その出来事は突然訪れました。
楽しい車中泊旅の移動中、ポータブル電源を車のアクセサリーソケットに挿し込み充電。でも、いつもとなんか様子が違う。
「おお!充電していない!というか電気が来てない!」
連日の車中泊旅で、ポータブル電源が充電できないのは致命的。急ぎ原因を調べて無事に直ったので、その対処法を紹介したいと思います。
【注意!】
電気部分の作業のため、水で濡らしたりショートしないように注意してください。
ウェイクのアクセサリーソケットの場所
愛車ウェイク(2018年式)の車内には、アクセサリーソケット(シガーソケットともいう)が前席側と、後席ラゲージ側の2か所にあります。
ポータブル電源などを充電するときは、後席ラゲージ側を使用しており、このソケットが使えなくなりました。ポータブル電源以外を繋いでも同じ症状なので、電気が来ていない状態です。
電気が来ていない原因
電気が来ない、故障の原因はすぐに思い当たりました。
新しく導入したポータブル電源の充電時の電流設定が高すぎました。3連ソケットを介してポータブル電源を接続していたため、許容値100Wを越えて3連ソケットが壊れていました。車のバッテリー電圧は一般的に12~14Vで、電流設定値を8Aにしていたため、最大で112Wと確実な許容値越えです。。
3連ソケットを使わず直結でも電気が来ていない!?
3連ソケットを外して直接、車のソケットにポータブル電源を繋いでも現象変わらず、電気が来ていない状態。
「これは、ヒューズ切れたな・・・」
車の電飾系統には機器や配線保護のためヒューズが使われており、過大な電流が流れると切れる仕組みがあります。早速、ヒューズを探して交換することにしました。
ヒューズの場所は室内とエンジンルーム内の2か所
アクセサリーソケットのヒューズの場所は2か所に分かれています。
- 前席側ソケット:助手席前のグローブボックスの奥
- 後席ラゲージ側ソケット:エンジンルーム内
前席側アクセサリーソケットのヒューズ交換方法
前席側のアクセサリーソケットのヒューズは、助手席側グローブボックスの奥にあります。ボックスを開けて、両端を押しながら引っ掛け部分を外し、上に引っ張ると外れます。
左奥に見えるのがヒューズボックスです。電流値によって色分けされたヒューズがたくさん並んでいます。前席側ソケットは、中央下側(赤枠)の15Aと書かれた青色のヒューズになります。
ウェイクの取扱説明書には10Aまで使用可とありますが、ヒューズ自体は15Aが付いています。使用する機器の電流やヒューズ自体のばらつきを考慮すると、安全に使えるのは10Aまでということかと思います。守らないといけないですね。
ヒューズの配置はグローブボックスの裏側に書かれています。SOCKETと書かれた部分が、前席側のアクセサリーソケットのヒューズ(15A)です。今回ここは切れていないので、交換する必要はありません。ヒューズ脱着用の工具があるので、これを使うため取り出します。
後席ラゲージ側アクセサリーソケットのヒューズ交換方法
今回の故障箇所はこっちのヒューズになります。
ボンネットフードを開けると、向かってバッテリーの右側にヒューズボックスがあります。左右のロックを外し、埃や水が入らないようにゆっくりと蓋を外します。
蓋を開けるとカラフルなヒューズが並んでいます。奥側のまん中あたりにある、青色の15Aヒューズが、今回切れたと思われるヒューズです。脱着工具でヒューズを挟み、ゆっくりと引き抜きます。落として失くさないように注意です。
予想通りヒューズが切れていました
外したヒューズを見ると、見事に切れていました。電気が来ていない原因は、予想通りヒューズ切れでした。新品のヒューズ(種類:低背ヒューズ)に交換し、無事、アクセサリーソケット復活です!
油断してまたヒューズ切っちゃいました・・・
よし!これで大丈夫!
と勢いで壊れた3連ソケットを差し込み、なんと!また、ヒューズを切っちゃいました。車両側のヒューズが飛ぶということは、どこかに大きな電流が流れる経路があるということ。おそらく3連ソケット内部のどこかでショートしている可能性があります。
もう一度ヒューズ交換する羽目に・・・。ふぅ。。。
無事にアクセサリーソケット復活!
通電ランプ付きの2連ソケット(新品)を繋げたところ、問題なく通電を確認できました。ポータブル電源を接続し充電もばっちりです。同じ失敗をしないように、ポータブル電源の電流設定値を8Aから6Aに下げました。その分、充電時間はかかりますが、また故障したら面倒なので、この設定で使うようにします。
まとめ
アクセサリーソケットが急に使えなくなった時の原因と対処法を紹介しました。
今まで使えていた電気が来なくなると少しドキドキしますが、原因のほとんどはヒューズ切れです。繋げた機器側のヒューズの場合もあれば、今回のように車両側のヒューズの場合もあります。
ヒューズ交換自体は慣れれば簡単で、予備のヒューズを車に常備しておくと、旅先での急なヒューズ切れでも慌てず対処できるかと思います。電気の部分なので、濡らしたりショートさせないように注意は必要です。
アクセサリーソケットが使えなくなった!
なんとか自分で直してみようと思っている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。