ウェイクで行く車中泊の旅

軽自動車ウェイクでの車中泊日記やアイテムを紹介していきます


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あふれた荷物は屋根に載せちゃえ!~車用ルーフバッグでお悩み解決術

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キャンプや車中泊など、アウトドアレジャーに車で出かけるとき、こんなお悩みはありませんか?

 

・家族、友人でフル乗車で荷物の置き場がない

・軽での車中泊で思いのほか、荷物がたくさんある

お手軽に荷物スペースを増やしたい

 

そんな時に便利なのが、車用ルーフバッグです。

荷物をルーフバッグに入れて車の屋根に置くだけです。レールやキャリアも不要で手軽に導入することができます。

 

今回はルーフバッグの取付方法、実際に使ってみて良かった点、気になる点などを紹介したいと思います。

 

 

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ルーフバッグって何?

今回使用したルーフバッグは、「rightline GEAR製 ルーフバッグ(Sサイズ)」です。値段は15,000円ぐらいです。

 

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折り畳んだ状態で収納袋に入っており、サイズも約30cm×30cmとA4サイズよりちょっと大きいぐらいで、持ち運びに便利なコンパクトサイズです。

 

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左:収納袋(取説付き)/右:ルーフバッグ本体

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ルーフバッグと取付用のストラップ

 

取扱説明書は収納袋に縫付けてあります。英語で書かれていますが、翻訳アプリなどを使えば、何となく意味は分かるかと思います。おすすめアプリはGoogle翻訳です。カメラで写すだけでリアルタイムに翻訳してくれます。

 

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英語表記の取説を翻訳アプリで日本語変換

 

◆google翻訳アプリのダウンロードはこちら

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完全防水性と高耐久性

 

車外での使用を考え、防水性と高耐久性の製品となっています。

PVC素材を用いたメッシュ部やUVプロテクトにより強度、耐久性を高め、また、縫い目にも注意し防水性も高めています。また、ウレタンジッパーの使用と、折り返し部により雨からジッパー部を守ることで、中の荷物を濡らさないように工夫してあります。

 

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どれだけの能力があるのかはもう少し使ってみないと分かりませんが、バッグの厚みやジッパー構造を見ると期待できそうです。

 

サイズは2種類

商品のサイズはXLとSの2種類あります。

XLサイズでも軽自動車に載せることは可能ですが、今回はSサイズを選びました。

 

◆サイズ

 XLサイズ:510L(101×121×48)

 Sサイズ:255L(70×91×40)

  ※幅×長さ×高さ(cm)

 

実際に荷物をいれてみる

どれくらい荷物が入るのか?

手持ちのキャンプ道具などを入れてみました。

 

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ルーフバッグを開けた状態

 

収納のコツは車の前側に大きめで重めのものを入れると良いかと思います。走行中の前方からの風によるバッグのめくれ上がり防止に期待できます。今回は、車中泊マット(オンリースタイル製)を入れてみました。

 

出来る限りバッグが四角くなるように工夫して詰めていきます。車の屋根やバッグを傷めないように、尖ったものは避けた方が良いです。また、硬いもの(チェアなど)は緩衝材などで覆うか、バッグの底に直接置かないように工夫が必要です。

 

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バッグに入れてみたキャンプグッズ


全部入れてバッグを閉じた完成形がこちらです。

結構たくさん入れたつもりですが、まだまだバッグに余裕があります。商品はSサイズ(255L)ですが、まだまだ余裕があります。バッグが膨らむので、カタログサイズ以上に詰められそうです。

 

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注意ポイント

尖ったもの、固いものなどを直接載せたり、詰めすぎて重くなった場合など、車の屋根を傷つける恐れがあるため、入れる荷物の種類、方法、量には十分注意してください。

取付方法

車への取付方法を愛車ウェイクで紹介していきます。

まず、空のルーフバッグを車の屋根の上に載せます。写真ではストラップが付いていますが、外しておいた方が良いです。荷物を入れるときのガサゴソでストラップが邪魔になります。

 

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ルーフバッグを車の屋根に載せる

 

載せたらジッパーを開いて荷物を詰めていきます。

ウェイクなどのハイトワゴンは屋根まで180cm以上あるので、脚立などの足場がないと載せるのは厳しいです。車の室内床やステップに乗って、なんとか届く感じです。車を傷つけないためにも無理をしないようにしてください。

 

脚立を常に持ち運ぶのは面倒だし邪魔ということで、ドアの金具(ドアストライカー)に足場を作る便利グッズもあります。コンパクトサイズなので、車に1個、常備してもよいかと思います。

 

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荷物を詰め込む

 

ストラップの取付

荷物を詰めてジッパーを閉じたら、ストラップでバッグを車体に固定します。

ドアを開け、ウェザーストリップ(ドア枠に付いている防水ゴム)にクリップを取り付けます。ウェイクに取り付けてみたところ、クリップの幅が足りずゴムにうまく引っかからずNGでした。このままだとすぐに外れてしまいます。。

 

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フロント側 クリップ取付NG

 

無理にそのままドアを閉めてみると、ドアが完全に閉まらず浮いた状態に。これではダメダメです。

 

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ドアが完全に閉まらず

 

そこで少し工夫して、取付方法を変えてみました。

まずウェザーストリップを外してストラップを通します。ゴムは手で引っ張れば簡単に外れます。ストラップをハンドグリップにぐるぐる巻きで結び付け、クリップは適当な場所に取り付けます。

 

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クリップ固定位置ですが、できるかぎり頑丈な場所をおすすめします。自分のウェイクの場合、天井に網棚を組んでいるので、運転席側はここに取り付けています。

 

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運転席側 網棚に固定

 

次にウェザーストリップをもとに戻します。

ドアを閉めるとウェザーストリップが押され、ストラップもクリップもがっちりドアに押さえ込まれます。ここがミソです!また車内にストラップを通しているので、外れた!?にも気づきやすくなります。

 

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最後にストラップをバッグに取り付けて、ストラップを引っ張り、ピン!と張ったら完成です。

 

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この方法により、ドアの閉まりも問題ありません。

 

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ドアの浮き解消!

 

スライドドアの車への取付

スライドドアの開口部への取付は、どうしてもヒンジと干渉するため、スライドドアの使用に制限が発生してしまいます。自動開閉機能は使わない方が良いです。

取付方法はヒンジと干渉しないようなドア位置にして、ストラップをウェザーストリップに固定します。忘れて思いっきりスライドドアを開けないように注意が必要です。

 

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スライドドア開口部への取付

 

取付完成

クリップがゴムに付かない問題も解決し、無事にルーフバッグの取付完成しました。想像以上にいい感じです。

 

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ストラップもピンと張っていて、完璧な取付です。荷物が少なめ?なので、バッグが少しヨレヨレ感がありますが、固定は問題なしです。バッグも荷物の重みと屋根との接触面の滑りにくい材質のおかげで、ほとんど動かない状態です。

 

バッグを乗せるとその分、車高が増えるので、立体駐車場などには注意が必要です。ウェイクの場合は、2.2mの制限がある所は入ることができません。存在を忘れてぶつけないように注意です。

 

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安定性チェック

取り付けた状態でためしに120kmほどドライブしてみました。

まだまだ30℃越えの熱い晴天のなか、右に左にカーブが続く山道、風の強い海岸道路、傾斜がきつい坂道、速度が上がる幹線道路などを走りました。

 

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車の屋根やバッグに、容赦なく降り注ぐ太陽の熱が気になりましたが、ダメージはありませんでした。しかし高温に弱いアイテムはバッグに入れない方が良いです。

 

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ストラップの張りを確認しながら、無事に120km走破!

一度も調整せず、ストラップの張りも問題なし。急カーブや急加減速もあって、中の荷物がズレていますが、バッグの位置はほとんど変わっていません。

取付直後は気にしてゆっくり走っていましたが、後半は普段と変わらず走ってこの状態です。想像以上の安定性に驚いちゃいました。

 

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120km走破後のストラップの状態
注意ポイント

無理な取付けは避け、取付後も定期的に状態の確認をしてください。運転もいつもよりゆっくり安全運転を心掛けましょう。

ルーフバッグの良い点、気になる点

まだ使い始めてそれほど時間が経っていませんが、少し予想も混ぜながら、ルーフバッグの良い点、気になる点をまとめてみます。

 

気になる点

まずは気になる点からです。

 

・ルーフバッグの状態が気になる

キャリアで固定されるルーフボックスと異なり、バッグをそのまま屋根に載せて、ストラップで固定しているため、ズレたり外れたりしていないか心配になります。実際に120kmほど走って安定性の高さは分かりましたが、定期的にチェックして心配を減らすしかないかと思います。

 

・使うたびに設置で面倒

荷物が入っていない状態では取り外しておいた方が無難です。そのため、使うたびに取り外す作業があり、面倒に思うかもしれません。慣れてくれば10分程度の作業なのですが。

 

・いろいろと目立つ

まだまだ街中で見かけることが稀なルーフバッグのため、色々な意味で目立ちます。「何か屋根に乗ってるけど大丈夫か!?」と思われてしまうかもしれません。

 

良い点

ルーフバッグの良いと思うところです。

 

・値段がお手頃

ルーフボックスは車種専用のキャリアとボックスで安くても5万以上はしますが、ルーフバッグの場合は1.5万ぐらいで入手できます。「本当にルーフボックス要るかなぁ?」と考えている人は、ルーフバッグから使ってみるのもアリかと思います。

 

・気軽に取り外して洗車機が使える

そのままでは無理ですが、取り外すことで洗車機も問題ありません。ルーフボックスがNGの洗車機が多いので、いつでも気軽に脱着できるルーフバッグは洗車の強い味方になってくれます。

 

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ルーフボックスがNGの洗車機

 

・未使用時はコンパクトに収納可能

旅行先や普段の買い物などで急に荷物が増えてしまった!という時もルーフバッグは便利です。使用しないときはコンパクトにたたんでトランクなどに入れておき、使う時にササっと設置することができます。

 

まとめ

車内で置き場に困る荷物を、簡単に屋根に載せられるルーフバッグを紹介しました。

 

設置も慣れると簡単で、大容量の収納スペースを屋根の上に作ることができます。軽自動車など小さな車にフル乗車でキャンプに行くときの荷物の問題も解決できるかと思います。

 

しっかり固定し、定期的にチェックすれば取付の心配も低減されるかと思います。120kmいつもと変わらず走ってみましたが、問題なく使えました。

 

家族や友人、たくさんの大切な人や荷物を載せ、楽しい旅行、キャンプを実現してくれるルーフバッグ。お手軽に導入してみてはいかがでしょうか。

今度の週末、荷物いっぱい持って愛車ウェイクでキャンプ行くぞーー!!

 

 

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