奈良県の最南部に日本一大きな村、十津川村があります。山々に囲まれた自然豊かな場所で、瀞峡や十津川温泉など、多くの観光地があります。三重、和歌山との県境の村で、どちらからもアクセスが可能です。
自然豊かな十津川村ですが、「谷瀬の吊り橋」と呼ばれる大きな吊り橋があります。スリル満点の吊り橋として有名で、多くの観光客で賑わっています。
今回、実際に行ってみて、そのスリルを味わってきましたので紹介したいと思います。
谷瀬の吊り橋について
十津川村を流れる十津川を渡るように、山と山の間に長い吊り橋がかけられています。昔は川に橋をかけて渡っていたそうですが、幾度とある川の増水で橋が壊されるため、村民によって戦後に吊り橋がかけられ、今のかたちとなっています。
全長は297.7m、高さは54mもあります。マンションなどの建物の高さで換算すると、約18階建て相当の高さになります。ガンダムで言うと3機分です。
吊り橋をカップルで渡りきると仲良くなれるそうです。ぜひ、彼女さんの手を引いて、頼れる男性をアピールしましょう。手が震えないように注意しましょう!
アクセス方法
奈良県の最南部の山間の村で、車でのアクセスになります。国道168号線を走り、村北部に谷瀬の吊り橋があります。
上野地トンネルの北、南側のどちらからも吊り橋へ行けますが、トンネル北側から入った方がお勧めです。連休シーズンということもあり、警備員が至る場所に立っており、駐車場までの案内はスムーズです。
村営の駐車場(500円)の駐車スペースは広く、また出入りも頻繁なので、混んでいても少し待っていれば駐車できます。24時間駐車可能で、係員がいない場合は、入口の集金箱にお金を入れればOKです。トイレも完備です。
いざ、谷瀬の吊り橋へ!
駐車場から歩いて数分で吊り橋に到着します。途中にお土産、食事処がありますが、営業時間が17時まで(お土産が18時)とのことです。
(1)吊り橋を渡る方法
吊り橋ですが、安全への配慮のため、一方通行になります。また、人数制限もあるので、入口の係員の指示に従ってください。OKが出て渡り始めますが、吊り橋ということもあり、揺れもそこそこあります。もし、手荷物で落としやすいものがあれば、事前にカバンにしまって落とさないように注意してください。
※吊り橋の渡り方は時期によって変わる可能性があります。
(2)料金
料金は大人200円、子供は100円です。吊り橋を渡り切った、バス乗り場で支払います。一方通行のため、入口側に戻るのにバスを利用します。ピストン輸送でバスが来ますので、それほど待たずに乗車できます。バスを利用しない方は歩いて帰ることも可能ですが、それなりの距離があります。
出口側のバス乗り場近くにもお土産屋やトイレがあります。
※料金や支払い方法なども時期により変わる可能性があります。
(3)スリル満点!吊り橋を渡る
お待たせしました。スリル満点の吊り橋をお届けします。
吊り橋はワイヤでフェンス状に組まれており、人が落ちないようにしてあります。足元には骨組みされた枠の上に、1m弱の板が敷いていますが、歩くたびにガタガタ動きます。
吊り橋の揺れですが、渡り始めたときから揺れ始め、20mも行かないうちに、「これはやばいかも。戻りたい」という気持ちになります。揺れは収まるどころか、橋の真ん中あたりでピークを迎えます。しかし、不思議と慣れたせいか、さきほどまでの恐怖心はありません。
渡り始めると揺れや高さにも慣れ、山々の自然や空、眼下に広がる十津川などを眺める余裕が生まれ、まるで空中を歩いている、そんな爽快な気分になりました。
十津川の周りはオートキャンプ場にもなっており、キャンプやバーベキューで大変賑わっていました。
(4)絶品!串こんにゃくを味わう
無事、吊り橋を渡り切り、バスで駐車場まで戻ると、入口に観光案内所があります。中には休憩所もあり、かき氷やこんにゃくおでんが味わえます。
串こんにゃく(おでん)ですが、普通とゆず味の2種類あり、ゆずの風味が広がり、大変おいしかったです。吊り橋に行った際は、ぜひ、食べてみてください。1本150円です。
まとめ
奈良県・十津川村にある「谷瀬の吊り橋」を紹介しました。
スリル満点で渡り始めると揺れと高さに少し怖さを感じますが、すぐに慣れて、逆に空中を歩いているような感覚で、爽快な気分になれました。
まさに天空の架け橋 といった感じです。
山間にありアクセスが少し大変ですが、谷瀬の吊り橋の他にも魅力的な場所がたくさんあります。瀞峡や十津川温泉など、十津川村の観光スポットを訪れ、豊かな自然を感じてみてはいかがでしょうか。