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井伊直虎ゆかりの「龍潭寺」の素晴らしき日本庭園と浜名湖「清水家」のうなぎを堪能する旅 <静岡県 浜松市>

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静岡県 浜名湖の北部は昔より井伊谷(いいのや)と呼ばれており、戦国時代に徳川四天王として活躍した「井伊直政」の井伊家発祥の地でもあります。その井伊谷にあるお寺「龍潭寺(りょうたんじ)」は井伊家の菩提寺であり、井伊家の歴代のお墓もあります。2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」でも、歴史の舞台として龍潭寺が登場しています。

 

ドラマで有名になった龍潭寺ですが、歴史的な魅力だけでなく、季節折々に表情を変える日本庭園もこのお寺の大きな魅力でもあります。この日本庭園を目的に来られる観光客も後をたちません。

 

今回、井伊家ゆかりの龍潭寺を訪れ、素晴らしい日本庭園を楽しんできましたので紹介したいと思います。

また、龍潭寺近くの浜名湖はうなぎで有名!ということで、龍潭寺から車で数分の所にある、地元でも有名なうなぎ屋「清水家」の蒲焼を堪能しましたので、こちらも紹介したいと思います。

 

 

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龍潭寺

アクセス

新東名高速道路「浜松いなさIC」を降り、国道257号線を南下すると10分ぐらいで到着します。国道から県道に入ってすぐの所で、看板「龍潭寺庭園、女城主直虎」が出てくるので、ここに駐車します。少し注意していないと通り過ぎてしまうかもしれません。

 

 

・住所:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989

・電話:053-542-0480

 

龍潭寺マップ

駐車場から参道を歩き山門をくぐります。山門から右手の方に歩いて行くと、拝観受付所があります。日本庭園を眺める場合は、ここから入ります。山門から左手の方に行くと仁王門があります。

 

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左:山門 / 右:庫裡(くり)拝観入口

 

拝観情報

拝観時間:9:00~16:30(17:00閉門)

拝観料金:大人 500円 / 子供 200円

休観日:8/15、12/22~27

 ※JAF会員は10%オフになります。入観時に忘れずに提示しましょう。

 

庫裡

庫裡(くり)と呼ばれる建物が拝観入口になります。龍潭寺は禅宗寺院であり、寺院の台所という意味があります。玄関で靴を脱いであがります。スリッパや杖などは床への傷防止のため、使用禁止です。靴下を忘れずに履いていきましょう!(裸足もやめましょう)

 

入ってすぐの所に富士山の立派な屏風と大きな壺が飾られています。建物は1815年に建てられ、天井、壁、床一面に歴史を感じます。静寂に包まれた雰囲気のあるお寺です。

 

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本堂

庫裡の隣が本堂になります。広い廊下が続き、床は鴬張り(うぐいすばり)となっており、歩くたびにきしみ音がします。不審者がいれば音で気づく、昔の防犯機能のひとつと言えます。

 

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本堂には立派な仏像「釈迦牟尼佛」があります。表面の金箔が一部剥がれているのは、明治初期の廃仏毀釈の動乱中に、剥がされた跡とのことです。昔は本殿前に大仏殿があり、その際に壊されたそうです。当時の方針で従わざるを得なったかもしれませんが、今考えると本当に罰当たりでなんてことを…と感じてしまいます。 

 

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龍潭寺は井伊家の菩提寺であり、ドラマでも有名になった、井伊直虎ゆかりのお寺でもあります。井伊直虎と幼き日の直正のオブジェが置いてありました。直政がおもちゃで遊んでる姿を温かい目で見つめる養母・直虎のやさしさが伝わる感じがして、すこしほっこりした気持ちになりました。

 

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戦国の動乱のなかで、直政は幼少期を鳳来寺でも過ごしています。鳳来寺は愛知県新城の山の上のお寺で、風光明媚な場所に建てられています。以下の記事でも紹介していますので、興味があれば読んでみてください。

 

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本堂前の庭も砂利が綺麗に整えられ、趣のある庭になっています。お寺全体がしっかり手入れ、整備されており、庭を見ているだけでも楽しい気分になります。

 

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開山堂・萬松稲荷

開山堂(二重の塔)は龍潭寺歴代の住職が祀られているお堂です。中には身代わり地蔵さまも祀られています。その他に、井伊家のお籠も置いてあります。

すぐ隣の萬松稲荷は正夢稲荷とも呼ばれています。お寺の住職の夢にお稲荷さんが現われ、この黄金で祠を建ててほしいとお告げがあったそうです。目を覚ますと枕元に本当に黄金3両がおいてあり、この祠が建てられたそうです。それ以来、夢をかなえてくれるお稲荷さんとして信仰されています。絵馬(200円)に願い事を書いて祈ってみると良いかもしれません。

 

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左:開山堂と萬松稲荷 / 右:萬松稲荷

 

龍潭寺庭園

龍潭寺にはここを目当てに訪れる観光客が多いといっても過言ではないぐらい、立派な日本庭園が本堂の裏手にあります。江戸時代に小堀遠州により作られ、現在も庭職人の手によって立派に整備、管理されています。

 

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廊下に腰をおろして(座布団があります)、のんびり庭をみているだけで心が落ち着いて、清々しい気持ちになれます。スピーカーから流れる説明により、庭に置かれた石やその配置の意味を理解することができます。石それぞれが仏様だったり、ひとつの世界観が庭に表現されています。

 

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庭を眺める時間帯ですが、午前中がお勧めのようです。写真は冬の午後の様子ですが、ご覧の通り、本堂の影が庭に写り込んでしまいます。庭全体が日に照らされた午前中や、もしくは曇り、雨の日も晴天時と違った趣があってよいかもしれません。

 

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年に1回だけ、紅葉の季節に合わせて夜間ライトアップのイベントも実施しています。昨年は11/22(金)から24(日)の3日間、夜の20:30までライトアップされていました。人気があって混みそうですが、機会があれば行ってみたいです。

 

共保公出生の井戸

龍潭寺から歩いて2分程度の場所に、井伊家初代の井伊共保(ともやす)出生の井戸があります。行ってみると田んぼ中にポツンと井戸が祀られている場所があります。1010年頃に共保が井伊谷に移り住み、井伊と姓を改めたことで井伊家の歴史が始まっています。

 

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浜名湖のうなぎ「清水家」

龍潭寺から車で5分ぐらいの所に、3代続くうなぎの老舗「清水家」があります。お昼時になると多くのお客さんで混雑し待つほどの人気店です。浜名湖周辺に遊びに来た際に訪れるうなぎ屋さんのひとつになっており、15年ぐらい前から何度か訪れています。今回、数年ぶりに行ってみました。

 

アクセス・店舗情報

店舗はこじんまりとしており、駐車場は店の前の数台と、店舗横、あと離れた場所に20台ぐらい停められる専用駐車場があります。昼時になると観光客を中心に、満車で入れないということが多々あります。

 

 

営業時間:11:00~18:00(無くなり次第終了)

定休日:水曜日

席数:45席

住所:静岡県浜松市北区細江町気賀238-2

電話:053-522-0063

 ※クレジットカードは使用できません

 

うなぎの蒲焼を堪能

嫁さんと二人で訪れ、特うな重(3,500円・税別)とうな丼(2,100円・税別)を注文しました。違いはうなぎの量で、特うな重は1匹、うな丼は半分になります。ご飯の大盛も150円ででき、迷わず二人とも大盛りを注文しました。

 

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特うな重・肝吸い付き (3,500円・税別)

 

焼き加減はどちらかというとふっくら焼き上げた感じで、皮がパリ、中がふんわりという感じではないです。身の厚みが感じられ、柔らかく、食べやすい印象があります。噛んだ瞬間にうなぎの旨味を含んだ脂が口いっぱいに広がります。

 

タレは醤油で甘辛く仕立ててありますが、濃いめの味付けに慣れていると少し物足りなさを感じるかもしれません。しかしうなぎ本来の味を楽しむのであれば、このくらいの味付けがベストなのかもしれません。

 

数年ぶりに食べましたが昔と変わらず、大変美味しかったです。

 

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うな丼 (2,100円・税別)

 

行くなら14時過ぎ!

お昼時に行くと混雑しているため、時間をずらして14時以降に行くことをおすすめします。今回は15時ぐらいに行きましたが、自分たちを入れて3組程度でした。すぐに食べることができ、のんびりできるという意味でも、この時間帯をおすすめします。

しかし、うなぎが無くなると営業終了となるため、行く際に電話で連絡すると安心かと思います。

 

まとめ

井伊直虎、井伊家とゆかりのあるお寺「龍潭寺」を訪れ、立派な日本庭園を中心に紹介しました。

 

NHK大河ドラマで全国的にも有名になり、多くの観光客で混雑する時期もあったそうで、今では以前のように観光客も落ち着き、ゆっくり拝観できるようになったとのことです。ぜひ、この機会に一度訪れてみて、素晴らしい日本庭園でゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

近くにはうなぎで有名な浜名湖もあり、うなぎの名店が多く軒を並べています。その中でも、3代続くうなぎの名店「清水家」で、観光がてら、美味しいうなぎを堪能するのもよいかと思います。

 

浜名湖周辺の観光地として、龍潭寺、おすすめです!

 

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