)

 

早朝の静かなこんぴら表参道

 

金刀比羅宮の本宮まで785段、奥社までは1368段もの石段があります。でも、実際は786段あるそうです。なやむという語呂が悪いので、途中に1段だけ下る場所があります。ここで786-1=785段ということになります。なるほど!

スタート地点から階段を望む。どうか本宮まで無事にたどり着けますように。

 

本宮まで785段の石段スタート地点

 

心臓破りの785段を上って本宮へ到着

石段は写真でみるように、ほぼ等間隔で続いています。思った以上に上り易い感じです。人里離れた山寺や古道などの石の原型そのままの階段は歩調が合わず、かなり疲れるイメージがあります。これは余裕じゃないかと、この時は思っちゃいました。この時は・・・。

 

気付いたらもう100段目。余裕じゃないの!?

 

100段目を過ぎた先に鳥居があります。立派な大きな鳥居ですね。色が少し紫がかった、今まで見たことがないような綺麗な鳥居でした。この先には石段が上の方まで続く。まだまだ余裕ですよ~。

 

100段越えた場所にある金刀比羅宮・鳥居

 

本当に785段あるのか、数えながら登りました。節目の100段ごとに目印があり、数えるのには楽かなぁと思いましたが、途中から目印がなくなり、数えていた数字も忘れちゃいました。。この時、しっかり数えなきゃ!という真面目な性格が出てしまい、少し戻って数え直したりしました。(うぉ~!戻っちゃだめだよ!後で疲れるから~。 心の声)

 

200段まで来ました

 

300段を越えたあたりに、金刀比羅宮大門があります。さすがに300段までくると足腰に疲れが現れてきました。曇り空で早朝といっても真夏日。太陽が昇り雲が晴れてくるうちに蒸し暑くなり、余計に疲れが出るようになりました。ふぅ~、ふぅ~。

 

金刀比羅宮・大門(300段越えたあたり)

 

大門をすぎると先ほどの石段の景色から一転、平坦な道がしばらく続きます。鳥居に架かる「しあわせさん、こんぴらさん」をくぐり、石段で疲労した体を休めながら歩いて行く。まわりの石燈籠の厳かな雰囲気と木々の自然の感じがとても神秘的で、心が引き締まる思いになりました。

 

大門ぬけるとしばらく続く平坦な参道(桜馬場)

 

平坦な道を歩いて行くと、こんぴら狗の石像があります。江戸の昔に参拝に行けない飼い主の代わりに、参拝して帰ってくるワンちゃんのことを、こんぴら狗と呼ぶようになったそうです。道中大変なこともあったかと思いますが、人々の優しさでお参りできたんですね。感動!

 

こんびら狗

 

ヒヒ~ン、ブルルゥ~。

あれ、馬の鳴き声が聞こえた気がする。こんぴら狗の石像のすぐ近くに馬小屋を発見。行ってみると、2頭の美しい白毛のお馬さんが可愛らしい目でこちらを見ていました。神馬(しんめ)と呼ばれる馬で、神事の際に活躍するそうです。愛くるしい姿をみているだけで、めちゃくちゃ癒されました。よし!残り400段強、頑張って上りきるぞ!

 

金刀比羅宮・神馬舎

 

石段アゲイン~。

再び石段が目の前に現れました。かなり体力は復活していたので、ステップ軽く、石段を上り始める。なんだか足が軽くなった気が。お馬さんからパワーを頂けたかなぁ。

 

再び目の前に現れた石段

 

徐々に周囲の雰囲気が神秘的に。。

そろそろ本宮近くの気がします。石段を数えて500段は遠に越えています。手水舎で身を清め、石段も残るところわずかです。はぁ、はぁ…。限界近し。

 

徐々に神秘的な雰囲気に。。手水舎で身を清める

 

やっと、やっと見えてきた!

金刀比羅宮・本宮の拝殿が見えてきました。この階段を登った先が、こんぴらさん、金刀比羅宮・本宮です。体勢は前かがみで力を抜いたら倒れそう。階段の先を行く参拝者は杖を使ってスイスイ上る。歩くのに自身が無い方は、杖を借りるのをおすすめします。ここまできて、杖が恋しくなりました。。

 

目の前の石段を上った先に金刀比羅宮・本宮

 

785段上りきった!

なんとか、785段を制覇しました。ほんと、疲れました。汗もだらだら、足腰ガクブル、持ってきたペットボトル飲料もほぼ底をついた状態。

拝殿でお参りし、ここまで無事に来られたことのお礼と感謝をのべ、今後の充実した、しあわせな車中泊旅がずっと続きますようにとお祈りしました。小さい時に見た某ドラマの舞台で登場したこんぴらさん、いつか絶対来ようと思っていた場所に居ることに、自然と感謝の念が湧いてきました。

 

金刀比羅宮・本宮 拝殿

 

本宮の場所からはこんぴらさん周辺の街並みや、遠く瀬戸内海などを見渡すことができます。本宮境内を抜ける心地よい風と景色で、疲れもだんだん癒されてきました。名残惜しいですが、さて、そろそろ石段を降りることにします。

 

金刀比羅宮・境内

 

神椿パフェを堪能する

下りの階段は楽々~。

ついついハイペースで下りてしまいがちですが、かなりの危険が潜んでおります。階段を降りるたびに全体重が足先、太ももにかかるので、筋肉痛やマメなどで後で苦労することになります。年齢に比例して増えた体重、自分で思っているより負担は大きいはずです。そろーり、そろーり、階段を下りまするぅ~。

 

むっ!なんじゃ!?

上り時は気付かずスルーしたのですが、カフェ&レストランがあることを発見しちゃいました。メニューに神椿カフェなる誘惑の商品があるじゃないですか。疲労がたまった体が無意識にスイーツに引き寄せられていく。。。

 

資生堂パーラー 神椿

 

お店の中に入ると、おじさんには緊張マックスのお洒落雰囲気が広がっていました。ここは資生堂が運営しているお店のようで、お洒落な店内の雰囲気も納得です。カウンターで緊張しながら、神椿カフェを頼んでみました。

 

お洒落な雰囲気の店内

 

空調の効いた店内の椅子に座ってのんびり景色を楽しむ。時々、こういうお洒落なお店に来るのもいいなぁ。と物思いに耽っていると、待ちに待った神椿カフェが到着です。(セルフでカウンタに取りに行く)

 

神椿カフェ(税込1,230円)

 

抹茶アイスに生クリーム、さぬき伝統菓子おいりがトッピングされ、白玉や抹茶、わらび餅など、甘すぎずすっきりした味わいのパフェでした。下の方のホイップやアイス、桃、パイナップル、そして寒天、黒蜜と和と洋のスイーツが融合した、大人のパフェという言葉がぴったりのパフェです。おいしかったぁ~。ごちそうさまでした。

 

エネルギーチャージも完璧。

残りの石段をのんびり踏みしめながら下りていきました。

~しあわせさん、こんぴらさん~

しあわせな気分になれた、そんなこんぴらさん参りでした。

 

天気も晴れてきたような気がする!

 

人生初!本場讃岐うどんにチャレンジ!

四国に訪れたら絶対にやりたかったこと、それは香川県で本場の讃岐うどんを堪能することです。普段から家の近くのチェーン店も利用したことがなく、まして本場の讃岐うどんは初めてです。セルフシステムって何?の状態で心配でしたが、何事もチャレンジ!勇気を出してお店に行ってみました。

 

山下うどん

 

人生初の本場さぬきうどんに選んだお店は、こんぴらさんから車ですぐ近くの、山下うどんさんに行くことにしました。営業始まってすぐ頃に到着。お客さんも数組の状態で、店内はまだ空いている感じです。

 

ガラガラ(お店の扉を開ける音)

自分「・・・・・(ポカーン)」

店員「いらっしゃい」

・・・・・

(分からないことは恥ずかしがらず聞いてみよう。。)

自分「あ、、あの、どうやって頼むんですか」

店員「そこのお盆を取ってカウンタに来て注文してくださいね。」

自分「あ、はい、(お盆を持ってカウンターへ)」

店員「何にしましょうか?」

(思い切って初めてだと告げよう・・・)

自分「すみません。生まれて初めて本場のさぬきうどんのセルフにきました。頼み方が分からなくて・・・」

店員「そうですか、でしたら・・・で、・・・で、・・・ぶっかけがいいですよ。」

自分「ぶっかけください」

店員「はーい!」

 

よかった、無事に頼めた。店員さんニコニコで親切でよかったぁ。正直に初めてと告げて、ちょっと恥ずかしかったけど、またひとつレベルアップした気分になりました。

 

ぶっかけうどん小(税込280円)

 

人生初の本場讃岐うどんの到着!

見た目からおいしいのが伝わってくる。茹でたうどんに汁がかけられ、ネギと揚げ玉がトッピングされている。レモンが添えられ、これも初めてです。しっかり汁にうどんをくぐらせ、ずるずるといっきにすする。うう、うーーまい!!うどんのコシがしっかりして噛み応えがあり、出汁の効いた汁との相性もばっちりです。また、レモンの酸味でさっぱりした味わいになり、どんどん食べ進められ良い味のアクセントになっています。汁まで残さず飲み干す。あー!うまかった!ごちそうさまでした。

 

初めての本場讃岐うどん、しかもセルフスタイル。

親切な店員さんのおかげで、これからも本場讃岐うどんを気軽に楽しめそうです。変なお客さんでも親切に教えてくれて、ありがとうございました。ごちそうさまでした。

 

瀬戸大橋へ

本場讃岐うどんでおなかも満足。次に向かうのは瀬戸大橋です。近くには瀬戸大橋記念公園があり、瀬戸大橋の歴史などが学べます。

 

続きは、次回・後半の記事で紹介します。

 

さいごに

四国をめぐる車中泊旅7日目前半、金刀比羅宮、本場さぬきうどん編をお届けしました。

 

小さい頃からいつかは訪れたいと思っていた、こんぴらさんの愛称で親しまれている金刀比羅宮、そして人生初の本場讃岐うどん、セルフうどんを体験し、思いが叶った旅になりました。ちなみに小さい時にみたドラマとは、「裸の大将放浪記10 天狗の鼻は高いので」です。こんぴらさんを舞台に主人公・山下清の放浪旅ドラマです。ドタバタあり、感動ありのドラマで久々に見たくなりました。

 

次回は四国車中泊旅の最終回、瀬戸大橋編です。

 

7日目の車中泊旅の行程