BABY METAL(ベビーメタル)待望の3枚目のフルアルバムが、今年10月11日に発売されました。前作から約3年半、待ちに待ったアルバム発売です。
発売前から予約し、速攻でアルバムを入手し聴き倒しましたので、感想をまじえつつ紹介していきたいと思います。
ベビーメタルって何!?
ベビーメタルは女性2人組のユニットで、2010年頃より活動しています。ボーカルの「SUMETAL(スゥメタル)」と主にダンスを担当する「MOAMETAL(モアメタル)」、楽器を担当する神バンドのメンバーで構成されています。
曲調はゴリゴリのメタルサウンドが中心で、透き通った伸びのある歌声と絶妙にマッチし、違和感なく聴くことができます。アイドルユニット出身ですが、声量とメタルを難なく歌い上げる姿は、メタルファンでなくても迫力に圧倒されるレベルです。
X-JAPANや外国の有名なバンドとも共演を果たしており、日本のみならずワールドワイドで活躍する、日本を代表するメタルグループになっています。
18年まで女性3人ユニットで活動していましたが、メンバーの事情により「YUIMETAL(ユイメタル)」が脱退しています。その後はアベンジャーズと呼ばれるサポートダンサーにより、ライブなどでは3人体制でパフォーマンスを披露しています。
ベビーメタルのファンになった理由
元々、若い時からハードロックやヘビメタが大好きで、洋楽を中心に多くのCDを聴いて楽しんでいました。今でも初期の頃のハロウィーンのアルバムは、発売して30年以上経ちますが、お気に入りで聴いています。(「守護神伝、第1章、2章」は神アルバムと思っています。)
最近では日本のバンド音楽も好きで聴いており、テレビでたまたま紹介されていたベビーメタルのライブの様子を見て、一発で虜になりました。見た目は可愛いアイドルですが、曲はゴリゴリのメタル。曲に負けないぐらいのボーカル。ステージを駆け回るパフォーマンス。
「なんだこりゃ!!?すごすぎる!」 状態です。
初めて聴いた曲は、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」で、2013年のメジャーシングルになります。最初から最後まで、ツーバスの駆け抜けるリズムをベースに、ヘビーなギターリフ、哀愁のあるメロディーと力強く伸びのあるボーカル、、完璧です!
BABYMETAL - イジメ、ダメ、ゼッタイ - Ijime,Dame,Zettai (OFFICIAL)
この曲が発表されてからもう6年が経ちます。
待望の3rdアルバムってどんなの!?
前置きが長くなってしまいましたが、ここから待望の3枚目のアルバムの収録曲ついて、感想をまじえつつ紹介していきたいと思います。
アルバム収録曲
今回のアルバムは2枚組になります。アルバムごとに曲調が異なり、1枚目はヘビーサウンドは健在ですが、今までのベビーメタルにない曲が散りばめられています。2枚目は前作からの流れを引き継いだような、今まで慣れ親しんだベビーメタルサウンドです。
<DISK-1>
1.FUTURE METAL
2.DA DA DANCE (feat. Tak Matsumoto)
3.Elevator Girl
4.Shanti Shanti Shanti
5.Oh! MAJINAI (feat. Joakim Brodén)
6.Brand New Day (feat. Tim Henson and Scott LePage)
7.↑↓←→BBAB
8.Night Night Burn!
<DISK-2>
1.IN THE NAME OF
2.Distortion (feat. Alissa White-Gluz)
3.PA PA YA!! (feat. F.HERO)
4.BxMxC
5.Kagerou
6.Starlight
7.Shine
8.Arkadia
DISK-1より
お決まりの導入インスト曲で始まります。これから始まるベビーメタルの世界への旅立ちを連想させる曲です。DA DA DANCEが始まると、一転、今までのベビーメタルでは聴いたことがないダンス調のノリノリサウンドになります。なぜか90年代を彷彿とさせる懐かしさがあり、アラフォーおじさんが若かりし頃を思い出し、踊りだしてしまいそうです。フォォオーー!!
Elevator Girlはヘビーサウンドをベースに疾走感あるキャッチーな曲です。ドライブで聴いていると、ついついアクセルを踏みすぎそうです。Shanti Shanti Shantiになると、これまた一転、インド風の異国情緒あふれる曲になります。しっかり雰囲気を歌い上げており、スゥメタルの歌唱力には脱帽です!
Oh! MAJINAIはちょっとコミカルな感じの曲です。スウェーデンのサバトンというバンドのボーカルとの掛け合いで、終始「NAI NANA NAI・・・」を連呼。なんだこりゃ。頭から離れない。。
Brand New Day、↑↓←→BBABはPerfumeが歌いそうな、ポップな曲調で、完全にヘビメタは鳴りを潜めています。ベビーメタルでデジタル声は初めて聴いたような気がします。Night Night Burn!も少しラテン調も織り交ぜており、ベビーメタルの違った一面を見ることができます。
ところで、↑↓←→BBABは、グラディウスの裏コマンドかと思いました。アラフォーのファミコン世代の方なら分かるはず!↑↑↓↓←→←→BA最強コマンドです。
Disk-1はアルバムの謳い文句通り、バラエティに富んだ楽曲が収録されており、ベビーメタルの音楽の可能性の大きさを感じることができます。Disk-1でお気に入りは、DA DA DANCE、Elevator Girlです。ノリノリサウンドが癖になります!フッォオーー!!
Elevator Girl(英語版です)
BABYMETAL - Elevator Girl [English ver.] (OFFICIAL Live Music Video)
Disk-2より
2枚目のCDもインスト曲から始まります。幻想的な雰囲気で始まったかと思うと、そこから一点、地を這うようなデスボイスとヘビーなリズムでたたみかけてきます。今から始まるただならぬベビーメタルの世界を期待せずにはいられません。
Distortionは、前作アルバムの雰囲気を引き継ぎ、これぞベビーメタル!という疾走感と哀愁が漂う曲になっています。ドラムの驚速ツーバス連打が体全身にビシビシと響いてきます。
BABYMETAL - Distortion (OFFICIAL)
PA PA YA!!は初期の頃の「ヘドバンギャー!!」のような、ヘビーだけどなんか踊りだしたくなるようなノリノリな曲調です。デスボイス隊との掛け合いも聴いてて面白いです。BxMxCはベビーメタルには珍しい?デジタル声を絡めた、ちょっとラップみたいな、上手く表現できませんが、不思議な曲です。
Kagerouになると、また一転してボーカルの歌唱力を存分に発揮し、歌い上げる正統派ハードロックような曲になります。サビの「ひらひら、ゆらゆら、揺れる~」という歌いまわしが心地よく好きです。
Starlightは2曲目のDistortionに負けず劣らず、疾走感あふれる曲になっています。スピード感がある曲がベビーメタルの真骨頂であると勝手に思っています。
BABYMETAL - Starlight (Official)
Shineでは、三拍子(6/8?)のスローバラード調になります。スゥメタルの伸びやかな声質が遺憾なく発揮された、文句なしの名曲です。ベビーメタルの旅が終わりに近づいていると感じざるを得ません。
そして最後は、Arkadia。アルバム全体で一番疾走感、スピード感ある曲でアルバムが締めくくられています。まだまだベビーメタルの旅は終わっとらん!と言わんばかりの力の入った曲です。まだまだ、旅は終わらせませんよぉ~。
まとめ
今年の10月に発売された、3年半ぶりのベビーメタル、3rdフルアルバム「METAL GALAXY」を聴き倒し、曲紹介、およびその感想を思うがままに書いていきました。言葉だけでは伝えるのが下手で、実際に聴いてその良さを感じて頂ければと思います。
今回のアルバムで一番好きな曲は?と問われたら、迷わず、
DA DA DANCE !!
聴いた瞬間、90年代の懐かしいサウンドとベビーメタルのサウンドが見事に融合され、完全に虜になってしまいました。ヘビロテ確定です。フッォオー!!
ヘビメタが苦手な方でも、今回のアルバムは曲調がバラエティーに富んでおり、一聴の価値があるかと思います。ベビーメタルにはまってファンになるかもしれません。
これからもベビーメタルのファンとして、彼女らのサウンドを聴きながら、応援していきたいと思います! もうすぐ、アラフィフのおじさんですが、、、。。。
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