「0079…ジオン公国が地球連邦軍に独立…」
ガンダムファンならおなじみのフレーズで、故永井一郎氏(サザエさん初代浪平の声優)のナレーションで有名です。毎回このフレーズでアニメが始まり、ガンダムの世界観に引き込まれます。
1979年にアニメが始まり、もう40年経つんですね。
アラフィフ前半の自分はまさにドンピシャ世代ですが、再放送のガンダムで夢中になりました。同時期にマクロスも放映されており、学校のクラスでは人気を二分していたのを思い出します。男子の中ではロボットアニメがとにかく人気でした。
当時はガンダムのプラモデル(ガンプラ)が大人気で、自分もよく組み立てて遊びました。大人になってあまり組み立てる機会がありませんが、おもちゃ屋を巡ると、「組み立ててみようかなぁ」と思うことがしばしばです。
仲の良い甥っ子から「ガンプラ組んでみたら!面白いよ!」と言われ、久々に組んでみっか!ということで、甥っ子の勧めによりやってみることにしました。もちろん、甥っ子分のガンプラももれなく購入です。。おじさんの宿命です。
手にしたのがRGシリーズ!久々のガンプラですが大丈夫かなぁ。。
ガンダムの思い出
ガンダムは準リアルタイム(再放送)で夢中になっていたため特別な思いがあります。一番最初のガンダムは「アムロ、行きまぁ~す!」、「シャア!はかったなぁ!」のセリフでおなじみ、主人公アムロとシャアが出てくるシリーズです。
小さい頃はストーリーの意味をしっかり理解できておらず、ジオン軍(ガンダムじゃない方)=悪者と思ってみていましたが、大人になってみると、戦争の悲しさというか、そのようなことを描写しているアニメだと気づきました。
特に0080なんかは、思わず泣いてしまいました。あんな結末になるとは。
ガンダムは0083ぐらいまで見ていましたが、それ以降はまったく見なくなりました。多少偏見かもしれませんが、モビルスーツ(出てくる戦闘ロボット)の性能が凄すぎてリアルさが低下した、登場人物がみんなキラキラしてきて、ドロドロ感、人間臭さがなくなったように感じました。羽が生えてるガンダムって一体!?
ガンダムシリーズは、時には人間臭い、本当にいそうな登場人物、機械のリアルな動き、ありそうな戦場、場面、ストーリーなど、リアル感がある方が好きです。最近は初期のガンダムを時代を遡ってストーリー展開する、ORIGINを見るのが楽しみです。
好きなモビルスーツ
好きなモビルスーツ(戦闘ロボット)は、小さいころから変わらず、「ザク」です。
ザクって小さい頃は言っちゃ悪いけど、雑魚キャラ的な存在で、ガンダムのビームライフル1発でやられちゃうんですよね。あんな機体に乗ってガンダムに向かっていくなんて、死ににいくようなもんです。
プラモも買いに行くと残っているのはザクばっかり!(連邦軍のボールを除く ^ ^)
でもそれを好んで買っていました。なんか好きだったんですね。
大きくなってガンダムの世界観が分かってくると、ザクの重要な役割も理解するようになりました。ザクが量産モビルスーツ第1号ですが、当時、コンペティションで「ヅダ」にその低コスト性、汎用性から、量産化採用を勝ち取っています。実社会にも通じる世界観ですよね。
その後、ザクの改良が進み、宇宙だけでなく、地上、砂漠、水中でも使用できるタイプが開発され、さらに作業用モデルも登場するなど、ザクのジオン軍における役割はとにかく重要で、なくてはならない存在になっています。
まさに縁の下の力持ち!
けっして雑魚キャラなんかではないんです。その証に、ちょこっと性能がよい隊長機もあり、多くのエースパイロットにも愛用されています。
知れば知るほど、ザクの魅力は増すばかりです!
ガンプラづくり開始!
ガンプラを買って、早速、組み立て開始!箱を開けるときのワクワク感は、幼い時に感じた思いと変わりません。変わったのは、、あれだけです。。
ガンプラの箱を開けてびっくり!「なんじゃ、この部品点数の多さは!」
分かってたでしょ?ハイ分かっていました。
RGシリーズ
RG(リアルグレードシリーズ)は他のシリーズと違って、リアルを求めています。
モデルの動きを細かくリアルに再現するため、通常のモデルでは珍しい、骨格部分が存在します。まずはその人間で言うと骨にあたる部分を組み立てます。そこにパーツを付けてモデルを作り上げていきます。
パーツ組み立てに接着剤は不要で、ぱちっ!と嵌めていくだけです。パーツの合わせ目の違い、バリなども少なく、最近の樹脂成型(射出成型)の精度には驚かされます。パーツ自体も着色分けされており、後からの色塗りも不要です。
幼いころに、接着剤で手をべたべたにして、家族に臭い!と言われ、やすりでバリをとって(実際は放置でしたが…)、カラーを揃えたり、、それが不要になったのが驚きです。
いやぁ~、それにしても、パーツが多いし、ちっちゃいなぁ。
アラフィフになり日に日に老眼が進み、やっぱり近くが見えない。これはまずい!ハズキルーペ買うかなぁ。。なんか面倒になったぞ。
甥っ子も楽しみにしているので、頑張って作ってみることにしました。
完成!
頑張って、楽しみながら、なんとか組み立て完成しました!
最初は面倒と思ったのですが、ご飯を食べるのを忘れるぐらい夢中になってしまいました。老眼の問題もありますが、接着剤不要というのが本当に助かりました。サクサク組みあがり、完成に近づくのが本当に楽しみでした。
いやぁ~ハマりましたね。思わず、2体作ってしまいました。
しかも同じ種類のザクを!ザク愛がとまりません。
戦場にいる雰囲気を少しでも出そうと、百均で購入した、組み立てボックスを横にして、その中に入れてみました。なんか、基地から出発していく感じが出ていませんか?リアルなジオラマにもチャレンジしてみたくなりました。
細部までリアル
RGシリーズは細部までものすごくリアルです。ひとつひとつのパーツが分かれており、しかも可動します。腕や足の関節も多く、なんと指も一本ごとに動きます。立ち、座り姿勢を自由にアレンジでき、また、武器の持ち方も思い通りに変えられます。
しかも、コックピット(左胸)内も再現しており、ハッチも開けたり閉めたりできます。RGシリーズ凄すぎです!
まとめ
久々にガンプラ、しかもRGシリーズを組み立て、ガンダムの魅力、思い出を振り返ってみました。
ガンダムはロボットアニメの枠を越え、実社会にも通じる世界観があることが魅力だと感じています。舞台戦場が宇宙、戦闘機がロボットになっただけ。いつの時代も人間の心は変わらず、歴史は繰り返す、同じ過ちはダメだ。大人になって、作者、このアニメの訴えかけていることを勝手に解釈し、その魅力に惹きつけられています。
ガンプラを組み立て終わり、甥っ子に無事に報告!
「よくできました!」
ものすごく褒められたのがうれしかったです。おじさんも頑張れば、なんだってできるんだぞ!あ、、羽が生えたガンダムは老眼でつくれないからご勘弁を!
こんなに夢中にしてくれるガンダムの魅力、少しでも分かっていただけると嬉しいです。・・・が、、嫁さんは一歩引いちゃってます、、、。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。