最近では話題豊富な彩の国さいたま。
アニメ「クレヨンしんちゃん」の舞台である春日部市や、同じくアニメ「らき☆すた」の舞台となった鷲宮町(2010年に久喜市と合併)など、特に埼玉東部はアニメの聖地として有名な場所があります。
また、埼玉県人なら誰でも知ってるであろう?「うまい、うますぎる!十万石まんじゅう!」も東部に位置する行田市の銘菓です。さらに隣の加須市はうどんで有名など、意外と(失礼な!)、埼玉東部は聖地や名物が多い地域です。
またさらに、温泉まで湧いている場所もあります。
今回は埼玉県の東部、「鷲宮神社」、「百観音温泉」、「加須の登治うどん」をぶらりドライブで巡ってみたので紹介したいと思います。
ルート
久喜市にある鷲宮神社と百観音温泉、加須市の登治うどんの順に紹介していきます。
鷲宮神社
旧鷲宮町(2010年に久喜市と合併し現在は久喜市)にある神社で、関東最古の神社といわれています。年末年始にかけては多くの初詣の参拝客で賑わっています。
鷲宮神社の参道入り口の大鳥居ですが、一昨年の2018年の8月11日に老朽化が原因で倒壊してしまいました。朱色で立派な大鳥居だった記憶があります。
鷲宮神社ですが、2007年に放映されていたアニメ「らき☆すた」の舞台にもなっており、聖地として多くのアニメファンが訪れています。駐車所にはバッチリ決めた痛車を時々みることもあります。
地域の方もアニメファンを温かく迎えており、土師祭では千貫神輿と一緒に「らき☆すた神輿」も登場して地域を盛り上げています。残念ながら2018年以降は土師祭が開催されていません。
「らき☆すた」といえば、「京都アニメーション」の代表作で、昨年、放火事件により多くの尊い命が失われています。亡くなられた方を想うと、事件への悲しみと怒りが湧いてきます。二度と惨事が繰り返されないよう、祈らずにはいられません。
大鳥居の近くには「大西茶屋」があり、アニメの石絵馬も飾られています。茶屋ですが経営者が代わっていますが今でも営業しています。今日は残念ながら臨時休業でした。。
参道を歩き手水舎で身を清め、拝殿でお参りします。拝殿の向かいには神楽殿があり、 年に何度か舞踊が披露されています。
拝殿の近くに御神木と思われる巨木があります。木の幹を見ると不思議と撫でてパワーを頂きたくなります。この御神木も多くの方が撫でたであろう跡がありました。コブみたいにぷくっと膨らんでいる姿に神秘的な力を感じました。
敷地内には多くの神社が祀られており、それぞれに御利益があります。境内に10社ほどあります。雑木林の中にも点在しており、天気の良い日は散策すると気持ちよさそうです。林の向こうには東武伊勢崎線が走っています。
千貫神輿も境内の倉庫に置かれており、ガラス越しですが拝むことができます。
参道の横に「みひかりの池」があり、池整備中に湧き水が溢れ出し、その際に龍のような雲が現われたとのことです。天まで龍が登る様から、昇運の御利益があります。
最後に、、今日はあいにくの雨模様だったため、以前に撮り貯めした天気の良い時の写真を載せておきます。
百観音温泉
さいたまのこの地域では珍しく、自噴泉57℃の源泉かけ流しの温泉です。
百観音菩薩を祭った観音堂と隣接しており、観音様のお告げをもとに堀削により湧き出た温泉とのことです。
泉質ですが、ナトリウム塩化物強塩温泉(弱アルカリ性)です。色は薄い褐色で湯を舐めると、かなりしょっぱい(からい)です。お湯はサラサラしていますが、入浴後の肌はつるすべになります。Na、Caイオンを多量に含み、美肌の湯と称されています。
体の芯まで温まり、冷え切った真冬の中(駐車場の車までの移動中)でも、湯冷めすることはありませんでした。
<出典:百観音温泉HP>
室内湯、サウナはもちろん、露天風呂、寝湯など、多くのお風呂を楽しむことができます。特に露天風呂は数が多く、源泉に近い高温風呂もあります。46℃近くあり、足を入れただけでギブアップでした。。適温の湯からぬるめの湯、炭酸泉などもあり、ゆっくり温泉を楽しむことができます。
「さいたまけんのこの地域にこんな良い温泉があるなんて!」
びっくりするぐらい、本当に良い温泉でした。
施設情報
温泉の他に食事処、整体、アカスリ、休憩所があります。
・料金:大人800円(平日)/850円(土日祝日)、子供400円
※支払いは現金のみ
・営業時間:8:00~23:00(平日)/土日祝日6:30~23:00
※土日祝日は早朝の朝風呂が楽しめます。
・休館日:第3火曜日(祝日の場合は翌日)
・電話番号:0480-59-4126
登治うどん(加須うどん)
埼玉県の北東部に位置するこの地は昔より小麦の栽培が盛んで、うどんが郷土料理として親しまれています。加須市内には50件近くのうどん屋が軒を並べ、おいしいうどんを楽しむことができます。
その中でも何度も訪れ、お気に入りのうどん屋「登治うどん」さんを紹介します。
登治うどんさんは今から2,30年前ぐらいは小さなお店で、いつも満席で当時から大繁盛のお店でした。その時のお店にも一度行ったことがあります。その後、道路を挟んで今の場所に移転し広くなりました。連日、地元の方を始め、多くのお客さんで賑わっています。今日もほぼ満席でした。
登治うどんの特徴は、コシがあり、のど越しが良いのが特徴です。特に冷たいうどんを頼むと、うどんの特徴をまんべんなく味わえます。
汁は関東特有の真っ黒の醤油汁です。うどんまで真っ黒に染め上がるほどです。汁が少し甘めのため、見た目ほどしょっぱく(からく)なく、最後まで飲み干せます。関西の出汁の効いた汁も好きですが、関東の汁も好きですね。
100円増しで大盛りにすることもできます。普通の倍ぐらいうどんが入っているんじゃないかと思うぐらいのボリュームです。
加須のうどんといえば、かき揚げ天ぷらをのせて食べるのが最高です。甘しょっぱい汁に漬けて、汁をしっかり吸いこませたかき揚げをうどんと一緒に食べる。至極の瞬間ですね。たまりません。
店舗情報
・営業時間:10:00~14:30/17:00~19:30
・定休日:月曜&第3火曜日
※定休日でも営業していることがあります。
・電話番号:0480-61-0615
おまけ
さいたまで有名なアニメ「クレヨンしんちゃん」。
ララガーデン春日部に行った際、ゲーセンにオブジェが飾ってありました。地元に愛されていることがよく分かります。しんちゃんの手形とおしり形?も飾ってありました。
もうひとつ、さいたまのソールフードのひとつに「山田うどん」があります。秘密のケンミンショーでも紹介された、関東に店舗を展開するチェーン店です。ここでいつも食べるのが、かき揚げ丼と天ぷらうどんです。サクサクのかき揚げが最高です!
汁は定番のまっくろ汁です。無性に食べたくなる魔力があります。
まとめ
彩の国さいたまの東部、鷲宮神社、百観音温泉、登治うどん(加須うどん)を紹介しました。
映画「翔んで埼玉」などで話題になったさいたまけん。テレビでも若干、自虐的に紹介されている面がありますが、全国的にも誇れる名所やグルメが埼玉にはたくさんあるかと思います。
これからもさいたまを訪れて、隠れた観光スポットも含め、色々と紹介できたらと思います。今度は秩父の方で観光しつつ車中泊してみようかな。。