ウェイクで行く車中泊の旅

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江戸の寿司人気を支えたお酢の原点!ミツカンミュージアムで歴史を体験しよう <愛知県・半田市>

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お酢といえば誰もが思い浮かべるのが、「ミツカンのお酢」かと思います。愛知県半田市にはミツカンの本社があり、この地よりミツカンの歴史が始まっています。

 

江戸時代に創業者・中野又左衛門(またざえもん)により生み出された粕酢(かすず)。独特な旨味と甘みにより、当時の江戸での寿司人気に貢献しています。

 

そんなお酢の歴史やつくり方が学べる場所が、「ミツカンミュージアム(MIM)」です。ミツカン本社の近く、半田運河に囲まれた場所にあります。

 

今回はミツカンミュージアムを訪問し、お酢の歴史からお酢つくりのことを、見て知って体験してきましたので紹介したいと思います。

 

ここでしか作れない、「あれ」も作ってきましたよ!

 

 

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ミツカン本社(奥)とミツカンミュージアム(手前)

 

ミツカンミュージアムについて

MIM(ミツカンミュージアムの愛称)は、完全予約制の施設です。事前にインターネット、もしくは電話での申し込みが必要です。2種類の見学コースから選びます。

 

見学コース

 

◆全館コース

 ガイド付きで施設内のすべての場所を90分かけて案内してくれます。30分ごとに定員30名です。全館コースでしか体験できない場所もあるので、こちらを申し込むことをお勧めします。

 

◆大地の蔵コース 

 江戸時代のお酢つくりの様子が展示された「大地の蔵」の見学です。ガイドは付かず、自由見学になります。ここ以外の場所の見学ができません。

 

施設情報

開館時間:9:30~17:00

休館日:木曜日

入館料:全館コース 300円/大地の蔵コース 100円

駐車場:P1-40台 / P2 -100台

電話:0569-24-5111

ホームページ:http://www.mizkan.co.jp/mim/

 

 

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エントランス

 

大地の蔵

エントランスの受付で入館証を貰い、最初に訪れる場所が「大地の蔵」です。大地の蔵コースの方は、この場所のみの見学になります。大地の蔵では江戸時代の粕酢づくりの工程を実物大の道具を用いて展示、説明しています。

 

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大地の蔵

 

お酢の原料である酒粕からお酒を作り、酢酸菌の働きによりお酢が出来上がります。今でも当時の製法と近いかたちで作られたお酢が、粕酢を復刻した「三ツ判山吹」です。静置発酵と呼ばれる手法でお酢が作られおり、酒粕のお酒と酢酸菌の発酵の様子(表面の薄い膜)を見ることができます。

 

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静置発酵によりお酢が作られる

 

お酢には原料(穀物、果実など)により色々なお酢の種類があります。実際のお酢の香りを体験できるコーナーもあります。お酢の種類によって香りがここまで異なるとは知りませんでした。

 

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お酢の香りを体験

 

風の回廊

大地の蔵を抜けると、そこから先は「風の回廊」になります。全館コースの方のみ進むことができます。

風の回廊では半田市と共に歩んだミツカンの歴史が、懐かしい写真とともに紹介されています。当時の半田での人々の暮らしがうかがえます。

 

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風の回廊

 

時の蔵

MIMのメインコーナーと呼ぶにふさわしい場所がここ、「時の蔵」になります。当時、お酢を江戸まで運ぶのに活躍した「弁才船(べざいせん)」が展示されています。原寸大で船の甲板にも乗ることができます。船は現代になって再現されたものです。

 

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お酢を運んだ弁才船「富士宮丸」

 

弁才船「富士宮丸」の甲板に乗り込むと、目の前に大きなスクリーンがあります。スクリーンには半田から江戸にお酢を運ぶ航海の様子が迫力のある映像で流れます。まるで船に実際に乗っている感覚とのことです…、、実は、訪れた日は機材の調子が悪く、スクリーンでの映像を楽しむことができず、液晶テレビで代用することに。。残念・・・。また来ます!

 

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弁才船「富士宮丸」の甲板

 

光の庭

最後の見学コーナーが「光の庭」です。お寿司の歴史を学べるのと、粘土を使ったお寿司の握り教室「なりきりすし屋さん」で握りの体験ができます。

「へい、お待ち!」、上手く握ることができ、無事、「免許皆伝証」を頂きました。

 

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お寿司握り体験

 

マイ味ぽん!

ミツカンの看板商品「味ぽん」。なんと!オリジナルラベルの「マイ味ぽん」を作ることができます。ここでしか作れない「あれ」とは、このマイ味ぽんのことです。

 

プリクラみたいな機械で写真を撮り、出てきたオリジナルラベルを味ぽんに貼り付けて完成です。自分や家族の写真で撮れば、世界に一つだけの味ぽんをゲットできます。

裏技でスマホの写真も使うことができます。といっても、スマホの画面を機械のカメラに写すという原始的なやり方です。スマホの向きは横向きが良さそうです。縦向きにしたら、両脇にスマホを持つ指が映ってしまいました。。。

 

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マイ味ぽんが作れる!

 

お土産ショップ

お土産ショップには、ミツカンならではのグッズが売っています。数ある魅力のグッズの中から、「醤油皿」を購入しました。醤油を入れるとMIMの建物が浮かんできます。お寿司を食べるときに使おうかなぁと思います。もちろん、酢飯はミツカン酢で!

 

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お土産ショップ

 

まとめ

ミツカン本社に隣接した場所にある「ミツカンミュージアム(MIM)」について紹介しました。半田で生まれたミツカン。今ではお酢だけでなく、色々な商品を世に出し、日常の食生活で欠かせない存在になっています。

 

江戸の寿司人気を支え、現在でもその人気が衰えないミツカン。その歴史やお酢のつくり方、食文化など、お酢のことをここ、ミツカンミュージアムで知って、体験してみてはいかがでしょうか。

 

「ウェイク味ぽん!」、世界に一つの宝物をゲットしました!!

 

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半田運河