富士山の周辺を車中泊でめぐる旅。
休憩場所として訪れたのが、山梨県南部町の道の駅「なんぶ」です。周囲に山々が連なり、富士川が流れる自然豊かな場所です。中部横断自動車道も全線開通し、東名高速や中央道からのアクセスも便利になりました。
今回は道の駅「なんぶ」に立ち寄り、車中泊してみたので紹介したいと思います。
アクセス
静岡と山梨を南北に走る中部横断自動車道「南部IC」を降りてすぐの場所に、道の駅「なんぶ」があります。国道52号線沿いにあり、すぐ近くには企業誘致によりできた物流倉庫もあるため、比較的トラック等の往来が頻繁です。
周囲を見渡すと青々とした山々が連なり、近くには富士川も流れる、自然豊かな場所でもあります。自動車道が全線開通し、地元の方をはじめ、仕事や観光途中の人々も多く訪れる人気の道の駅です。
施設情報
店舗エリアを中心に、北側の普通車エリア、南側の大型車と普通車エリアの2か所に駐車場が分かれています。売店や食事処の他に、休憩スペースでは子供が遊べる遊具や授乳室などもあり、小さなお子様連れ家族には嬉しい道の駅です。
基本情報
駐車場:普通車 81台 / 大型24台 / 身障者3台
※北側と南側(主に大型)の2エリアに分かれる。
トイレ:2か所あり。24時間利用可。
自販機:飲料
充電スタンド:無し
売店・食事処:有り
売店)9時~17時
食事処(南部よろこび茶食堂)10時~16時
喫煙所:あり(店舗と自動車道の間あたりに喫煙ブース)
最寄りのコンビニ:すぐ隣にローソン
無料Wifi:有り
その他:キッズルーム、授乳室、パウダールーム、ドッグラン、展示室などあり
公式HP:食のテーマパーク「道の駅なんぶ」
トラックで賑わう南側駐車エリア
道の駅の入り口を入ってすぐの場所は、多くのトラックで賑わう南側駐車エリアになります。自動車道ICや物流倉庫にも近く、車の出入りが多い印象です。普通車の駐車スペースもあります。
普通車メインの北側駐車エリア
建物を挟んで反対側の北側エリアは、普通車の駐車場所になっています。一番奥には、2台分のバス専用エリアもあります。西側の自動車道、東側の国道に挟まれ、日中は多くのトラックが走っている印象です。駐車スペースは80台と広く、また、周囲の山々の美しい景色もあり、開放感のある道の駅です。
多くのお客さんで賑わうアーケード
売店では地元野菜や果物、お土産などがたくさん並べられ、多くのお客さんで賑わっています。アーケードのおかげで日差しも和らぎ、快適にすごすことができます。
店内をウロウロして気になったのが、茶カレーです。ルーが怖いほどの緑色をしており、道の駅なんぶのカレー部門でNo1とのことです。色のインパクトが凄すぎて、食べるまでに時間がかかりそうですね!
道の駅グルメを堪能!南部茶そば!
食事処・南部よろこび茶食堂では、南部茶を使った茶そばをはじめ、マグロ丼、ラーメン、南部茶スイーツを楽しむことができます。
さっそく、南部茶そば(冷)を注文!通常は690円ですが、期間限定で500円(税込)で楽しめました。茶そばも見た目のインパクトは茶カレーに負けていません!ツヤツヤの緑色のそばで、ツルツルと喉ごしの良い美味しいおそばでした。ほのかにお茶の香りがしたような…。気付いたらペロッとたいらげちゃいました!うーまい!!!
まだまだお腹に余裕があったので、追加でキハダまぐろ小丼(税込680円)も頼んじゃいました。3つの食べ方があり、まずはわさび醤油、次にゴマダレ、最後に出汁茶漬けにしていただきます。ゴマダレをかけた瞬間、不安がよぎりましたが、食べるとゴマのコクと旨味、そして甘い味噌だれとマグロが合うのに驚きました。出汁茶漬けもうまかった!うーまいいい!!!
小さなお子様連れの家族には嬉しいキッズルーム
旅行でちょっと疲れて飽きた子供を遊ばせるのに便利なキッズルームがあります。そのすぐ近くには授乳室やパウダールームもあります。子供が遊んでいる間、マッサージチェアで運転の疲れを癒すこともできます。
コンビニまで歩いてすぐなので便利
道の駅から階段を降りてすぐの場所に、24時間コンビニ・ローソンがあります。道の駅の駐車場からすぐに行けるので、車中泊で遅い時間に小腹が減っても、すぐに買い出しに行けるので大変便利です。
なんぶの名前の由来、南部氏について知ろう!
道の駅の情報コーナー内に、なんぶの名前の由来でもある、南部氏についての展示室があります。南部氏といえば江戸時代、東北地方の大名というイメージですが、出身はここ山梨ということをはじめて知りました。始祖は鎌倉時代に活躍した南部光行で、道の駅に銅像もあり、地元に愛されているのが分かります。
雰囲気はどんな感じ?
平日の夜20時頃の道の駅の様子です。
駐車台数も少なく、平日ということもあり、車中泊らしき車は数台程度でした。北側駐車エリアはほぼ停め放題で、どこにするか悩むほどです。
外灯が多く明るい道の駅。周辺の走行音は慣れるまで気になるかも。
敷地内は外灯が適度に並び、全体的に明るい感じです。
夜中でも安心してトイレを利用できるかと思います。北側駐車エリアへの車の出入りは少ないですが、横を走る自動車道、国道の走行音は慣れるまで気になるかもしれません。夜遅くなると交通量も減ってくるのと、自分の場合は音に慣れているので、気付いたら爆睡でした。。
朝になると少しずつ賑やかになってくる
朝7時頃の道の駅の様子です。
この時間帯になってくると少しづつ車の出入りも増えてきますが、車中泊した北側駐車エリアはまだまだ静かです。太陽に照らされた山々の景色がきれいですね!
道の駅入口付近の南側駐車エリアは、仕事に向かうトラックの移動でだんだんと賑やかになってきます。また、早い時間から開店準備も始まり、道の駅も徐々に目覚め始めます。
今日もいいことがありそう!そんな予感がする清々しい朝を迎えることができました。さて、そろそろ次の旅の目的地を目指し、出発しますか!
入浴情報~森のなかの温泉・なんぶの湯
道の駅から車で10分ぐらいの場所に、日帰り温泉「森のなかの温泉・なんぶの湯」があります。
室内と露天風呂、そしてサウナがあり、浴室内は白いタイル、壁、天井が綺麗で、また照明も明るいため、清潔感と開放感のある印象です。
泉質はPH10.3の高濃度アルカリ温泉で、美肌の湯とも呼ばれています。無色透明で少しヌルっとした肌触りのお湯です。湯温は41℃で熱すぎず、のんびりゆっくり入っていられる温泉です。体の芯までポカポカ温まります。
露天風呂<出典:森のなかの温泉・なんぶの湯>
充実した休憩スペース~まるでキャンプ気分!
なんぶの湯を利用して驚いたのは、遊び心が至る所に散りばめられているところです。
テントやハンモックがあり、キャンプ場に来たかのような気分が味わえます。さらにマンガや雑誌もたくさんあり、お風呂上りにのんびり楽しむこともできます。
以前から気になっていたマンガ「ゆるキャン△」を時間も忘れて読んじゃいました。主人公の一人が南部町に住んでいるっていう設定をはじめて知りました!キャンプの楽しさと夢中になっていく姿に引き込まれ、どっぷり読んじゃいました。時々でてくるキャンプグッズ豆知識も参考になりますね!
ワンコイングルメを堪能
平日限定かと思いますが、ワンコイン(税込500円)どんぶりのサービスがあります。
お腹がかなり空いていたので、思い切って2つ、からあげ丼と豚肉丼を頼んでみました。ご飯の量が1杯250gあるので、かなりがっつりいっちゃいました。
唐揚げはサクサクじゅわーと肉汁の旨味があふれ、温泉卵のまろやかな味わいと相まって、箸が止まらない美味しさでした。ジューシーな豚肉と甘辛ダレの組み合わせは最強で、さらに卵が絡んでこちらも箸止まらず。気付いたらペロッと完食しちゃいました。うーーまいい!!ごちそうさまでした。
施設情報
利用料:大人830円 / 子供420円 (いずれも町外在住者)
営業時間:10:30~21:00
食事処:11:00~21:00
電話:0556-64-2434
その他:シャンプー、ボデーソープあり
タオル等レンタルあり
公式HP:森のなかの温泉 なんぶの湯
アクセス:
まとめ
道の駅「なんぶ」で車中泊を紹介しました。
中部横断自動車道が全線開通し、関東方面や中部地方からの自動車道を利用したアクセスが大変便利になりました。富士山もすぐ近くのため、観光途中での休憩スポットとしても最適です。道の駅では南部茶そばをはじめ、色々な地元グルメが楽しめるため、お腹も大満足です。茶カレーが気になる!!!
すぐ近くには日帰り温泉・なんぶの湯があり、美肌の湯でお肌もツルツル、ポカポカの温泉が楽しめます。また、充実した休憩スペースでキャンプ気分を味わいながら、マンガにグルメに、1日あっても足りないぐらいのんびりすごせます。
山々が連なり、自然豊かな景色が広がるまち南部町、道の駅「なんぶ」。
富士山周辺をめぐる観光や車中泊旅で、立ち寄ってみることをおすすめします。
道の駅なんぶYoutube(公式サイトより)