日本で唯一、波打ち際の砂浜を車で走ることができる道路があります。
のと里山海道を降り浜辺に向かうと、「千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ」と呼ばれる、約8kmの砂浜を普通車だけでなく、観光バスも走ることができる観光道路(無料)があります。
今回は砂浜を愛車ウェイクで潮風を感じながらドライブしてみたので紹介したいと思います。また、これも日本で唯一、本物の宇宙船にも会ってきたので紹介したいと思います。
驚きの連続!石川県羽咋市の旅をお届けします。
旅の行程
千里浜なぎさドライブウェイで砂浜ドライブを満喫し、宇宙科学博物館「コスモアイル羽咋」に向かいます。
千里浜なぎさドライブウェイ
全長約8kmにもおよぶ、日本で唯一、波打ち際の砂浜を車で走ることができる道路です。対面通行で普通車だけでなく、観光バス、大型車も走っています。車線がないため、すれ違い時に十分注意が必要ですが、観光道路とあって飛ばす車も少なく、のんびりドライブを楽しむことができます。
有名になった経緯
砂浜近くの記念石碑によると、三十数年前に一人の観光バスの運転手が、広々とした波打ち際を思いっきり空バスで走ったことで、その名が全国的に広がったとのことです。
アクセス方法
砂浜へはのと里山海道の各ICから向かいます。一番南側が今浜ICから向かう「今浜口」、北側は千里浜ICから向かう「千里浜IC口」、もしくはさらに北側の「千里浜北口」になります。
千里浜北口には、記念石碑やレストハウスなどがあり、広い駐車場もあります。今回はここ、千里浜北口から砂浜へ降りていこうと思います。
通行規制情報に注意
風が強く高波であったり天候が悪い時は通行不可になることがあります。この場合、入り口に通行規制情報の看板がありますので、必ず確認してから入場してください。
砂浜を爽快ドライブ!
生まれて初めての砂浜のドライブ。ドキドキしながら舗装路から砂浜へ車で降りていきます。車が沈まないか心配ですが・・・。
砂浜の砂ですが、つぶつぶ感があり湿った感じの砂です。密度が高く湿った砂で道が踏み固められているため、車の重さでも沈み込まない固さです。のんびり時速40km程度ですが、車の挙動は舗装路を走っている感じとあまり変わりません。
…とはいうものの急のつく運転(急ハンドルなど)には注意です。
対面通行のため車とのすれ違いもあります。車線がないため、少し緊張しますが、道幅がそこそこ広いので、そのうち慣れてきます。観光道路でしかも砂浜ということもあり、みなさんゆっくり安全運転です。
時々、散歩の方も砂浜を歩いているので、よそ見は禁物です。波打ち際に車を停めて、海を眺めたり、釣りを楽しんでいる方もたくさんいました。
波打ち際でのんびりするカモメの集団に出会うこともあります。浜辺を走る道路ならではの光景ですね。ゆっくり近づかないと逃げてしまいます。。
途中には焼貝を楽しめる海の家もあります。
8kmの道のりを約10分かけて、今浜口に到着です。この先を出るとトイレや自販機、駐車場もあり、少し休んでまた同じ道をドライブしてもOKです。
片道8㎞、10分ほどのドライブでしたが、波打ち際を潮風を感じながら砂浜の上を愛車ウェイクで走ることができ、爽快なドライブはもちろん、貴重な体験ができてたいへん良かったです。気付けば三周も走っていました。楽しかったぁ~。
宇宙科学博物館・コスモアイル羽咋
千里浜なぎさドライブウェイのある羽咋市には、もうひとつ外せない観光スポットがあります。
「宇宙科学博物館・コスモアイル羽咋」
なんと!ここには本物の宇宙船があるんです。
施設情報
開館時間:8:30~17:00
休館日:火曜日
入場料:展示室+コスモシアターセット
大人 800円 / 小中学生 400円
電話:0767-22-9888
公式HP:本物の宇宙船がある宇宙科学博物館|コスモアイル羽咋
2階の展示室のみの入館も可能ですが、3階のコスモシアターは必見の価値ありです。ぜひ、セット入場をおすすめします。
宇宙好きにはたまらない
アメリカと旧ソビエトの宇宙開発戦争を舞台に、当時活躍していた宇宙船、探査機、火星・月面での作業車、機材など、多くの展示物があります。説明パネルも分かりやすく、へぇ~そうなんだと勉強になります。
本物の宇宙船がある
展示物のなかに旧ソビエトで実際に有人飛行の際に使用された「ヴォストーク宇宙船」があります。大気圏突入の際の熱による焦げ跡もあります。本物であることの譲渡証明書までありました。
「まさか実物を見ることができるなんて…」
展示物はどれもリアル
展示物は本物の素材(機体)、部品(スイッチ他)で組み上げたもの、本物の予備機など、どれもリアルを追求したものばかりです。テレビや本で見ていた宇宙関連のものが、目の前で実際にみられるだけで感動です。
展示室には宇宙船などの他に、UFO・宇宙人コーナーもあります。有名なロズウェル事件の宇宙人解剖の再現人形もあり、あまりのリアルさと凄さに撮影できませんでした。。夢に出てきそうです。。
コスモシアター
天井一面がドームスクリーンのコスモシアターがあり、宇宙の不思議の旅を満喫することができます。
地球から飛び立った探査機と惑星のリアルな映像から始まり、星の世界、銀河、そして銀河団など、研究により分かってきた宇宙の姿を迫力ある映像で楽しむことができます。
天井を見上げるとそこは宇宙の中。まるで自分が宇宙空間を彷徨っているかのような気分になります。これはぜひ見ることをおすすめします。本当によかったです。
まとめ
砂浜を走ることができる「千里浜なぎさドライブウェイ」、そして本物の宇宙船に出会える「コスモアイル羽咋」をめぐる、羽咋市の旅をお届けしました。
波打ち際の砂浜を潮風を感じ、打ち寄せる波を眺めながら、時にはカモメに出会うこともある。そんな非日常のドライブができるのは、日本でここだけです。
また本物の宇宙船に出会えるのも、コスモアイル羽咋ならでは。宇宙愛好家の間では有名なスポットらしいです。
日本唯一だらけの驚きが連続するまち羽咋市。
北陸・能登の旅において、絶対来るべきおすすめの観光スポットです。