最近の車はUSB端子が標準装備であったり、AC(交流)電源もオプションで追加することが可能です。しかし、ウェイクの場合、オプションで3万円近くかかるため、後付けした方が安く済みます。
そこで純正オプションを選ばず、社外品の車載向けインバータを購入し取り付けたので紹介します。
注意)電気関連の機器取付は自己責任でお願いします
インバータ選定について
インバータを選ぶにあたり、人それぞれ基準があるかと思いますが、自分の場合は以下の通りになります。
・できる限り小型
・ACコンセントは2個以上
・USBもあった方がうれしい
・電源容量はできる限り大容量
(ただし、自炊で使うような電気を使う家電は使用しない)
・安全保護機能付き
なんとも適当な基準ですが、ネットで調べてみるとそこそこあることが分かります。いくつかの製品の中で、今回選んだのは、「suaoki 300W ハイパワーインバータ」です。
サイズは150×95×55mmで手の大きさぐらいのサイズです。ACコンセントは3口(50Hz/60Hz切替可)、USBは2口(5V,2.1A)あります。電源はアクセサリーソケットだけでなく、ワニぐちプラグの配線に繋ぎ変えれば、バッテリから直接、電源を取ることができます。車外で作業する際には重宝するかと思います。
ここで気になるのが、ウェイクのアクセサリーソケットからの電源容量はいくつになるかという点です。
ウェイクのアクセサリーソケットの電源容量は
アクセサリーソケット(シガーソケットともいう)の電源容量の調べ方は簡単です。車に付属する取扱説明書に記載されています。取説によると、ウェイクの容量は120W です。電圧が12Vなので、電流は10Aまでになります。
10A以上(120W以上)電流が流れると、車両のフューズが飛んで配線系統を保護します。10A以下で使用しないとダメです。
ということは300Wあっても意味がないのでは…ですが、その通りです。たぶん社外でバッ直(バッテリへの直接配線)で使用することはほぼ無いと思われるので、宝の持ち腐れになります。でも選んでしまう、これが自分の性格なので諦めています。
※ACとDCで容量が違うのかもしれませんが計算方法分かりません…。
配線方法
インバータを直接、車のアクセサリソケットに差し込めばOKですが、これだと他の車載機器(12V)が使えなくなるため、3連ソケットで分岐することにしました。
3連ソケットですが、個々にスイッチで入り/切りできるものがよいと考え、某カー用品店を何件か探してみましたが、スイッチ別体のものはありましたが、一体型のものはどこを探してもありませんでした。
ネットで探してみると結構あるのに驚きます。たくさんある中で選んだのは「YANTU 3連ソケット」です。個別スイッチが本体一体で更に接続時はLEDが光って分かるようになっています。USBポートも2つ付いています。電源容量は全体で120Wです。
これを使って分岐することにしました。
インバータ機器の固定方法
機器ですが、メッシュネット(カインズホームで購入)を荷室に組んだラックに固定して設置することにしました。
荷室のラックへ固定する際は、走行中の振動でカタカタ音がしないようにクッション材を間に挟んでいます。
配線は引っ掛けて断線させないように、結束バンドでメッシュネットに多少の余裕を持たせて固定しています。
インバータを設置し、最後はアクセサリソケットに3連ソケットを配線して完成です。ウェイクは前席と後部荷室の2か所にありますが、荷室側にプラグを挿し込みます。
完成
後部席側から見た感じがこれです。
綺麗に設置できて満足です。これからは車内でパソコンやテレビ、DVDプレイヤーなどを繋げて楽しみたいと思います。また、ノートパソコンなどの充電機器やポータブル電源の充電にも活用したいと思います。
使用していないソケット用の蓋ですが、良いものがないか探しています。
電気機器の接続、使用に関しては電源容量を守ることが必須です。ネットで調べると一般的な家電製品の消費電力が出ていますので、事前に使用する電子機器、家電製品の容量を知ったうえで電源容量を超えないような使用の徹底をお願いします。