ウェイクで行く車中泊の旅

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魅力満載の熊野古道センターに行ってみよらい <三重県・尾鷲市>

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世界遺産 熊野古道のひとつで有名な馬越峠のある尾鷲市に、古道の歴史や地域の文化に触れることができる、「熊野古道センター」があります。2007年に開館し今年で12年目を迎える、まだまだ新しい施設です。

 

熊野古道センターの近くに、「夢古道おわせ」があり、地元の旬の食材を使ったランチバイキング、日帰りの湯「夢古道の湯」を楽しむ施設もあります。

 

熊野古道センターでの特別展示会(~8/18)では、絵本作家の山本真嗣(しんじ)さんの原画展が開催されていました。山本真嗣さんは三重県紀宝町出身で、CMや子供番組などで作品を見ることできます。

 

熊野古道センターってどんなところ?

これから行ってみようと思っている方に、少しでも参考になるように紹介していきたいと思います。

 

熊野古道センターに行ってみよらい!

(尾鷲弁で、行ってみよう という意味です)

 

熊野古道センター、夢古道おわせの場所

紀勢道 尾鷲北ICを降り、尾鷲湾に向かうと「熊野古道センター」があり、「夢古道おわせ」はセンターから歩いて5分程度の場所にあります。駐車スペースはセンター側に約55台、夢古道側に約30台あります。また、それぞれの施設の間に砂利で区画線のない駐車場もあります。よほどの混雑でない限り駐車できないことはありません。

 

 

熊野古道センター

駐車場に車を停め、熊野古道をイメージした石積みの階段を上がっていくと、熊野古道センターに到着します。センター建物の横にロータリーもあり、車でそこまで行き、センター近くで同乗者の乗り降りも可能です。

 

熊野古道センターのある高台から、尾鷲のまち、海、山々が広がるパノラマの景色を楽しむことができます。

 

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熊野古道センター

 

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左:石積みの階段 / 右:尾鷲のまちを一望

 

センターは、「交流棟」、「展示棟」、「研究収蔵棟」の3つに分かれています。

 

展示棟

展示棟では、熊野古道の歴史をジオラマやパネル、映像、模型を使って詳しく紹介されています。昔の人々が熊野古道を行き交う様子のジオラマは、宿場、山賊の襲撃、茶屋での休息など、当時の様子が分かる必見の展示物です。

 

熊野古道の歴史や自然なども大型プロジェクタで上映していますので、熊野古道を知る上で大変参考になります。係員の方も親切で、色々と話しかけて聞いてみるのもよいかと思います。

 

熊野古道センターに立ち寄ってから熊野古道を歩くと、より歴史や自然を感じながら楽しめるかと思います。

 

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左:展示棟内 / 右:展示物(一部)

 

交流棟

交流棟は体験学習や会議室、和室など、広く多くの方がくつろぎ、交流の場となっています。建物内に入ると尾鷲ヒノキの香りに包まれます。自由に使えるテーブルもあり、弁当や飲み物などの持ち込みも可能です。

 

地域の観光パンフレットやスタンプラリーがあり、今回、ヒノキでできたキーホルダーを頂きました。以前はピンバッチを貰ったこともあります。ヒノキの端材もあり、自由に持ち帰りOKです。

 

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左:開放感のある交流棟 / 右:ヒノキのキーホルダー

 

研究収蔵棟(特別展示室)

展示棟の裏側にある研究収蔵棟には、図書資料室と展示室があります。展示室では不定期的に色々なイベントが開催されています。

 

山本真嗣さんの原画展

今回、絵本作家の山本真嗣(しんじ)さんの原画展が開催されていました。

実は山本真嗣さんを存じ上げておらず、今回の展示会で、三重県紀宝町出身の絵本作家で、子供番組やCMでの作品で広く活躍されていることを知りました。キャラクターがかわいく、またイラストが繊細で、一緒に行った嫁さんともにファンになってしまいました。

 

今年の2月に発刊された「にっぽん全国のさがしもの」の原画が展示されています。内容は、巻きずしの「まきえもん」が病気になった姫を元気にするため、全国のおいしい郷土料理、お土産を集めてくるというお話です。

 

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左:研究収蔵棟 / 右:まきえもん

 

全国都道府県を代表する風景、食べ物が、1ページにところ狭しと描かれており、背景やキャラクターの、例えば米粒まで繊細に丁寧に描かれています。都道府県毎にページがあり、北海道から沖縄まであり、多くの特産品が描かれています。自分の地元の県をみましたが、あるある!と共感することが多く、全国を緻密に取材されたことが伺えます。展示物に取材ノートがあり、びっしりと特産物などが書かれていました。

 

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左:展示場 / 右:山本真嗣さん紹介パネル

 

今なら熊野古道センターでこの絵本を買えることを知り、迷わず購入しました。久しぶりの自分用の絵本購入です。「全国をまわって特産品を集める」というまきえもんが、「車中泊をして全国をめぐる」自分と重なってしまいました。いつかは自分もまきえもんのように全国の観光地を訪れてみたいです。

 

購入した絵本ですが、なんと、、本人直筆のイラストとサインが入っていました!15部限定で残り数冊の所で間に合ったようです。家宝として大切にしたいと思います。

 

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左:絵本 / 右:著者直筆のサイン入り

 

夢古道おわせ

夢古道センターには、日帰りの湯「夢古道の湯」、地元の旬の食材を使用したランチバイキング楽しめる「お母ちゃんのランチバイキング」、「古民家カフェ」があります。古道の湯、バイキングを紹介したいと思います。

 

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左:夢古道の湯 / 右:食事処

 

夢古道の湯

尾鷲の海洋深層水を使用した日帰り入浴施設になります。内湯と露天風呂があり、信楽焼の浴槽が2つあり、大人が2人分ぐらいのサイズです。酸性とアルカリ性で分かれており、交互に入った方がよいのか、 すこし悩んでしまいます。

 

保温、保湿に優れているということで、入浴後はしばらく体が温まっていることを実感できます。休憩所から見える尾鷲の海や山々は大変美しく、ほてった体をゆっくりさましながら景色を楽しめます。

 

ここに来たら、忘れず「大内山の牛乳」を飲むことをお勧めします。コクがあり牛乳の旨味が味わえます。

 

入浴料は大人600円(シニアは500円)、子供300円です。

 

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露天風呂
<出典:夢古道おわせ

 

お母ちゃんのランチバイキング

ランチの時間帯(11:00~14:00)のみの営業の食事処です。品切れになると閉店になりますので、早めに入店することをおすすめします。料金は大人1200円(シニアは1000円)、子供は700円です。

 

地元の旬の食材を使用した健康志向のランチバイキングです。地元のお母ちゃんたちがグループを作って、週替わりで料理を作って提供してくれます。旬の地元素材、栄養バランスがよく健康で、地元の方が伝統的、習慣的にたべているものをモットーに料理が作られています。

 

メニューは豊富で健康的な料理ですが、味付けもしっかりしており、美味しく満足できるランチバイキングです。訪問日(作るグループ)や時期によってもメニューが変わるため、いつ行っても新鮮なランチが楽しめます。

 

今回自分が選んだ料理ですが、すべてを紹介しきれませんが、他にも尾鷲の特産の生節なども並んでいました。

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ランチバイキング

 

店内は田舎の小学校の教室をイメージしており、懐かしい雰囲気があってよかったです。オープンテラス席もあり、尾鷲の景色を見ながら食事ができます。夏のため暑く、利用している人はいませんが、涼しくなったら外で食事してみるのもおすすめです。

 

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店内は懐かしい小学校の教室の雰囲気

 

まとめ

三重県 尾鷲市にある「熊野古道センター」と「夢古道おわせ」を紹介しました。

 

センターでは、熊野古道の歴史や地域の自然などを知ることができます。熊野古道を歩く予定のある方は、ぜひ立ち寄りたい施設です。

 

夢古道おわせでは、尾鷲の海洋深層水で体があたたまり、また、お母ちゃん食堂では地元の食材を活かした料理をいただき、心も体も大満足です。

 

特別展示会で、山本真嗣さんの作品に出合い、その緻密な作風でファンになり、40歳過ぎのおじさんがまじめに絵本を購入することになってしまいました。

 

世界遺産 熊野古道を訪れる際は立ち寄り、地元の歴史、自然、料理などにふれてみてはいかがでしょうか。